鈴木玲治・大石高典・増田和也・辻本侑生編著『焼畑が地域を豊かにする』火入れからはじめる地域づくり
https://www.nanshin-lib.jp/WebOpac/webopac/searchdetail.do
広がりつつある焼畑の具体事例が多いです
かつて人口が増えていた時代、焼畑は「労働生産性(労働力の割に収穫量が多い)は高いが、広い土地が必要になる農法」なので積極的に守る意識がなかった。しかしこの過疎化の時代、上記の少なめの労力で多めの収穫ができ広い土地を適切に管理できそうな方法は検討に値するものとなっているだろう。少し荒れ気味の土地や放置している土地があるのなら情報収集に走るのはどうだろう。
焼畑は一人で完遂するタイプの農業ではないので割と各地に「結い」が存在したので、自分の土地でなくとも手伝った人も生きていることが多いだろう。それぞれ経験した焼畑は異なるだろう。林は炭焼き林にし草地を焼畑にしたこともあれば、林業をうまく回すために焼畑をしている人もいる。焼畑を行う土地の広さ(草地なら5aから10aほどが多かった)、土地の属性、気候、自分の食べたい(栽培したい)もの、その栽培方法およびサイクル、自分が割ける時間と労力すべてが絡み合い、最後にはやってみないとわからない、となるだろう。
P.S.最近話題のWeb3.0のDAOは運営方法を定めるものなので、不動産との相性が良さそうに見える。焼畑、農地経営、山林経営、などに応用できるような知り合いができることをを願っている。
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