地方で成功するアートイベントとは。
10月13日14日、金沢の町屋ギャラリーでの
アートイベントに参加していました。
作品展示としても、スタッフとしても参加していたのですが。
とても素敵なアートイベントでした。
小規模なイベントでしたが、
2日間ともたくさんの方が来場してくださって、
大成功だったと思います。
スタッフとして参加してみて
思ったのですが、
地方で成功するイベントには
これだな!ってのがありまして。
今回はそんな話をしたいと思います。
大都市で、大きく宣伝を打てば
人口の多い地域なので、
それなりに人が来るのですが、
地方でしかも小規模となると
人口の比率から言っても
集客は大変なんじゃないのかと思うんです。
その中で、成功する秘訣っていうのは、
企画力と宣伝力
なのではないか?と思ったわけです。
コンセプトをしっかり決める
今回のイベントは、企画力が抜群によくて、
まず、コンセプトがしっかり決まっていました。
「デジタルをリアルで体験するアートイベント」
これをコンセプトにできた企画がこちら。
60名のアーティストの作品を天井から吊り下げました。
(吊り下げたのは、SNSでの映えを意識しています)
裏に感想やメッセージを書く事で、クリエイターと来場者との交流ができるようにしてあります。
各作品には、スマホをかざすとそのアーティストのSNSやサイトに繋がるチップを一緒に展示しました。
(上の写真の丸いカードの中にチップが入っています)
3Dメガネをかけると立体的に見える3Dアート掛け軸。
アートの下にあるQRコードを読み込むと、スマホの中で立体的に浮かび上がるARが出現します。
祝電NFT。
NFTはイベント前の期間、販売しました。
NFT購入者にはイベントにお祝い等のメッセージをいただいて、
いただいたメッセージを展示しました。
展示に参加してくれた60名のアーティストたちの作品。
この規模のイベントで、こんな盛りだくさんの企画!
すごいですよね!
このイベントの主催はデザイナーのMegumiさん。
彼女がそのほとんどを考えたんですが、
企画力が半端なくすごい!
彼女でないとできない企画だったと思います。
ドブ板宣伝が一番強い
そして、宣伝力ですが、
これはもう、コツコツとするしかないというか。
Megumiさんがまずやったのは
半年前くらいから
XやInstagram、Facebookで毎日告知。
さらにイベントまで毎週月曜日にNFTをフリーで配布(数量限定)
金沢に関連するイラストでNFTを配布しました。
そして、イベント1か月前くらいから
X(旧Twitter)で週2回、
参加アーティストの紹介スペースを開催。
チラシを会場周辺のお店やホテルに置いて回ったり。
Instagramの広告も打ってみましたし、
Instagramのイベント紹介アカウントにも告知を頼んだりしました。
地元のFMラジオに告知出演をしました。
新聞やテレビ局に後援をとって
取材依頼をかけたりもしました。
(新聞社2社が取材に来てくれました)
イベント当日、金沢駅前でチラシ配りもしました。
考えつくことで、できることは全部やったと思います。
結果、県内はもとより、
県外からもたくさんの来場者が来てくれました。
しっかり数えてはないのですが、
2日間で100人弱は来場したのではないかと思います。
当日は参加クリエイターさんが作ったクッキーの販売。
ワンコイン似顔絵描きもありました。
似顔絵描き担当は私です😆(本業似顔絵師やってます)
似顔絵では、来場者の笑顔がたくさんみれて嬉しかったです。
去年私が開催した個展も、コンセプトをしっかり作って、
企画展示も考え、告知もほぼ毎日やって
おおむね成功を収めました。
今回のイベントは、半年前から準備をして、
スタッフで何度も話し合いをして
できることは全てやりました。
1人ではできないイベントだったと思います。
そんなこともあって、とても思い入れのあるイベントになりました。
この記事が、地方でイベントをしてみたいなあと思っている方に
参考になればと思います。