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【第1記事】エアラインパイロットへの5つのルートとは?


─ まずは全体像を把握する ─

幼い頃から飛行機に憧れ、ついにエアラインパイロットを目指そうと決意しました。しかし調べ始めると、日本では実にさまざまな養成ルートが存在することを知り、当初は戸惑いを感じたのを覚えています。

私が調査したところ、代表的なルートは以下の5つでした。

  1. 航空大学校ルート
    国の支援を受けながら操縦士資格を取得する方法。入学試験の競争率は高めですが、学費は抑えられ、卒業後の就職実績も良いとされています。

  2. 私立大学(パイロット養成コース)ルート
    数千万円規模の学費が必要ですが、大学在学中にライセンスを取得できるため、最短でエアライン副操縦士の道を開ける魅力があります。

  3. 自社養成ルート
    航空会社が直接訓練生を募集し、全額負担でパイロットを養成する制度。自己負担がほぼ不要な分、倍率が非常に高いことでも知られています。

  4. 自衛隊や海上保安庁からの転職ルート
    公費で訓練を受け、一定年数を経てから民間へ転職するパターン。金銭的な負担はない反面、希望時期に転職できるとは限らない難しさがあります。

  5. 自費でライセンスを取得するルート(国内/海外)
    年齢や学歴の制約が比較的少なく、自分のペースで進められる一方、費用が高額になる可能性や、エアライン就職のハードルが他ルートより高いといった点が懸念材料です。

本連載では、これら5つのルートについて、「費用」「期間」「費用回収までの年数」「リスクとリターン」などの観点から整理した内容をご紹介します。最終的に、私自身がどの道を目指すべきか検討した結論もお伝えできればと思います。

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