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Apple Wireless Keyboard (A1394)でかな文字無刻印キーボードを作る
Apple Wireless Keyboard (A1394)のキートップを交換して、かな文字無刻印キーボードにした。
理由
ローマ字入力をする際、キーボードのひらがな印字は不要では?
そう考えたので、Apple純正キーボードから日本語印字を消す方法を模索した。
とはいえ、キートップを削るのもシールで無刻印にするのも避けたい。
また、英語版キートップを購入して交換することも考えたが、US配列とJIS配列では記号の配置が異なり、混乱の元になりそうだったため断念。
VAIOやFMVのように、かな文字だけ消す方法を探し、最終的にApple純正のiPad Keyboard Dock (A1359)に目をつけた。
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iPad Keyboard Dock (A1359)は、初代iPad用に設計されたDock接続のキーボード。iPad 2の発売とともに生産終了した短命のプロダクトだった。
このキーボード、Wireless Keyboard (A1394)と比べると全く同じキートップの形状をしている。
それでいて、かな印字は無刻印。
同時期に製造されたものなので、設計が流用されている可能性が高いと判断し、このキーボードからキートップを移植することにした。
確認
というわけでiPad Keyboard Dock (A1359)を購入。
ハードオフで550円だった。
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多少細かい傷があったものの、全体的に良好な状態だった。
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キートップを外してみると、キートップの爪はそれぞれこのような形状になっていた。
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左がiPad Keyboard Dockで右がWireless Keyboard。
爪はどちらも同形状であるように見える。
交換できそうだ。
制作
キートップ外し
Wireless KeyboardとiPad Keyboard Dockの交換する対象のキートップを外す。
外す際は、キートップの上からピックを刺してから、パキッと音がする
までこじ開ける。
上側のロックが外れたら、キートップを斜め上に引き抜く。
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Wireless Keyboardのキートップは小袋に入れて保管。
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キートップ移植
iPad Keyboard DockのキートップをWireless Keyboardに移植していく。
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キートップを嵌める際は、上側からスライドして差し入れ、下側の突起がパンタグラフに嵌めてから、上側の突起もプレスして固定する。
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その際、スタビライザーがある"1"キーは、先にスタビライザーを取り付けてから装着する必要がある。
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全てのキートップを嵌め終わると、このような外観となる。
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今回、iPad Keyboard Dockから移植したキートップは、全て問題なく交換することができた。
JIS配列の記号配置のままで、かな印字を排除することができた。
デスクの外観にも多少変化が出てくる気がする。
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みなさまもAppleのかな無刻印キーボードが欲しくなったら、キートップを交換してみてはいかがだろうか。