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キングダム ハーツ3感想~原作未視聴のサンフランソウキョウ編

サンフランソウキョウ
原作映画:ベイマックス(2014年)
原作未視聴のため、KH3のプレイが完全初見

この記事を書いている現在は、アニメシリーズシーズン2まで視聴済

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【ざっくりと導入】
大都会に降り立ったソラは、その感動をリクに伝えようとすると、ハートレスと戦うスーツを着た存在、そしてロボットと出会う。

【感想】
まず、私はベイマックスを「白いふわふわしたもの」であるとしか知らず、コンセプトアートの赤いアーマー(当時はそう思っていた)で飛んで戦えるんだな~くらいの認識しかなかった。

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(サンフランソウキョウってなんだ?)

都市名のサンフランソウキョウ(奏京)という、実にサンフランシスコ市街(ダウンタウン)に高層ビル群を足したような都市と、鳥居っぽいデザインをしたゴールデンゲートブリッジ。かつてサンフランシスコに旅行に行ったことがあったので、そのときに撮った写真と見比べていたが、だいたいサンフランシスコでいいだろう。

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(これは数年前にサンフランシスコに訪れたときの写真)

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閑話休題。
ビッグ・ヒーロー6と名乗る彼らと、ARデバイスを用いた「シュギョウ」を通じ、ソラの戦いを見てインスピレーションを受けたヒーローたちは、自らの武器をアップグレードさせていく(そして、このときの「Hand in Hand」と「Road To A Hero」のアレンジは、短時間ながらもヒロイックさを感じさせるアレンジで好きだ)

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(「シュギョウ」の成果もあり、ハートレスたちを撃退したヒーローたち)

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(橋の上でアイスを食べるシーン)

原作映画の話は、段階的に明かされていく。彼らがどうしてヒーロー活動をしているのか。また、マイクロボットが出たシーンで、この話は原作映画のあとの展開だとわからせてくれる。のちのちマイクロボットと原作映画の関係も明かさる。そのため、原作未視聴でも問題なく話に入ることができた。

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(真XIII機関がなぜかヒロが昔つくったチップを持っている)

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「データにも心が宿る」という実験に対し、真XIII機関はなんと異空間から初代ベイマックスおよび戦闘チップを出してくる。このワールド、ボスはなんと初代ベイマックス。ヒロがかつて囚われた闇(と表現する)との闘いだったのだ。

このワールドでは、ソラたちが「心の繋がり」をビッグ・ヒーロー6。特にヒロに意識させるという、「ソラが他者に気づきを与える」KH3では珍しい展開となっていた(もちろん、ビッグ・ヒーロー6を見て、ロクサスとトワイライトタウンの友達の繋がりを意識させてくれたのだが)。そのためか、ソラの成長というよりも、ヒロの成長が主題に置かれていたように感じた。
(原作視聴後、ソラのほうが年上だと知って、腑に落ちた)

【まとめ】
原作映画未視聴でも展開がわかりやすく、KH世界とベイマックスの世界をうまくミックスした、原作映画の後日譚として、非常に良かったと思う。
(これが真の「帰ってきたベイマックス」でも良いんじゃないかと思える)
いい意味で原作映画、さらに後日譚のアニメシリーズを観てみようと思えるいいワールドだった。

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【余談】
「帰ってきたベイマックス」から始まるアニメシリーズ「ベイマックス・ザ・シリーズ」では、KHの後日譚とはまた違った展開で(ここでのベイマックスは、2代目ベイマックスを指す)、彼らの能力の進化もまた別ベクトルになっている。設定上仕方がないことなのだが、化学反応で何でもできるハニーレモンさんが強すぎて基本ハニーレモンさんだけでよくね?となるくらいにハニーレモンさんが大活躍する。しかもハニーレモンさんは多才すぎる上に身体能力もスピードキャラのゴーゴーと遜色ないレベル(そのためか、シーズン2では若干力の使い方が控えめにされている)。あと、なぜかベイマックスのロケットフィストがめちゃくちゃ強い(なんの攻撃も効かない敵が、なぜかロケットフィストだけ棒立ちで命中する場合がある)。そしてどこかに消えたジャパン要素(都市の外観からして、完全にサンフランシスコになってしまっている)

一応アニメシリーズもシーズン3の製作が決定しているようなので、楽しみに待っている。

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もしあなたがハニーレモンさんが好きなら、ぜひ見てほしい。でもぼくはやっぱりゴーゴーが好き。不愛想なのにあんなに優しいなんて、尻に敷かれたい。



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