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KHUX ストーリー最終回を終えて~その2

その1はこちら↓

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本記事もネタバレ全開。既プレイ向け。

今回は被験者Xの話、虚構の世界の話。あとはゼアノート。わからないことだらけ。

1) KHIIIシクレの内容との照合 #1、#3、#4

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Data Greetingでつくった写真

私は生きているの?
目覚めたら牢獄の中にいた。
(中略)
私は何者なのか……
思い出せるのは4人の仲間、鍵……
名もなき私はXと呼ばれるようになっていた。

シークレットレポート#1

KHIIIのシークレットレポートで言及されていた「被験者X」については、KHUXのストーリー中では明確な言及はされなかった。

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「届けられた箱舟」より

ただ、この一連のレポートでほとんどの人が「被験者X=スクルド」だと思うだろう。私もそう思う。スクルドは現実世界の箱舟に乗り時間移動をすることができたが、KHUXのエンディングでは行方知れずのまま。

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「脱出」より

彼女の言う「4人の仲間」について。彼らの脱出のプロセスをたどると、
①データ世界のマレフィセントが箱舟を1個破壊、1個で現実世界へ
②マレフィセントは現実世界の箱舟で未来へ
③データ世界の箱舟4つを使ってブレイン、ヴェントゥス、ラーリアム、エルレナが現実世界へ。データの世界の箱舟は残りひとつ。
④現実世界の箱舟3つを使ってエルレナ、ラーリアム、ヴェントゥスが未来へ。箱舟はのこり2つ
⑤ブレインが現実世界の箱舟2つをデータ世界に送り込む
⑥データ世界に送られてきた箱舟2つを使いエフェメラとスクルドが脱出

ここでブレインはルシュの手引きで現実世界の箱舟の部屋から姿を消している?

⑦現実世界の箱舟2つでエフェメラとスクルドが未来へ

この流れにおいて、スクルドの視点では、現実世界で使われた箱舟は自分たちのものを含めて5つだったため(データの世界でぶっ壊された1個は現実に存在しないとでも思ったのだろうか)、彼女の記憶では「4人の仲間」となっている。しかしながら、彼女は4人の仲間の内訳のうち、確実に知っているのがエフェメラのみで、あふれた一人が誰かというところまで考慮が至らなかったのだろうと推察できる。エフェメラはデータ世界にのこされた最後のひとつの箱舟の存在が気がかりだったようだが。

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「落陽」より

最終的には内訳がわからないものの、4人の仲間と一緒という記憶は、辻褄があう。「被験者X=スクルド」の説に則れば、4人の仲間のうち3人そしてマレフィセントが10年以内のずれで時間移動をしており、おとぎ話で語られるほど過去から移動した割に、箱舟すげーいい精度してんなって思いましたね。耐久性の限界がKHBbS~KH2の時間軸と合致してたのかな?
移動先の時間軸で、ユニオンクロス組は移動先で軒並み記憶を失っている(少なくとも、被験者Xとラーリアムは名前も思い出せなくなっていた)が、明確な記憶を他者に預けていたマレフィセントだけがほぼ完全な状態で復活している点を見ると、ルシュが無謀な脱出というのも頷ける。

女性、15歳前後。(略)自らの名前も思い出せず記憶喪失。
ここがどこの世界か気にしている様子。
(略)仲間の名前も思い出せないようだが、数名で元の世界を離れたらしい。
そのときの記憶を探ると拒否反応を起こす。
(略)
「鍵が導く心のままに……」確かにそうつぶやいた。

シークレットレポート#3

被験者Xがユニオンクロス時代のことを思い出そうとすると拒否反応を起こすメカニズムは判明していないが、同時代に移動してきたヴェントゥス、ラーリアム、エルレナはKHIIIのエンディング後でも、「標」としてのやろうとしたことを思い出しただけで、実際ユニオンクロス時代の記憶を取り戻しているわけではない。

彼女の話は、まるでおとぎ話のようだ。
彼女の話を断片的に考えると、考え難いが時間を超えた可能性がある。
(略)
多くの被験者たちの解放と共に彼女も姿を消してしまった。
被験者Xはどこに?我が師が彼女を隠したのか?

シークレットレポート#3

そんなある日、私を牢獄から連れだす人が現れた。薄明かりの中、見えた彼の顔は隻眼だった。数年が経った今も自分が何者なのかわからないままでいる。

シークレットレポート#1

被験者Xは隻眼の男に牢獄から解放された。隻眼の男として、BbS時代におけるブライグ(=ルシュ)はそれに当たるが、記憶を失ったユニオンリーダーを解放したところで、彼女にどうして欲しかったのかが疑問ではある。結局解放されて数年後も自分の記憶さえ戻っていないし、単にゼアノートの心の実験から助けたかっただけなのかもしれない。そして手記をしたためるような状況にいるということは、現在の被験者Xはどこかで保護されている可能性もある?

2) 虚構の世界について

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「虚構の世界」より
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「虚構の世界」より
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「虚構の世界」より
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「虚構の世界」より
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KHIII「夜空」より

マスターオブマスターはKHUXの最後に虚構の世界の存在、およびそこへ行くことを決めており、現にKHIIIのシークレットエンディングで虚構の世界クワッドラトゥムに居ることが判明している。KHMoMで新たに追加されたKHの世界観において、
・現実の世界ー終わりの世界ー虚構の世界がそれぞれポータルで繋がっている
・マスターオブマスターはKHIIIの70年前に一度キーブレード墓場で若き頃のゼアノートに邂逅していることから、上記の世界の行き来は(目覚めの力があれば)可能
・目覚めの力の誤った使い方をすることにより、虚構の世界に落ちてしまう。

KHIIIのトレーラーで使われていた「夢を空想で終わらせず その想像の世界に飛び込め」というフレーズは、虚構の世界の存在を示唆するフレーズだったんですね。はえ~(よくわかってない)

これに関してはヨゾラやNameless Starの設定も含め、次回作以降でわかってくることなので、今はその程度の理解に留めておきたい。ヨゾラが今の見た目が本来の姿ではないって言ってるのは、トイボックスで「VERUM REX」というビデオゲームによって「データの世界=現実側」になった影響なのかと勝手に想像している。

3) プレイヤーとゼアノートの話

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「眠り」より
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「眠り」より
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「眠り」より
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「眠り」より

画像のとおり、エンディングでドリームイーター(スピリット)に関する設定が追加された。ようは…ドリームイーターは全員元キーブレード使いって…コト?(ハチワレ構文)

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「眠り」より

プレイヤーの選択は、眠りを拒むことだった。それによりプレイヤーは新しい心に溶け込むことになり、それがのちにかの大戦を再現しようとするゼアノートでした

【22/4/22追記】これはミスリードらしいです。そう見てる人は野村の術中にハマった。とのこと。

【22/8/28追記】KHDRストーリー完結で事実関係が明らかになりました。

なぜ、ゼアノートがロストマスターや、キーブレード戦争の再来をライフワークにしていたのかというと、過去のプレイヤーの断片的な記憶を「標」としていたのではないかと。そう思うのです。ダークロードのほうでゼアノートはプレイヤーの夢を見るわけだし。

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「眠り」より
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「終点」より

…それでKHIIIで見てきたものと違って、ロンドンみたいなスカラ・アド・カエルムに生まれたゼアノートと、それをデスティニーアイランドにおいてったローブのじいさん。ま~~~たわからないことが増えたよ野村ァ!!
このスカラ・アド・カエルムははるか未来なのか、はたまたパラレルワールドのようなものなのか。まずは2021年9月末2022年8月に予定されているダークロードの全シナリオを確認したいですね。

KH20thのトレーラーで、スカラ・アド・カエルムの物語については新作のソシャゲとして配信されることになったようです。

↓「ダークロード」完結後の記事はこちら


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