劇団四季「バケモノの子」を観て感じたこと
先日、劇団四季ミュージカル「バケモノの子」を観てきました。
感動の一言。
私自身、ミュージカルを観たのは初めてでした。
ただ、面白そう、観てみたい、興味があるという理由だけで足を運びましたが、なんでもっと早く観に行かなかったんだろうと後悔するくらいすべてが素敵でした。
今回観たのは、細田守監督の「バケモノの子」
細田守監督の作品は大好きで、バケモノの子も大好きな作品の一つなのでどのようにミュージカル調にするのかとても楽しみでした。
率直に感じたことは、ミュージカルは映画より物語に深く入りやすいということ。
映画より話の内容を噛み砕いて進め、その時の登場人物の心情を歌にして進めていました。(省略していた部分もある)
話の内容ももちろん重視していますが、どちらかというとその時の人物の心情をメインにしているような印象を受けました。
映画を見て、いままでは自分の考察でしかまとめられていなかった部分を、今度は舞台を通してより深く感じ、そして考えさせられました。
登場人物がこの言葉を発した時、本音はこうだったんだ、あの時はこう思っていたんだ、だからこうなってしまったんだと。
映画だけでは少し伝わりづらかった部分がすっと入ってきて、結末は知っているはずなのに初めて見る作品のような感覚に陥り、それと同時に演者の方々の熱量を直に感じることができて、涙を流しながら観ました。
人間とバケモノを親に持つバケモノの子。
誰しもが闇を心に宿し、闇と共に生きている。
自分が何者かわからない、不安になった時は胸の中の剣を握れ。胸の中にある穴を埋めてくれる存在は、いつか必ず、出会うべき時に出会うことができる。
人を感動させられるって素敵だな。
劇団四季通います。