【IT学習】Linuxで始めるJava開発(第8回:LinuxにPostgreSQLをインストールする)
システム開発ではほぼ不可欠なデータベースのインストールを行っていきたいと思います。
今回はオープンソースDBの「PostgreSQL」をDebian系代表の「Linux Mint」、RedHat系代表の「Alma Linux」にインストールしてみたいと思います。
そもそもPostgreSQLってなんなの?
PostgreSQLとは、オープンソースかつ無料のデータベースで「ポストグレエスキューエル」や「ポスグレ」と呼びます。
詳細についてはWikiに譲りたいと思います。
Linux Mint 21.1にPostgreSQLをインストールする
インストール
インストールにはapt(アプト)コマンドを使用します。
下記のコマンドを端末(コンソール)から実行していきます。
# jammy-pgdgの部分はインストールするLinux Mintのバージョンにより変わります。
# Linux Mintに対応するUbuntuのコードネームを入れます。
sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] http://apt.postgresql.org/pub/repos/apt jammy-pgdg main" > /etc/apt/sources.list.d/pgdg.list'
wget --quiet -O - https://www.postgresql.org/media/keys/ACCC4CF8.asc | sudo apt-key add -
sudo apt-get update
sudo apt-get -y install postgresql-15
動作確認
インストールが完了したかどうか確認してみたいと思います。
インストールしたPostgreSQLのバージョンを表示してみたいと思います。
端末(コンソール)で下記のコマンドを実行します。
sudo su - postgres
psql
select version();
参考サイト
Alma Linux 8.7にPostgreSQLをインストールする
インストール
インストールにはyum(ヤム)コマンドを使用します。
下記のコマンドを端末(コンソール)から実行していきます。
sudo dnf install -y https://download.postgresql.org/pub/repos/yum/reporpms/EL-8-x86_64/pgdg-redhat-repo-latest.noarch.rpm
sudo dnf -qy module disable postgresql
sudo dnf install -y postgresql15-server
sudo /usr/pgsql-15/bin/postgresql-15-setup initdb
sudo systemctl enable postgresql-15
sudo systemctl start postgresql-15
動作確認
Linux Mintと同じため割愛。
参考サイト
まとめ
全てインストールは端末(コンソール)から行う必要がありますが、全てPostgreSQLの公式サイト(参考サイト)でコマンドが準備されているのでそれほど苦労せずにインストールすることができます。
しかし、「Linux Mint」 と 「Alma Linux」の両方に完全に対応しているわけではないので、一部コマンドの書き換えが必要だったり、対応するOSの選択で迷う部分もありました。
そのため、上記に記載したコマンドを丸コピーすることなく、各自の環境に合わせたコマンドを公式サイトから持って来る必要があります。