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今更だけど「メダリスト」に感動しすぎて目の周りがやばい話

年末くらいに、アニメ化が話題になってたメダリスト(原作既刊12巻)。
お恥ずかしながら、今まで全く知りませんでした。
Amazonアンリミテッドで1巻2巻が読めたので読んでみました。
1巻読み終わった時点で「こいつはやべぇ」ってなりました。スポーツ物なのに、今まで読んだ漫画でトップ5に食い込むとてつもないダークホース来たよって衝撃を受けました。

★どんなストーリーか一言で
特に取り柄のない小学五年生の女の子結束いのりが、フィギュアスケートでオリンピック金メダルを取ると宣言してコーチと成長していく話

★詳細
明浦路司(あけうらじつかさ)
20歳からフィギュアスケートの魅力に取りつかれ、前提が全くない状態で競技の世界に飛び込む。
フィギュアスケートに限らず、プロスポーツの道は甘くない。
オリンピックに出場するような選手は4歳や5歳からスタートし1日12時間練習しているような人間ばかり。
それでも司は驚異的な練習量をこなし、アイスダンスペア競技で全日本選抜大会に2回出場を果たした。
結果は選考落ちだったが、競技を始めて5年に満たない中でここまで伸びたのは奇跡ともいえる。
司は競技を引退し次の道を探していたところ、ダンスペアの高峰瞳から、クラブコーチの道を勧められる。

結束(ゆいづか)いのり
高峰瞳が活動しているスケート場で、こっそり無賃で練習していた小学校5年生の女の子。
少し年の離れた姉もフィギュアスケートをしていたが、姉は足の故障を理由に引退。
姉の姿が忘れられず、母親に黙ってスケート場で練習していた。そこで司に見つかってしまう。
自分から母親に「スケートやりたい」と宣言し、指導なしと思えない非凡な滑りを見せ
進路に迷っていた司にコーチの道を確定させた。
「氷の上なら取り柄のない自分が世界で一番になれる」と信じ
その証明のため、司と「オリンピックで金メダルを取る」道を進んでいく。

★「挑戦」の意義
オリンピックで金メダルを取るって言われたらどう思います?
「できるわけない」「無理にきまってる」「諦めたら」って、みんな言うんです。
高校野球だって、甲子園に出場するだけでも高校球児全体の5%しかいません。優勝するのはさらにその1/50チーム。毎日死ぬ気で練習しても、結果を残せるのは1000人に1人という事です。
確率から言ったら、「できるわけない」って言う人が正しいんです。
やっても結果にならなくて傷つくからやめとけは、999人にとって正論なんです。
それでもいままで世界を変えてきたのは「できるわけない」に心を折らず何度も何度もトライした挑戦者でした。ライト兄弟、エジソン、スティーブ・ジョブズも「そんなのはうまくいかない」をはねのけて、飛行機と電球とiPhoneをこの世に生みだしました。
できるわけない挑戦に本気で真摯に向きあう司先生といのりの挑戦には本当に心を打たれます。

いやね本当に今でも1巻から読み直すたびに泣きそうになるんで、人前で読めないですわこれ。アニメ版も原作リスペクトで再現性高くて、箱ティッシュがすごい勢いで減ります。ヴァイオレットエヴァーガーデン一気見には負けるけど、それに近いくらい。

現時点で「何か面白い漫画教えてよ」って言われたら、絶対「メダリスト」をあげますね。

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