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その2日後、詩を書く理由。

どうしようもなくなってしまった夜の翌日、香川へ旅行に来た。比較的、軽率に唐突に行った。どうしようもなくなってしまうことについて、考えていたのだけど、いつのまにか詩を書く理由について考えていた。以下の脳内だだもれ文を要約すると、どうしようもないから詩を書いているのかもしれないと思ったってことだ。


現代的にも見えるし
古風でもある鳩
足のない個体もおおい
精神発の憂鬱は皆もつだろう
影響はあれど喪失はない精神
届かない詩も届く詩も
街の遺伝子
動物の遺伝子
精神にだけ残されたポエジー
精神にだけ託された共の感覚
万物に共通する破壊、死の根拠と事実
生の根拠となるのは精神だけ
精神を精神たらしめるのは続いてきたものだけ
共の他になにが私を生かしている
つながりたい
つづいてきたものと共になりたい
生産されていないものを題材に
生産したアーティストたち
私はいつも続いてきたものに生かされている
私のいない世界こそ世界だ
私の近くの外側に存在する物事こそ
私を生かし、実在しているのであると
教えてくれた世界に捧げる詩を
君が死んでも街が変わっても何か残せば、私が詩にすれば、君はいつまでも残る、私を生かす続くものになり、今生きるあなたや街はずっと残るから、大切で私を生かしてくれるんだ。
あなたは続いていくと思うんだ。
君や街は永遠の存在のようにここに残り、私の中に存在しつづけ、私が死んでも存在し続けるように、美しい「続いていくもの」をもっている。
それが私の愛するあなたの精神だ。
私が詩にできず死んでも残って続いていくに値する、美しさを備えている。だから詩にしたいし、私は生かされている。
ということは詩は、私が死んでも続いていくのであろう私を生かしてくれる美しい存在を、私が死んでも続いていくことを願い書かれた、できるだけ美しく実質的な存在。

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