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本気で英語を学ぼうと思ったきっかけ
皆さん英語話せますか?
ほとんどの日本人の答えは、「いいや、英語はちょっと」「読めるけど話すのは。。。」
日本の義務教育で言えば、今や小学生から始まり大学の一般教養まであります。
大体の人は、中学〜大学まで通算10年学んでいる計算です。
かくいう私もそうでした。
大学の学部も英語が受験科目にない理系の学部を選択しました。
英語が嫌で嫌で仕方がありませんでした。
そんな私は、現在は外資系企業で営業職につき日々、社内外の海外の方々と英語で当たり前のようにコミュニケーションをとっています。
どのようにして転機を迎えたのか、私の英語習得の動機を詳細したいと思います。
中学、高校生時代
中学から科目として英語が入って来て、助動詞のあとは動詞の原形がはいるといったいわゆる文法の勉強中心。
覚えることは、苦じゃなかったのでそれなりに受験としての英語は悪い成績ではなかったです。
ただ、リスニング、スピーキングはことさらに壊滅的でした。
大学時代
大学入学後、一般教養科目の振り分けテストなるものがありました。
その振り分けテストの内容は今では有名になったTOEICテストでした。
2時間近くやるのは流石に酷なので、時間を半分にした短縮版でしたがリスニング、文法とが半分ずつの試験。
結果はリスニングは何を言っているのか皆目検討もつかない状態。
幸い他の学生たちも私と同様に英語に関してアレルギーレベルで毛嫌いしている人たちだったので、全体の成績で行けば中の上くらいのレベルのクラスに配置されました。
この時点で英語を話す、文章を自分で書くことに関しては苦手意識を持っている状態。
忘れぬ先生との出会い
大学2年生のとき初めて外部の客員講師の英語の先生の授業を取ることになりました。
通常、最初の授業はオリエンテーションの名目でどういう授業をやるのかを説明して、はい、解散。また来週からよろしくね。が当たり前出会ったため、その先生の話を話半分に聞いて、バイトのシフトの予定を考えたりしていました。
しかし、この先生の言葉に心打たれ後の自分の人生を変えることになります。
その先生は単純な英会話、英語学習を教える授業ではなく「工業英語」。
単純に言い換えると、「技術的な説明やりとりを英語で行うための英語」
そのオリエンテーションの中で印象に残った言葉がありました。
「今の日本人の大半は、英語は読めるけど話せないなんて嘘っぱち、そう思い込んでいるだけで読むことすらできていない」
「これからの時代、技術者たちは世界に対して日本の技術を発して活躍していく必要がある。技術が分かり、英語が話せるのは当たり前。他に差をつけようとするなら英語プラスもう一言語が使える必要がある。この授業を履修した学生には、まずはスタートラインに立てるようになってもらいたい」
どこかの日系メーカーの技術職について、日本語だけ使ってそれなりに働ければいいやと思っていた自分には衝撃的な言葉でした。
オリエンテーションが衝撃的で、授業外でも先生に個人的に話を聞きその後の外国語習得への意欲を掻き立てるきっかけとなりました。
当時、読んでいた本の影響もあったのだと思います。
こうして幸か不幸か、英語を学ぶ動機を得た出来事でした。
旅行に行ったときはツアーガイドに頼りっきり
仕事で出張に行ったときにアテンドがないと水一本買うことできない
そんな状況は終わりにしてみませんか?