プレゼントをもらうのが苦手って話をしたら、だから友達少ないんですよ!って若い子に言われた話
ここ数年で女性男性問わずにお金にまつわるショックだった言葉3選。
『誕生日プレゼントがしょぼかった』
自分のものくらい自分の金で買いなさいよ! ひとさまの財布をあてにしてるじゃぁないよ。そもそも誕生日は「お母さん産んでくれてありがとう。 お父さんも、元気で留守でいてくれてありがとう」って言う日でしょうが。
『今年のバレンタインのお返しは〇倍だった』
ちょっとちょっと! 見返り求めてチョコをあげたんですか? ドキドキした気持ちを返してくれ! もしかして誕生日プレゼントも同じ感覚なんですか? わらしべ長者でも目指してるんですか?
『奢ってくれるんですか?・買ってくれるんですか?』
なんで食事に誘った返しの言葉それなんだよ。奢る気持ちもなくなっちゃうよ。もうちょっと言い方があるってもんじゃぁないのかね~。
そんなに『くれくれ』言わんでくれよ。
そっちがバレンタインの見返り求めるなら、こっちも奢った分の倍返しを求めるよ!
直接言われてない言葉もあるけど、なんでショックって感じたんだろう?
奢ってもらう・買ってもらうってなんか施しを受けているみたいで“私はあなたより下ですよ。ですのでどうかお恵みください”って感じがするからいやなんだろうな。
個人的にはどんな人とも対等でいたいから、施しは受けたくなくて何かをしたお返しだったり対価だったら受け取るんだが……
世の中には不思議な感覚の持ち主が結構いるものだ。
そんな話をとある子にしたら… もっと驚く回答が待っていた。
『今、話をしてくれた人たちは、たしかにダメな人たちですよ。それは私も同感です。でもそういう人達に強い嫌悪感を抱くって、もしかして人に甘えられなかったり、弱みを見せちゃいけないって思ってませんか?それがあるから相手は壁を感じて距離を縮められないってことありませんか?』
………
……
…
えっ? そういうこと? なんか話が変わってない? これから説教される感じ? 確かに人に何かをお願いするのは苦手だし、自分でできることは自分でやればいいって思ってる。
人にお願いをしたら『貸しひとつね』とか言われるの鬱陶しいし、いつかお返ししないといけないから… だからお願いをするときは、お金を払うか何かを先にあげることが多いんだよな。貸し借りはできるだけ無くしたい。
『そういうとこですよ! 人から何かお願いをされたり、人を手伝ったりしたときに、見返りって求めてます? 求めてないですよね? 大変そうだから手伝ったとかそんな理由ですよね。お願いされていないのにお節介して手伝うこともありませんか? 人って頼られると嬉しいし、手伝いをするって気持ちよいものじゃないですか?』
確かに、勝手に手伝うのは好きだし見返りを求めないな。
『ですよね。ということは、もっと甘えてもいいんですよ。そっちの方が人と仲良くなれますよ』
私に友達が少なかったのは甘え下手だったから?
まさかの年下の女の子にこんなことを言われるとは思わなかった……
友達は確かに少ないし、増やそうと思ってもなかなかできないし、諦めムードだった。
今までは人に迷惑をかけない方がいいって思っていたけど、ちょっと試しにやってみようか。
でも甘えるのってどうやるのだろう? いきなり人は変われるものなのか?甘え方って、教わったことがないから全然どうすればいいか分からない。
となると、ここはどうやって人に甘えられるのか。どうやって人に手伝ってくださいと言えるようになるのか。を考えてみよう。
(ほんと、真面目ですね…と冷笑されたのは、忘れよう)
昔、習慣を作るためには!って感じの本を読んだときに、自分にOKを出すのを小さくするようにってことが書いてあったのを思い出した。
例えば、ダイエットのためにランニングを始めようとしたときに“ウエアを着替えて外に出ればOK”とする。走らなくてもOKっていうラインにする。そうすることで外に出たし、ちょっと走ろうか。もう少し走ろうか。気が付いたらめっちゃ走った。となりやすいらしい。そもそも外に出たという、その日の目標も達成できるので2倍の達成感があると。そうすることで習慣化がされていく。
ということは、習慣化を同じ感覚で、小さな頼み事を毎日することから初めてみよう。
まずは「ちょっと、それ取って」から始めてみよう。
家族以外にこのレベルのお願いですらしたことほとんどないかも…