歌のはなしVol.2
タイトルが「ボーカルについて」ってなんかすごくすごそうで感じ悪いかも、、と思って変えてみました。意外と気にするタイプw
何を偉そうにと思われたら残念、そんなつもりは1ミリもありません。あくまで私の考えを参考にしたいと思ってくださる方と私自身の為の記録です。
さて、最近VRCでセッション初心者向けの勉強会
という企画があり、それを機会に私もセッションの大事なポイントは何かについて考えることが多くなりました。
2020年の年末からSyncRoomを始めたのですが
それまでセッションはほぼしたことはありませんでした。
(もちろん楽曲のカバーは沢山していました。即興性のあるものという意味でセッションという言葉を使います。)
セッション歴もうすぐ4年になり、かなり長い時間をSRのコミュニティーの中で
楽しく、本当にいろいろな会話をしてきましたがセッションで大事なことをテーマに会話は
ほぼしたことなかった気がするので考えること自体初めてかもしれません。
※セッションのマナーについては沢山話題にでる!!ww
いや、違うな。大事なことは何か、として会話がないだけで多分端々でさりげなく大事なことを言っていることが多い気がします。
それをあえて箇条書きに言語化すると、確かにそのポイントができていない場合が存在することがわかります。
「まだできない」とか「ときどきできてない」とかね。
自分の改善点を見つけるためにも言語化することはとても大事だと思いました。
話がそれましたが、今回数名のボーカルを見て、聴いて、気づいた”ここを意識したらもっとよくなる”もったいないポイントに戻ります。
その1,マイキング
楽器の場合はアンプや楽器の前にマイクを固定セッティングして拾うので強弱は演奏者の技術的なコントロールでどうにかするしかないようです。
ボーカルの場合、マイクを手に持ったり、スタンドに設置した前に立って歌うのがほとんどです。
手や身体を前後左右に動かすことでマイクとの距離を調節できます。
マイクとの距離を調節することで、自分が発声で調節できないボリュームの強弱を均一に近づけたり、逆に強弱を出したいときに距離でコントロールすることができます。
マイクとの距離感で、聴き手にどう聴かせるかを調節できるのでこれを使わないのはもったいない!です。
今回、数名がマイクを手に持って歌うのを見たのですが、持ったマイクと口の距離がずっと一緒というのが意外と多かったです。
曲のメロディーには高低があり、すべての音程を同じ強さで歌うことができればそれでも良いのですが、それは相当難しいので、強く出てしまうところ(だいたい、その人にとってちょっと高い音域と、とても出しやすい音域で長く伸ばす音が強く出がち)ではマイクを少し離す。
逆に小さくなってしまうところ、低音域やファルセット、またウィスパーに歌いたいところではマイクを近づける。という風に調節すると、聴き手にバランスよく聴いてもらうことができます。
音楽は「聴かれてなんぼ」です。
自分のoutputだけを意識せず、聴き手にどう聴こえるかも考えるといろいろ変わってくると思います。
聴き手の側に立ったとき、大きすぎる音はどんなに綺麗でも不快となり、小さい音は聞こえない
そういった違和感を少しでも減らすように意識するのです。
そのためになにをすればいいか?
曲の要所要所でここは大きい小さいをメモしてマイクの位置を振付の様に決める!などという必要はなくw、ただその場でスピーカーから出ている自分の声をよく聴いて「あ、大きいな」「小さいな」というのに合わせて調整する。
または自分の発声に込めている力加減で、「今大きくだしてる」「今弱い」という感覚に合わせてマイクとの距離を調整します
できればリハーサルの時点でどのくらい離したら声を拾わなくなるか、近づいたらどのくらい音を拾うかを確認しておくとよいです。
会場の広さにもよりますが私は大きく出すところではあえてマイクを拾わないとこまで離して生の声を聞かせる場合もあります。
それも一つの演出です。
ポイント:マイキング
・マイクの距離で強弱を調節できる便利機能を使わないのはもったいない!
・聴き手の立場でイメージしてみると良い