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「その年、私たちは」~名台詞とともに振り返ってみた編~

みなさんこんばんは。
久しぶりの韓国ドラマレビューとなってしまいました、、

1月は仕事に追われすぎてよくわからないまま過ぎてしまいましたが!
またまたいい作品に出会えたので早速書いていきます。
※ネタバレ注意です

「その年、私たちは」はこんな人に見てほしい。

いまNETFLIXでトップ3に食い込んでくる人気作品、「その年、私たちは」をご存じでしょうか?BTSのVがOSTを歌っていることでも話題になっています。

でもこのドラマ、一言で「とてもよかった!」という感想でまとめてしまうと、ちょっとしっくりこないんです。
というのも、記事のタイトル通り、終盤に差し掛かるまで本当にそれぞれの人生がうまくいかないからです。

それでも妙に引き込まれるこの作品。
こんな人にはぜひ見てほしいです。

  • 平凡な毎日を過ごしていてなんかパッとしない

  • 刺激が強すぎない、日常を映したドラマが見たい

  • 現実的な内容のドラマが見たい

  • ドラマで泣きたい

ということで、ドラマを通してとくに印象に残ったシーンを、名台詞とともに書いていこうと思います!

別れ際にヨンスが言い放った、「あなたしか捨てられるものがない」のインパクト。

まず簡単にストーリーの設定から簡単に説明すると、
高校の学年最下位とトップが隣りの席で過ごすドキュメンタリーを撮影し、10年後に再会。29歳でもまたドキュメンタリーの撮影をすることでいろんな展開が起きる、というもの。
以下公式サイト載せておきます。

チェ・ウシク演じるチェ・ウン(学年最下位)と、キム・ダミ演じるクク・ヨンス(学年トップ)は高校時代、最初は全然性格が合わないのですが、お互いに惹かれ合い恋人関係になります。

二人は大学時代に何度か別れ、よりを戻すのを繰り返しますが、
ある日本当に別れる日が来ます。
そのシーンで、別れる理由をウンが問いただすときにヨンスはこう答えます。
あなたしか捨てられるものがない

この言葉はヨンスが溢れ出てしまいそうなウンへの羨望を最大限抑えつつ、現実に目を向けた自分を守るための言葉なのです。

ウンは恵まれた環境でゆったりと生活し、絵の才能も認められ海外留学の話までもらっていましたが、ヨンスはどんどん家庭が貧しくなってしまい、どんなに優秀でも生活するのに精いっぱい。そんなまるで正反対のウンと付き合うのはどんなに我慢強いヨンスでも限界がありました。

ヨンスは何よりも、二人暮らししている祖母と生きていくことが何よりも大事。
祖母がいなくなったら生きていけない。

だからそのために必要なこと、必要じゃないことを選ばないといけない。
貧しくて生活を守ることにとにかく精いっぱいなヨンスは、ウンの生活や才能に嫉妬したり羨ましがる体力なんてありませんでした。

どんなにウンのことは好きでも、自分のことで精いっぱいだったヨンスは、「あなたしか捨てられるものがない」という言葉で自分を何とか守ったのです。
何度聞いてもインパクトが大きすぎるし悲しすぎる泣いた、、、

ジウンの考えるドキュメンタリーの醍醐味が深い。

キム・ソンチョル演じる、ウンと幼馴染のジウン

キム・ソンチョル演じるジウンという登場人物は、ウンの幼馴染で、社会人になりテレビ局のプロデューサーになります。そのテレビ局のチーム長は、高校時代にウンとヨンスを撮影したプロデューサーです。

29歳になった今を撮影するドキュメンタリーの企画を、ジウンはチーム長から任されます。
二人が付き合っていたことも最悪な形で別れたことも知るジウンは、最初は二人に企画を断られますが、なんとかドキュメンタリーを撮影しようと口説きます。

ヨンスに撮影の了承を得るために話した、ジウンの思うドキュメンタリーの醍醐味が深かったので紹介します。

人生のある一瞬の記録がどれほど尊いものか。

ヨンスはこの言葉を聞き、実際に19歳の初夏を記録した経験があるからこそその言葉の意味の大きさに納得します。

わたしたちも人生の一瞬を、写真や動画で収めます。
その時は気が付かなくても、見返したときにどれだけ輝いていたかを実感しますよね。
どんなに何気ない瞬間も記録すること自体が、意味を持つ、という事です。

決してドキュメンタリーを撮影しているわけではないわたしたちにも感覚としてとても納得のいくシーンだと思いました。

先輩から後輩へ、今を後悔しないことがどれほど大事なことか

先ほど少し出てきましたが、ジウンの会社の先輩のパク・チーム長。
この方、ラスト2話くらいでめちゃくちゃいいこと言います。(笑)

ジウンは小さいころから母親に放置されて生きてきたので、母親がもうすぐ病気で死ぬ、という事実を知っても悲しいという感情が生まれませんでした。

そんな母親から、「死ぬ前に私のことを撮ってほしい」と頼まれますが、何のために母親のことを撮るのか全く分かりませんでした。
愛された記憶もないのになぜいまさら生前の記録を残さなければいけないのか、、

どうしていいか分からず普段と様子の違うジウンを呼び、チーム長がこのように伝えます。

憎むのも許すのもあとでいい。今という大事な瞬間を無駄にしないでほしい。ただそれだけだ。」

チーム長自身が撮る人であるにも関わらず、母親の遺影の写真すら持っていなかったことからこのようにジウンに伝えます。

このチーム長との会話を機に、ジウンは母親のドキュメンタリーを撮ることにします。
母親に会い、やっぱり決して許せない、と言いながらも、
でももしかしたら自分の気持ちが変わるかもしれないから、と
涙ながらに伝えるシーンはジウンが後々後悔しないように選択したことが分かります。


今回は個人的に「メモメモ、」とドラマを見ていて残しておいた名台詞とともに、作品を振り返りました。
書いていて、実はこの作品のよさを伝えたいことの半分も書けていない、、ということに気が付いたので(笑)、次はこのドラマに欠かせない人生観や恋愛要素について書きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!



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