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別れ際がこんなに納得感のある韓ドラってすごい。

みなさんこんばんは。
前回、「恋愛ワードを入力してください」の12話までを、~上司編~としてレビューしました。

上司編②は書かないのでネタバレしてしまうのですが、、
バロの元代表、ブライアンが戻ってきます!!!
みんなのブライアン、最高!!(歓喜)

さて今回は、~〇〇編~ではなく、「恋愛ワードを入力してください」14話がとても納得のいく回でしたので、14話についてレビューしたいと思います。盛大にネタバレしますので、ご了承ください。
(全話のレビュー書きたいのですが時間がなくすみません、、


第14話
タミとモゴンが別れる理由

小見出しに書いた通り、あれほど何があってもタミのことを手放さないと確信を持っていたモゴンから、タミに別れを告げます。

それはなぜか・・・。

14話では中盤、モゴンとモゴンの実母が会うシーンが出てきます。そこでモゴンはずっと聞きたくても聞けなかった、幼少期のことを聞きます。
「僕を手放すとき、どんな気持ちだった?責めているわけではなくて。何を考えたか知りたいんだ。」

母はこう答えます。
「何があっても、私といるよりはいい、と思ったの。」
「あたたのためを思うと、あなたを手放すしかなかった。」

ここでモゴンは理解してしまいます。
自分は一緒にいたいと思っていても、相手が大丈夫でなければ、それは別れるべきだと。

幼き頃のモゴンはどんなに貧乏でも母親と一緒にいたかったけれど、母親は自分のせいでモゴンにつらい思いをさせるのは、耐えられなかった。
だからモゴンを、手放した。

モゴンはこのことと、今の自分の恋愛を重ねてしまいます

元々タミは結婚観の違いや、年齢差で、
「本当にモゴンは自分と付き合っていていいのか?自分がモゴンの夢(幸せな家庭を築くこと)を壊してしまわないか?」
と不安がありました。
モゴンは僕は大丈夫と言うけれど、タミはどこかでその不安はぬぐえていなかったのです。。

母が昔、自分を手放したように、
タミも自分を手放すべきだと、モゴンは理解したのです。

これまではただのキープの一人にすぎなくても、
たとえタミと結婚をしなかったとしても、
今のこの瞬間、タミと恋愛ができればいい。

そう思っていたモゴンでしたが、実母との会話がきっかけとなり、
自分は平気でも、あなたは平気じゃない。
理解してしまったら、別れるしかない。
とタミに伝えます。

そして、
「僕たちの愛は本気だった。」
「僕たちの恋愛は意味があったよね。」
とタミに確認するように言って、二人は別れてしまいます。

別れ際の納得感

わたしがこれまで見てきたドラマは、恋敵が現れたとか、二人がすれ違う、とかの理由で一度別れてまたどこかで再会する、というパターンが多かったです。

例えば、
「まだお互い好き合ってるのに・・・!」
「お家柄の違い・・・そりゃあ大変だよね・・・」
という感じで、観ている側も既視感があり、
たしかに別れ際は悲しいのですが、ドラマあるあるの次元でした。

でもこのドラマ、別れる理由が恋敵が理由でも、愛の大小のよるすれ違いでもなく、人物の思考の次元が違います。

たしかにダインという、モゴンの同級生が現れたり、そもそも結婚観の違いというのが二人にありましたが、それが直接別れる原因にはなりません。

特に結婚観の違いは、何度もドラマのシーンに出てきますが、モゴンはそれを理由には絶対に別れませんでした。自分は問題なかったからです。


14話で別れた理由は、ただ一つ。
モゴンと実母との会話で、「タミは自分を手放したほうが幸せだ」と悟ってしまったからです。
自分の過去の経験(母親と離ればなれになった)と、今の恋愛を重ねざるを得ず、必然的に悟ってしまったのです。

つまり、
想いの大きさや長さではなく、たったひとつの悟り、で人は別れるんです

これ、めちゃくちゃ本質だと思いました。

二人がたどり着く先が「別れ」のとき、
いろんな要素が散りばめられていると思うのですが、
そこでこの「悟り」を別れの理由に持ってきた、というのが
ほかのドラマよりも本質的で、納得感がありました。

最初からこの二人の恋愛を観てきたからこその14話、とても沁みました。
そして、今まで見てきたことのないほどリアルで、納得する別れ際でした。

ついにの残り2話・・・
噛みしめながら(何をw)、大切に観たいと思います・・・!!





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