【お寺の話】1年経ちました
お寺での暮らし、あっという間に1年が経過しました。
ご門徒さんや友達、色々な方から「慣れましたか?」と聞かれた時、私はいつも一瞬返事に詰まります。
と、いうのも。コロナ禍でイレギュラーな1年過ぎて、本当にふんわりとしか経験(体感?)できていないのです。お寺で行う法要等の行事が中止になったり、ご法事は延期もしくは県外のご家族が来られず人数を減らして。
お会いする機会が例年より少ない&マスク着用で顔が全然覚えられないなんて悩みも。(誰か来たり電話が鳴る度未だにあわあわする私)
1つ分かったことは、本当のフル稼働状態だったらもっと忙しくて大変なんだろうなということ位でしょうか😅
なので、新しい生活にはある程度慣れたけれど、「この状況でお寺に慣れたとは言ってはいけないんじゃないか?」という後ろめたさがどこかにあります。
未知の世界に気後れすることもしょっちゅうで、できなかったことをすぐ悔やんでしまうし、助けてもらってばかりでお義母さんのようにできる日は本当に来るのだろうかという不安。
でも、ある時ふと思ったんです。何十年もお寺を守ってきてくれたお義母さんのように、いきなりなれる訳がないと。
当たり前のことなんですけど、そう思ったら少し気が楽になりました。自分が選んで、ご縁あって飛び込んだ世界。(ちょっと年齢はいってるけど)新米の私にはたくさんの発見があって、わからないことを1つずつクリアしていくのを楽しんでいったらいいのではないかと。
義両親を見習いながら、2年目も焦らず一歩ずつ学んでいきたいと思います。