[ネタバレあり]三船栞子とnextsky
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会nextsky 皆さんはもうご覧になっただろうか?
本noteではnextskyの感想や考察を書き連ねていく.まだ見ていない人は閲覧非推奨.
2期のおさらい
nextskyは時系列的には2期の後の物語で,1stライブ開催▶︎歩夢短期留学▶︎帰ってきたと思ったら変なやつ連れてきた.
という流れでnextskyが始まる.
アイラという少女
東山イングリッシュ.
今作では新キャラアイラを中心に物語が進んでいく。スクールアイドルをやりたくて日本にわざわざやって来て,歩夢たちとアイドル体験や観光をして交流を深めていくのが今回のストーリーの大筋.
本音を言えばアイラのライブシーンを見たかったが,やはりOVAという枠組みの影響か,ダイジェストでの描写となった.新キャラ1人を30分で描くのはムズいで.
なぜアイラは日本へ?
「スクールアイドルになりたくて、日本へ来ました!」
このセリフは予告編でも流れたゆえ、聞いた人は多いのではないだろうか。
普通に聞けば、自国ではスクールアイドルが人気では無いから、人気な日本に来た。と捉えられるが、本編で明かされる事実を知ると、見方は変わってくる。
それは、アイラの学校でスクールアイドル部の設立が却下されたこと。
アイラとぺネロペ(アイラの友達)でスクールアイドルを始めようとしたが,学校に認められなかったという背景がある.
アイラとペネロペの電話シーンで違和感は加速していく.
桜咲しずくとの会話のシーンでも
アイラの学校とコンタクトを取っていた栞子と,先に違和感に気づいていた歩夢により,アイラはスクールアイドルの最後の思い出として日本に来ていた.ということが分かった.なんども学校と話したが,アイラは限界を感じていた.
OVAにおける三船栞子
2期でスクールアイドルの仲間に加わり,OVAではライブ描写があり,MCやファンとの交流が堅苦しいことに悩んでいた.
敬語キャラといえば優木せつ菜もそうだが,せつ菜でさえライブMCでは砕けた言葉を使用しているという説明がにじよんにて確認することができる.
2期の栞子との変化
2期での栞子はスクールアイドルに憧れていたが,姉の涙を見て自分に適性がないからとその夢をあきらめていたが,適正ではなくやりたい気持ちが大事だと同好会に気づかされるという流れだった.
アイラが栞子に似ている.というのは少し語弊があり,アイラが似ているのは2期の栞子だと思う.栞子には薫子,アイラにはペネロペという応援してくれる存在がいて,どちらも夢をあきらめかけていた.それは栞子とアイラが物事を俯瞰してみることができるから.現実を一番見ているキャラクターだから.
OVAでは2期とはまた違った栞子の心情の変化がよく描かれていたと思う.
2期で自分が与えてもらったように,今度は自分と同じように悩むアイラに「髪飾りを強く結び直して」与える立場になった.同好会全員で授業をぶっちして空港まで行くなんて今までの栞子ではありえなかっただろう.せつ菜でもギリやらないよ.
どちらも栞子が歌ったパートである.この歌詞の違いを見るだけで十分だろう.
踏み出していいのか?自分のしたいことを貫きたい.と葛藤していたEMOTIONと
君のしたいことを邪魔する者なんていない.と自信を持って表現するGo Our Way!.
2期ではまだまだ同好会のメンバーになじめているとは言えなかったが,ランジュの扱いだったり冗談を言うようになったり,同好会を通して,確実に栞子が他のメンバーに影響されて,変わっている証拠だろう.
一人一人の色がありつつも,足りなかったり壁に阻まれたとき,お互いがお互いを補完しあう虹ヶ咲の特徴を一番体現しているところだし,このOVAを作るにあたって栞子を選んだ制作陣にも脱帽する.
これからの展開
劇場版三部作の決定までが発表されている虹ヶ咲,3話で一つの物語を描くのか,3話ごとに違うテーマが用意されているのかすらも予想ができないが,NextSkyの最後のシーンで「SCHOOL IDOL GPX」と書かれた招待状のようなものが映っていたことを考えると,何かしらの大会に出ることが予想される.
しかし,虹ヶ咲と大会では切っても切れない縁があるのはみなさんご存じだろう.同好会活動を通してせつ菜やかすみがあのころから変わったのか.もそうだし,時期的に1月~3月であることを考えると,三年生組の卒業も近づいてくる.
2期11話で少しだけ触れられたが,ここを描かないことはないだろう.三部作でどのよういまとめてくるのかとても楽しみだ.