見出し画像

好きな人と、好きな場所で、好きな暮らしを。

好きな暮らしをしたいと思ったんです。
好きな人と、好きな場所で。

この誰もが憧れる生活を、いったいどれだけの人が叶えているのだろうか。

先日、「しあわせのパン」という映画をみた。

我らが北海道のスター(私は北海道出身なのです)大泉洋さんと、可愛すぎる原田知世さんのお二人が出演しているこちらの映画。

同じ北海道民として、「小学生の制服がおしゃれすぎやしないか」「ここから歩いて帰るとか一体何分歩く気だ」など、つっこみどころは満載だったが(だれかわかってくれる人いますか?笑)、全体的にはとても温かく、そしてどこか考えさせられる映画だった。

映画の舞台は、北海道にある月浦。

洞爺湖の湖畔にある自然豊かな大地で、カフェを営む二人の話だ。

主人公の水島くん(大泉洋)とりえさん(原田知世)夫婦の関係はとても仲睦まじく、お互いを想う姿はそれはそれは憧れてしまうものだった。

冒頭のセリフは、そんな二人を見てお客さんが言った「いいなぁ羨ましい。仕事辞めたんですか?この店出すために。思い切りましたね。」に続くセリフである。

好きな暮らしをしたいと思ったんです。
好きな人と、好きな場所で。

散歩して、
食べたいものを食べて、
自分たちが感じた季節を、
パンを食べてくれる方たちにも
感じてほしいんです。

きっと今、同じように、「好きな人と、好きな場所で、好きな暮らしをしたい」と思っている人は想像以上に多いのでは?と感じる。

かく言う私も、そんな生き方に憧れていた一人で、自分らしい生き方を探して3年前に住む場所や仕事を変えた。

この映画をみて、当時の気持ちを思い出した。

そして「はて?では、そういう生活は叶ったんだろうか?」と少し疑問になった。

今、私は東京という街が好きだ。

大好きな友達がいて、やりたいことにチャレンジできて、それを否定する人もいない。

ただ、「ここは私がずっと根を張りたい好きな場所だろうか?」と時々疑問に思ったりする。

私は元々北海道の田舎の生まれで、自然いっぱいの場所で育った。

思春期はそんな田舎がいやで、TVや雑誌でみる109やスクランブル交差点に強い憧れを抱いたが、東京にでてきてすぐ渋谷や池袋のようなごちゃごちゃした街は合わないと確信した。

最近では古民家への興味が強く、田舎の暮らしにまた戻りたいと思ったりもする。

好きな暮らし、好きな人、好きな場所・・・。

私はどういう暮らしが好きで、どういう場所で暮らしたいんだろう。

北海道、東京、沖縄くらいしかちゃんと知らない私が、「この場所で暮らしたい」と思える場所を決めるには、まだ選択肢が足りないように思う。

最近HafHやaddresなどの多拠点生活サービスをよく見ている。

夏が終わったら、そういう生活を始めてみようか。もっともっと知らない世界をみてみたい。





いいなと思ったら応援しよう!

あず(蓑口亜寿紗)
読みにきてくださってありがとうございました!きっと私の文章を読んでくれる方は近いつながりの方だと思うのでどこかでお会いできる日を楽しみにしています。^^