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【私の生き方実験⑥】リビングエニウェア、短期でするか?長期でするか?

どうも、あずです^^

LivingAnywhere Commons(以下、LAC)を使用しながら、旅暮らしをはじめて早7ヶ月。

最近はこれまでの短期滞在移動(数日〜1週間程度)をやめ、1ヶ月という中長期滞在を開始しました。

短期滞在から中長期滞在に切り替えたのは、

短期間ではわからない地域の人と暮らしをもっと知りたかったから
ここならそこそこ暮らせるというハード面の拠点があったから
そこにいたコミュニティの人が好きでまた会いたいと思ったから

そんな気持ちからはじめた中長期滞在も、もうすぐ1か月を終えようとしています。

今回の記事はそんな中長期滞在の過程で感じたことをシェアしながら、『リビングエニウェア、短期でする?長期でする?』についてお話ししていきますね。^^

そもそも私が望むリビングエニウェアとは?

本題に入る前に、そもそもこの生活を始める前、「私がどんなリビングエニウェアを望みイメージしていたか?」という話をさせてください。

ひとえにリビングエニウェアといえど、その捉え方は人それぞれ。

「どこかに拠点を持ちながら、月に数泊どこか違う場所でリフレッシュがしたい!」

という人もいるだろうし、

「いやいや定住する家は持たずに、3-4か月ずつ住む場所を変えてみたい!」

という人もいるでしょう。

わたしの理想は、どちらかというと後者。

「今月は東京、来月は沖縄、再来月は北海道みたいな感じで、その時の気分や会いたい人によって住む場所を変えられたら・・!」

そんな暮らしをイメージしていました。

だけど「じゃあ実際にそんな暮らしは、今あるサービスを使ってできるのか?」というと、それはやってみなければわからないもの。

よって私は2022年の春に、荷物も家もぜーんぶ捨てて、この暮らしをはじめてみたんです。

4〜7月にした短期滞在の暮らしを通して

リビングエニウェアな暮らしをするにあたり、今ある旅暮らしができそうなサービスはすべて調べました。

いろいろなサービスはあれど、ホテルで暮らしたいわけでも、ドミトリーに長期滞在したいわけでも、旅行的に数日どこかに行きたいわけでもない私にとっては、正直どれもピンとこない。

「暮らしたい。仕事もちゃんとできないと困る。一人にもなりたい。でも交流だって欲しい。」

そんな気持ちのなかで一番それが実現できそう!と使ったのがLACで、実は2021年の秋頃から短期滞在の拠点として利用をしていたものでした。

ただ当時は利用した拠点数が少なく、かつ使用用途が「短期滞在のリフレッシュ」だったので、今度は長期滞在できそうな場所をみつけたい!と各地を転々とする暮らしを春から開始。

【4月から訪れた場所】
4月:LAC宮崎都農→LAC青島→LAC小林→北海道
5月:北海道→LAC静岡伊豆下田→東京→LAC伊豆下田→LAC浅草→LAC石巻→東京
6月:LAC横瀬→静岡→LAC横浜日の出→LAC沖縄うるま
7月:沖縄→LAC京都三条→東京→北海道

いろいろな場所に行かせていただき都度楽しい思い出ができましたが、短期滞在ホッピングは実はかなり序盤からいろいろと限界があると感じていました。(笑)

・短期滞在では、思った以上に仕事ができない
・短期滞在では、環境への順応が難しく精神的にも身体的にも疲労がたまる
・短期滞在では、結局拠点で仕事ばかりになり観光ができない
・短期滞在では、拠点内のことしか見えず、地域のことがなにもわからない

そんな私が次に試したのは実家での長期滞在。

正直旅暮らしにちょっと疲れて、「もう移動などやめて、一番安心できる場所に長く留まる暮らしをしてみてはどうか」と思ったんですよね。(笑)

でもね、北海道での暮らしは安心感そのものである反面、やっぱり刺激が欲しくなるんですよ。

いずれどこかに家を持つにせよ、定期的に行ける第二第三のホームがあったら、そんなハッピーなことはない!

そう思い私は、7月に訪れていたLACうるまでの1か月滞在を決めました。

なぜLACうるまに長く滞在しようと思ったのか?

私は中長期滞在の拠点として、沖縄県から海中道路で行ける離島「浜比嘉島」にあるLACうるまを選びました。

なぜLACうるまにしようと思ったの?とよく聞かれるのですが、

・大前提として、ある程度暮らせて働けるハード面があったこと

・そこに短期滞在したときに出会った人やコミュニティが好きだったこと

・島という独特な土地&人との関係は、もっとじっくり時間をかけなければ何も見えてこないと思ったこと

・沖縄という場所で戦争や命をもう一度学びたいと思ったこと

が主な理由。

実際滞在するとわかるのですが、LACうるまのある浜比嘉島は空港からは遠いものの、自然も人も環境も・・すべてにおいて最高のポテンシャル!(遊びにきてくれた友人は全員、ここにはまたきたいなといってくれました🥺)

ここでなら時間がかかったとしても、この地域やLACうるまでのコミュニティ作りに関わっていきたいと思える。

そんな風に思って今回長期滞在をすることに決めました。

実際に中長期滞在を開始したのは9月末。実際に過ごすなかで、友人3名が遊びにきてくれるなど嬉しい時間もあり、その間の自身の変化は以下のようなものがありました。

・DIOをしたい!という意識と自発性が生まれた
・コミュニティの在り方や存続に対して当事者意識が生まれた
・ゆっくり人との関係を作っていけた
・地元の人との交流がうまれた
・地元での仕事が生まれた

では次は、これを一つずつ説明します。

LACうるま女子ドミトリーの様子
仕事もしやすい環境です
個室ブースがあるのがとってもいい✨

中長期滞在になって起こった変化①DIOをしたい!という意識と自発性が生まれた

LACうるまでの中長期滞在のなかで生まれた変化一つ目は、DIOをしたい!という意識と自発性が生まれたということです。

DIOというのは、do it ourselvesの略。つまりは「みんなで作っていこうよ!」という意味で、LACが大事にする考えの一つでもあります。

でも正直ね、これが短期滞在のときはほんとーによくわからなかった!(ごめんなさい笑)

だって、「一緒にやろう」と言っても短期滞在でやれることなんてたかがしれてませんか??

そのコミュニティや地域をよく知らない自分が、今までそこを作ってきた人に意見するのは気がひけると思っているし、そもそも対話できるだけの人間関係だって数日で築けるものではありません。

DIOという考えはわかる。でも短期滞在でそれはできない。だから余計なことはしない、言わない、関わらない。

それが短期滞在時の私のリアルでした。

でもね、中長期滞在は違います。

コミュニティや地域に関することも少しだけ見えてくるし、なにかアイデアを出した時に、それをちゃんと自分が実行できるだけの時間的猶予がある。

実際にLACうるまでは、自分からスタッフさんに困ってることを聞いてDIOに取り組むなど、自発性が生まれたなと感じています。

中長期滞在になって起こった変化②コミュニティの在り方や存続に対して当事者意識が生まれた

2つ目は、コミュニティの在り方や存続に対して当事者意識が生まれたということ。

私はね、LACもLACうるまも好きです。^^

でもその気持ちは、短期滞在のときはもっとライトだったように感じます。

両者はあくまでサービスの一環。それを利用する側の人間として、「今この瞬間が楽しければいいよね!」という感覚で、この先両者がどうなろうとそれは各人の課題。私にはあまり関係のないことと思っていました。

だけど中長期滞在をするようになってからは、「どうしたらこのコミュニティがいい形で続くのか?」という当事者意識をもてるように。

訪れた友人と現状の課題をシェアしつつ「自分だったらどうする!?ビジネス案」を考えたりするようにもなりました。(笑)

またそんなことを考えているユーザーはほとんどいないと思っていたけれど、同じように思っていたユーザーに出会えたのも嬉しかったこと。

「これはあーだよね、こーだよね!」とユーザーの体験を通した視点からサービスについて考えられたのは、とても嬉しい出来事でした。

LACのTシャツを普通にきこなすA氏

中長期滞在になって起こった変化③ゆっくり人との関係を作っていけた

3つ目は、ゆっくり人との関係を作っていけたということ。

私はこれまでいろいろな地方を訪れてきましたが、『地域の人から見た私たちってどうなんだろうか?』ということがいつも気になっていました。

LACのなかだけで盛り上がるんじゃなく、地域の人にも「あそこにいる人たちはなんかいいね」と思ってもらえなきゃ意味がない。

だけど実際は、短期滞在ではそんな人間関係を地域の人と作るには、時間も頻度も全然足りなかったんです。

実は以前、私が別の拠点に行ったとき、長年その地域に住んでいる方がこっそりこう教えてくれたことがありました。

『田舎の人間は、都会的な人たちが良かれと思ってしたアドバイスに、正直傷ついていたりするんです。地域創生だ、ワーケーションだ、といって新しい人がきてアイデアを出してくれるけれど、都会の人の話すスピードやトーン・人との距離の詰め方は、田舎の人には正直少しきつい時がある。田舎の人は優しいから言わないけれど、僕らには僕らなりに守ってきたものと変えたくない理由があります。だから周りの人はそこを見ながら関わらないといけないなと思うんですよ。』

と。

LACのユーザーって、世間一般の常識からは少し外れた、働き方も考え方もある種都会的な人が多いです。

それはそれで素敵。だけど、地域にお邪魔するうえでそのスタンスじゃいけないと思う。

特にLACうるまのある浜比嘉島は、昔ながらの文化の残る小さな島です。

毎日地域を歩いて、挨拶をして。そんな小さな積み重ねからつくる人間関係を実践できたのが、私としてはとても意義のある体験だったと思っています。

おかげでこの滞在では、島の人から話しかけてくれることも増え、短期滞在では味わえなかった喜びを感じることができました。

中長期滞在になって起こった変化④地域の人との交流が生まれた

4つ目は地域の人との交流が生まれたということです。

地道な挨拶を繰り返すうちに、向こうから話しかけてくれることも増え、「ちょっとこれ食べてきな〜」といただきものをもらったり、島の人の飲み会に呼んでもらえたり。

施設のスタッフさんにも「施設スタッフより施設のことを知っている」と頼りにしてもらうこともあり、とても嬉しい体験でした。

そんな風にして短期滞在では生まれなかった地域の人との交流やスタッフさんとの友好関係が生まれたことは、この滞在においてとても大事な思い出に。(飲み会に声をかけていただいたTさん、Dさん、ありがとうございました!)

ズカズカいかない。よんなーよんなー。(沖縄でゆっくりゆっくりの意味)

その関係が私にとってもまた心地よく、そこから生まれた関係が「またここに来たいな」に繋がっていく。

そういう時間をかけてゆっくり作るものを良さを、身にしみて感じた1ヶ月でした。

呼んでいただいたBBQ
幸せな時間だったなぁ

中長期滞在になって起こった変化⑤地域での仕事をうまれた

5つ目は、地域での仕事がうまれたということです。

私はこの暮らしを始めた頃から、いつか大好きになった土地で、その土地を盛り上げる仕事に関わりたいという想いがありました。

フリーランスになってから早3年。オンラインの仕事が増えるなかで、リアルに人の顔が見える仕事がしたくなっていたのです。

今回の中長期滞在はそんなチャンスを私にくれ、島の人との関わりが増えたことで「そんなにいてくれるならぜひ頼みたい」といくつかお仕事をいただくことができました。

そうやって島しょ地域での仕事が数件。

気づけば来年もお仕事でうるまにくる用事まででき、こうやって深まっていく地域への理解と愛着が、たまらなく幸せだなぁと感じています。(こちらはNさんのおかげです…感謝!)

短期滞在では得られなかったたくさんのこと。

それを今、私は中長期滞在を通して感じながら日々を過ごしています。

お仕事で滞在した津堅島「神谷荘」さま
伊計島では区長さんに麦の畑もみせていただきました

リビングエニウェア、短期でするか?長期でするか?

私は以前から、家を持っていたときも月に一回程度、旅行的にLACやHafHを使いリフレッシュを楽しんでいる人間でした。

だから短期滞在を否定する気はないし、そうやって自分を違う場所に置いてあげられることは、感性の豊かさを生むなと感じています。

だけど、リビングエニウェアな暮らしというものを考えた時、中長期滞在はとってもとっても奥が深い。

長くいるほど自分の想いも関わり方も深くなり、感じることも学べることも増えていく。

そんな毎日は決して楽しいことばかりではないけれど、人生においてとてもいい時間だと感じます。(LACうるまについたあと悩みすぎて書いた記事↓笑)

・旅をしながら暮らしてみたい
・今いる場所以外にもホームができたら嬉しい
・地域やコミュニティともっと関わりたい

そんな人には、長めの滞在がとってもおすすめ。

私が実際に使用して、ここは長期滞在に向いているなという拠点もサイトのなかでは紹介しているのでぜひ見てみてください。

みなさんの旅と暮らしがもっとハッピーになりますように♩

ではまた来月お会いしましょう^^

LACうるまから徒歩3分の海
癒されます

ちなみに今月は、LAC館山関係の方達との交流もあり、また行ってみたい場所が増えました^^♡

来月はLAC宇城三角LAC三豊へ。またレポしていきますね!

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あず(蓑口亜寿紗)
読みにきてくださってありがとうございました!きっと私の文章を読んでくれる方は近いつながりの方だと思うのでどこかでお会いできる日を楽しみにしています。^^