【実録】起業から1年経ち、これまでの軌跡をリアルすぎる葛藤と共にまとめてみた
どうも、あずです。
走り抜けてきた起業1年目。昨年は看護師時代の収入を超え、200名近い方に自身の商品を購入していただきました。・・・が、これは表面。
周りかみるととても順調で華やかにみえたようですが、実際はものすごく泥臭くそして地味。おまけに葛藤だらけ。(笑)そんな裏面をきちんと残しておきたくて今日は書いてます。
正直これを公開するかどうか悩みましたが、人は忘れてしまう生き物。今は今しか残せないので、私はリアルを書き記したい。
そしていつかこの記事が「あんな頃もあったね」と笑えたり、同じことで悩む誰かの背中を押すことに繋がったら嬉しいなぁ。
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⬛︎はじめに
私が看護師以外の働き方を模索し始めたのは2019年4月のこと。
きちんと起業した!と思えるのは、この記事を書いた2020年5月のことです。この記事はこの続きからの1年を記載します。
■2020年5月
この頃の私は、100万円を超える売上に正直ほっとしていました。もう地元に戻ろうと思っていたけど、これでひとまず生きていける。そんな気持ちもあったなぁと思います。
周りからみるとうつでクビからのどんでん返しストーリー。でも、私としては「うつでクビとか人生詰んでる。」という気持ちが思い切りの良さをくれただけのこと。
多分クビでもなくうつでもなかったら、あんなに行動する勇気はなかったと思うなぁ。
やるしかないはマジでやれます
■2020年6月
この頃はまだ始めた講座の試行錯誤中で、緊張と反省の連続でした。
どこまで相手のペースに合わせるか?どこまでの範囲を伝えるか?コロナが流行しオンラインになったことは画面越しで楽という反面、相手の反応が掴みきれず妙に不安になる日もありました。
自分の力のなさと心の弱さを痛感する日々。「はじめからそんな完璧にはできないよ」と思う反面、「いや仕事ってクオリティを高めてなんぼだから」という自分もいる。
そしてそんな中で聞こえてくる世の中の成功法則たちは「お前のマインドやスキルが低いからだよ」と言われているようでなんか辛かったなぁ。
やってみたいとわからないことって沢山あるから、もっと気軽にチャレンジできる社会になったらいいと思うけど、「これは仕事であって遊びじゃねぇんだからな?」と思う自分もいる。
ほら、会社に入ると、新人時代のミスって先輩がカバーしてくれたりしたじゃないですか?仕事が終わった後、どこがいけなかったか一緒に考えてくれたり、ただただ背中で見せてくれたり。いつも何かに守られている中で失敗ができた。
あぁいうのが起業にはありません。同じ職場に通うわけじゃないし、同じ仕事を同時にしている人もいない。だから起業をはじめた数年間って、みんなそばに頼れる人を置くんだと思います。それはコンサルであったり、コーチであったり。でないとやっぱり不安で進めないから。
仕事としての厳しさと、私は私なんだからという優しさ。ううん、優しさという名の甘えかもしれない。私はこの相反する感情の違いに未だに悩むし、葛藤してます。うん、みんなはどうなんだろう。
またこの頃は「あずさんかっこいい」「あずさんすごい」の声が増え、みんなから見える自分と自分が感じる私とのギャップに苦しくなったりもしていました。
寝込むほど苦しんではいないです
■2020年7月
この頃から個人に向けたサービスを開始。予定していた人数を超え、満席でのスタートに一安心な反面、ここでもやはり悩みはありました。
発信は長い期間を経て土台を作るもの。今日明日ではできないことを教える「伝え方」には相当悩んだし、相手を自分のペースに合わせようとしてしまう自分もいやでした。(でも相手のペースでやってしまっては結果がでないという気持ちもあり2つの間で揺れていました。)
また、この時期になるとそれまで仲が良くなかった人達から「○○さんを紹介して欲しい」「飲み会があったら声をかけて欲しい」と言われることが増えました。
なんか見え見えでやだなぁと思った私は、オール社交辞令で対応。なんか人が嫌いになりました。(笑)
しかしこういう時の私はしれっと反抗します
■2020年8月
この時期は、やりたいことが出てこない焦りとみんなのニーズを掴めない不安がありました。
「焦らなくていいじゃん」と思う自分と、「いやでも次の商品をださずに看護師をするなんてカッコ悪いぞ」と思う自分。
「好きな場所で好きな時間に好きな時に働ける」そんな理想の生活を手に入れたら、今度はそれを失うのが怖くなったんです。ううん違うな、発信でそんな毎日書くほど、そうではなくなった時になんて言われるかも怖かったのかもしれません。
自由になったはずが、見えない何かに縛られて苦しい。そんな感じでした。
でもとりあえず停滞が一番苦しいかな、と思ったので、とにかくこの時は駆け抜けることにしました。
苦しい時はあえて走り切るもアリだと思う
■2020年9月
その後新しく商品を出したんですが、販売開始2日目で「だめだ、やっぱり違う」と販売停止。お申し込みをいただいた方全員にメッセージをし、返金をしました。
どうしても気持ちがついていかない。そんな感じでした。
この時期の私は、周りにも仲間がいなく、相談者もいないと思っていました。事実、起業スクールの仲間で他に起業した人はおらず、当時のメンターは次の起業スクールを開始していたためもう相談できないと思っていました。
孤独と不安。それがこの当時の私でした。
そんななか上京当時から可愛がってくれていた女性起業家が声をかけてくれ、私はその方のコンサルを50万で購入。高すぎて震えましたが、これで相談できるとほっとしたのを覚えています。(ちなみに払えなかったので分割にしてもらいました。)
不思議なのは安心した途端やりたいことがでてきて、次の商品が1週間以内に完成し、3日で完売→増席するほどの勢いだったということ。
私はこの時、人の心って不思議だなぁと思いました。安心の土台さえ作ってしまえば人って案外動けるのかもしれない、そう感じたんです。
(その後、年末に自分の価値観マップを記載した際、コンサルでもコーチでもなく、人生を通して頼れるカウンセラーが欲しいと書いた自分がいました。)
泣いたり、弱音を吐いたりするだけで
人は元気になったりすると思うんです。
私にはこういうのを聞いてくれる
大切な人がいるのがなによりの力。
■2020年10月
この時期は自分の経験数の少なさを強化したくて、100人セッションという企画をやらせてもらいました。
100名の席が6時間で完売。自分でも発信の威力に驚きました。そして「ただあずさんと話したかった」と言ってくれる人がいたことも心から嬉しかったです。
ZOOM相談は大体1日5〜6件、これを1ヶ月間、週6でやりました。
途中「なんでこんなことやろうとしたのか・・・」とひどく後悔するほど疲れ果てましたが(笑)私はこの経験で、人がどの段階にいてもみんな悩みや葛藤を持っていることを実感しました。そしてその悩みや葛藤をとても愛しく思ったんです。
「どうせみんな幸せになるのに、あぁしろこうしろと言う意味ってなんだろう。わかっていてもできない時期も必要なのに、それを私は焦らせている気がする。」そんなことを考えた時期でもありました。
ビジネスの世界ってね、「相手の痛みや問題を探せ」っていうのが王道の教えなんです。そしてその痛みに対して、「この商品が理想の未来へ導いてくれるから買ってね〜!(ほら残り○時間で締め切りだよ!)」みたいな風にいう。
このやり方が悪いと言いたいわけじゃありません。起業10年目選手だってこの売り方をしているし、売れやすい方法なのは間違いないから。
でもね、私なんかいやだったんです。(笑)
いろんな人のメルマガをみて、いろんな人の発信をみて、いろんな人のLPをみて、これが王道とわかっていながら「あーなんかいや!」って思っていました。でも、それ以外の方法がわからなかったし、王道の型を実践する段階も必要だと思ったんです。
この100人セッションは、本当にいい経験をさせてもらい協力いただいた皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
■2020年11月
多分ここまで私を見ていた人たちは、私がかなり稼いでいたように見えたと思うんです。でも実際にはそれ以上に出ていってもいました。
稼いだお金は自己投資へ。11月初めの私の貯金は5万円で、本当命がいくらあっても足りませんでした。(笑)
「起業1年目って結構みんなそんなもんだよ」と言われてはいましたが、本当にみんなそうなんでしょうか。(笑)
こんなお金と心のアップダウンに耐えないとみんな起業できないのだとしたら、私、生半可な覚悟の人に「起業いいよ!」っていえないんですが・・・そんな気持ちになりました。
(かといって複業にすると踏ん切りもつかなかったりするから難しいね。)
だからこの時期、「風の時代だ!やりたいことをやる!会社をやめた!みんなの愛に後押しされて!」みたいな発信をみるとなんとも言えない気持ちでした。(笑)
ちなみに100人セッションをやりながら、次は絶対オンラインサロンをやろうと決めていました。その準備をしていたとはいえ、売れなかったらどうするつもりだったのか…、起業1年生の計画性のなさ、本当お恥ずかしいです。
ただおかげさまでオンラインサロンは60名の方に参加いただき、その他に開催したイベントもあったためこの月の売上は過去最高の300万円。
「あぁ〜生きていける」
自分で稼ぎ食べていくってスリルあるわぁと、自由と引き換えに得た責任の重さをひしひしと感じていました。
覚悟と興味、夢と運命。
人生って色々あるよね。
■2020年12月
そして12月に入った途端、なんだか私はものすごい「STOP」の中にいました。あまりに目まぐるしかったそれまでの期間のなかで、とにかく力が入り過ぎていたんだと思います。
周りから見える自分と内側の自分とのギャップに苦しさを覚えながらも、どうにかそこへ追いつこうと背伸びもしました。
ただこの時期はそんなこともしたくなくて、発信もあまりせず、ただひたすら考える日々。私は自然が足りなくなると元気がなくなるタイプなので地元にも約1ヶ月間帰りました。
年末という空気感が作り出す、あの独特の総括感ってすごいですよね。でもおかげで私はいろんな葛藤や違和感を感じることができたし、もう一度自分の目的を考え直すきっかけになりました。
何かが違う。そういうことってあると思います。
でもそのズレは、前へ進んでいないから感じるものなのか、それとも進むべき道がずれているから感じるものなのか。人生って深い〜ですわ。
何度も何度も迷うから、
何度も何度も見つめ考えたいのです。
■2020年1月
なんとなくこの時期から、「でもやっぱり今のやり方(在り方)はいや。変えていきたい。」と思っていました。そんな最中、ある日右耳が突然聞こえなくなりました。
「ストレスを感じたり、寝不足になったりしていませんでしたか?」
病院ではそう言われ、結局耳は治ったんですが、ズレを感じているのは間違いなかったからなんかこの時「よし」と思ったりしていました。
またこの2年間はとにかく仕事!仕事!勉強!勉強!だったので、健康に気を使っていませんでした。コロナの自粛制限もあり、筋力低下が著しかったのでパーソナルトレーニングに通いはじめたのもこの後のことです。
やっぱ身体って大事ですね。
■2020年2月
この時期は年末に入った新しいビジネススクールで、土台を整えるためにいろいろ相談していました。
やっぱり発信は好きなのでその良さは伝えたい!でも発信は時間のかかることだから興味があるなら自分で始めておくことをおすすめしたい!(だって無料でできるし)
・・・というわけで、「0から始める発信マニュアル」というものを作成しました。2月はその動画や音声を10本以上、撮影・編集していました。こういうチマチマ作るの嫌いじゃないんですよね。
あとは、ブログも始めました。みんなが好きな時にみて学べる発信の学び場があったらいいなぁと思って。ここではSEOライティングにも挑戦中で、ブログアフィリに参戦です。
というわけで、前者はもうすぐお見せできそうな予感です。後者はまだかな。
■2020年3月
あぁやっと現在に着きました。長い、長い。すみませんねぇ、ほんと。
ここまできて私はいまこんな風に考えてます。
・これからも発信の面白さと凄さは伝えていきたい
・でも伝える方法は変えていく
・もう一度発信を私自身が心から楽しみたい
・ただただ書き考えることに溺れたい
・みんなの日常や考えていることが知りたい
・これまで関わってこなかった価値観の人に触れたい
・書くことが好きなのでライターに挑戦したい
そして
・自然体でいること
・健康でいること
・シンプルであること
・誠実であること
・尊重すること
を大切にしていきたい。
これをやろうとすると今までみていたものが突然むず痒くなったりして、最近は私のホームだったFacebookも携帯からアプリを削除しました。
(一時期は情報をとにかく入れる!がテーマだったんですが、今は必要なものしかいれない方が心地いいんです。)
今まで創り上げてきた色んなものが離れていく怖さもあれど、私は私を嫌いになりたくない。だから、まぁこれでいいかなぁ!と思ったりしてます。
そんな感じで、起業1年目フィニッシュです。さぁ来年はどうなるのかなぁ!
綺麗事かもしれないけど、
迷い立ち止まる時間も
また美しいなぁと思ったりします。
⬛︎さいごに
看護師から発信を始め、気づいたら発信の面白さと凄さを伝える人間になっていました。
なんだか上記の言葉で絶望した人もいる気がするんですが、この一年色んな人に発信×ビジネスをお伝えしてきて0→1が作れるかは、やるかやらないか?それくらいシンプルなことだと思いました。
そしてその対価が例えお金じゃなかったとしても発信は色んなプレゼントをくれます。
自分の好きなもの、得意なこと、できることがもっと循環する社会になって、もっとみんなが生きやすい時代がきたらいいなぁ。
見てくださってありがとうございました。
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