つい最近まで貧乏だった話



すみません

つい先週に
note納めしたつもりが



先程ふと旦那が食後に

自分の壮絶に貧しかった頃の話を
ぶっ込んできたもんで


皆さまとシェアせずにはいられません笑


聞いてくれますか?




特にそんな面白い話はないですが

ただただ貧しい話です。笑







旦那がふと


「俺のお父さんって

ほんまによく頑張って16人育てたと思う」



そう言ってきた



こないだ亡くなったお父さんの話を

最近よくする旦那





お父さんはタロイモやサツマイモを育てる
農家をしていた


トンガではありがち


育てて市場で売る生活


いっとき少しお金持ちだった時代も
あったらしいが



旦那が生まれた頃はとても貧しかったそうな




旦那は物心ついた頃から

畑仕事を手伝い

市場で売る時に一緒に座って店番をしていた



イモやお母さんが作った布など

手にとっては買わずに通り過ぎていく人達を
見ながら


とても悲しい気持ちになったと

今思い出しても
心がズンとなるそう




家にお金がない時は

朝ごはんも無く

学校に行ってもお弁当すらない



空腹を我慢しながら帰宅して


夜ご飯にはイモだけ


そんな生活


そこにラグビーの部活が加わって
学校の行き帰りは歩きかヒッチハイク



なんて壮絶






お肉を買うお金がなく

安い魚の缶詰を細かくしてスープにして
家族みんなと分けたり

市場で魚の頭の部分だけを安くで買ってきて
それを食べたり

近所の海まで行って海ぶどうを拾って食べたり



泣けるw




育ち盛りの子供だった旦那は

そんな環境で育っていた





旦那の家は

お金がなくても勉強はしっかりやりなさい

がモットーだったらしい



勉強さえしっかりしてれば将来何とかなる


そう教えられていた




実際旦那のお兄さんお姉さんは
しっかり勉強したおかげで

海外にでて税理士さんや助産師さんに
なっている


それをみて

旦那のお母さんは

「ほらな、ちゃんと勉強してたらええ事あんねん」


と、以前私にそう言った



旦那もラグビーより勉強をしっかりしなさい

と口酸っぱく言われていたらしいが


旦那はラグビーを優先した



その
ラグビーを優先したきっかけになった出来事がある




ある時

旦那はお父さんの財布の中身をみた


すると5000円しか入ってなかったそう



その当時銀行口座なんてものは無く

全財産はその財布だった


それが、5000円だった



それを見た旦那が

いつか僕が頑張ってラグビー選手になって
お金を稼いで
お父さんとお母さんを助けよう


それが
そう思った瞬間だったらしい





結果ラグビー留学で日本に来た旦那だが


残念ながら

その大学生活もずっと貧しかった。笑



旦那いわく

その4年はトンガでの貧乏生活より
苦しかった

と言っていた



なぜなら

自分は日本にラグビー留学に来ているのに

両親に十分な仕送りもしてあげれない

自分が生きていくのに精一杯



トンガにいる人達は

海外に出るイコールお金を沢山仕送りしてくれる


そう思っているはず



そのイメージを自分が持たれているのに

応えられない



実際はお父さんもお母さんも
そんな事思ってなかったはずやし
旦那が必死で暮らしてた事も分かってたはず

でもその誰からも言われてない
プレッシャーを勝手に感じていた旦那は


期待に応えられなくて辛かったと

そう言っていた



大学時代

私は旦那が3年生の時に出会っているが


その時旦那は月3万で暮らしていた


なので

いっつもお金を持っていなかった



3万円もらってすぐにトンガに半分送る月もあった


その半分でのスタート

1万5千円で1ヶ月生き延びる



寮でのご飯は夜ご飯しかなかったので

朝ごはんと昼ごはんは各自



朝ごはんは

炊飯器に残った白ごはんにふりかけをかけたり


昼ごはんは学食を食べてるラグビー部の部員のところに行ってよく買ってもらったらしい




そんな生活をしてたのに


大学1年からめきめき大きくなった旦那は


私と出会った頃もうすでに今のサイズ感だった笑





トンガにいた頃よりかは
ご飯食べれてたのかもしれない笑



よぉそんなおっきなったな

と枝豆のような腕をなでなでしたくなる



人生のほとんどを

極貧生活で暮らしていた旦那



そんな思い出話を

夜ご飯を沢山食べてお腹いっぱいになった
食卓で聞く


今の生活がどれだけありがたいか

そして我が子達はどんだけ恵まれてるか、、、



今までの生活を忘れずに
やっていきたいね、、、


と旦那は微笑んだ



私は

そんな極貧生活してきたんやから
これからもし無一文になっても
君とならなんとかやっていける自信あるわ


と微笑みました笑





なので来月から始まるリーグワン

アマナキレレイマフィを見かけたら


貧しかったのによぉ頑張ったな


と思って応援して頂けたら幸いです(?)




イモとふりかけご飯ばっかり
食べてた奴が


頑張ってボール持って走りますので、、、





私も今日は

この貧しかった話されるまで

急に「明日テニスウェアがいるから用意して」

と言われて


はぁ!?
んなもん無理じゃ!

と怒っていたので


貧乏話聞いてから

優しくしてあげよう、、、

という気持ちになりました。笑



ちなみになぜテニスウェアかというと

明日チームでスポーツデーをするらしく
何か他のスポーツ選手の格好をしよう
というイベントで
(多分)


旦那は
大坂なおみになりたかったらしい爆



急に

大坂なおみっぽいテニスウェアを明日までに
用意してくれの
果てしない無理難題にバチギレの私



せめて1ヶ月前に言え


アメリカから取り寄せたるわ



セリーナウィリアムズと同じぐらいのサイズやろ




ったく




そしてもちろんそんな

セリーナウィリアムズサイズのウェアは
手配する事ができなかったので

旦那は違うスポーツ選手で明日出勤します


チームの皆様よろしくお願いします(何を)





こちらからは以上です(笑)





皆さま読んでくれてありがとう。








日本で頑張ってるトンガ人学生達に幸あれ!

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