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zoom飲み会【日々のツイトレ】

※2020.4.26sunのTwitterトレンドワードより


まさか「オンライン飲み会やろうぜー」と仕事関係の人から誘いがくる世の中になるなんて。

しかし、リアル仕事関係の人だからこその問題点が、そこにあります。


微妙な人間関係のパワーバランスが面倒くさい。

1対1のビデオチャットなら、別段その人との関係性を保つことは可能ですが、複数人入り乱れてとなると面倒です。空気読まない人がいると、更に面倒。ネットの向こうの小さな画面だと、その表情も読み取りづらいです。

その上、仕事以外の場なのに、オンラインで仕事の愚痴とか勘弁してほしいです。建設的な意見交換なら時間を割く意味がありますが、ただ飲みながら愚痴こぼしたいだけなら、勝手にやっててほしいと思います。

リアル飲み会なら「終電なんで」とか言って帰れますが、それすら許してくれないし。やめ時が難しいので、会議と一緒で最初から時間を区切ってやるべきです。


リモートワークが推し進められ、これまでビデオチャットなどを使っていなかった多くの人がZoomを活用しています。クラウドコンピューティングを利用したWeb会議システムサービスですが、少し前まではオンラインセミナーなどで使っているイメージでした。

それが、新型コロナウイルス感染症で外出自粛が続き、あっという間に様相が変化しました。

インターネットの片隅で行われていた複数ビデオチャットは、いまやメジャーです。

Zoomでは、1日の利用者数がこの3か月で1000万人から2億人以上に増加したとされ、今は更に増えています。


文字チャットなら別グループでも複数窓を開いて適当にやり取りしていればよかったのですが、ビデオチャットを複数同時は無理なので、画面的には完全に自分の時間を差し出すことになります。

慣れなのかもしれませんが、ビデオチャットだと喋らなきゃいけないので、そこに集中してしまいます。他の作業が並行してできないので、意外と面倒だったりします。


他にもいくつか問題があります。


部屋や周囲の環境問題。

みなさん、部屋きれいにしてますか?

私はあまりきれいにしていないので、いきなりのビデオチャットは少し躊躇われます。

こんな時にはバーチャル背景です。クロマキーが主流ですが、人間を自動判定して背景を当てはめてくれるソフトウェアもあります。気分はハワイどころか、いつも宇宙でビデオチャットなんてことも可能です。

バーチャル背景を展開するビジネスには、もう少し発展する余地がありそうな気がします。

ただ、ソフトウェアがエラーを起こすなどすると、シンデレラのごとく現実に引き戻されるので注意が必要です。

リアルで、バックに大きな布を張っておくのが安心かもしれません。


これから人が増えてくると、様々な人が出てきます。「部屋見せてよ」とかズケズケ精神的土足で入り込んでくる奴もいるので気をつけましょう。

ライブ配信している人たちは既に結構注意を払っていると思いますが、動画には様々な情報が詰まっています。画像は常にどこかで録画されているものと考え、注意しておくことが大切です。


また、家族がいる人は、不意の家族乱入者に注意です。「晩ごはんできたわよー」とかの声くらいならまだいいですが、子供が突然乱入してきて予定外に子供の顔を晒してしまうということもありえます。

ペットの乱入は可愛いし和むのでいいのですが、壁に例の黒い奴が蠢いていたりするとソッ閉じものです。ご注意ください。


Zoomのセキュリティ問題。

どんなソフトウェアにも穴はあります。これまでに、Zoomでの映像が大量に保管されているストレージが見つかったり、セキュリティ破って無理やり入り込まれてグロ画像投下されたり、といったことが起こっています。多くの人が利用すればそれだけ問題も明らかになってきます。

多くの人が利用するということは、それだけ便利であるということですが、Zoomだけでなく、TeamsとSkype、Google HangoutやDiscordなどいろいろと試してみるのもいいのではないでしょうか。

最近はSNSとの連動などをしているソフトウェアもあるので、会社や仕事との線引きをすることも考えて、いくつか選択肢を用意しておいてもいいと思います。


通信環境などの問題。

ビデオチャットは常に動画音声を双方向で通信しているので、かなりの通信量になります。それが多人数となると、同期の問題なども出てきます。また、回線スピードや画像を展開するためのマシンスペックなど、通信環境がスムーズな会話の足枷になる場合があります。

多人数で同時に話すと音声が途切れてしまうということもあり、通常の会議のように同時多発的な意見交換は難しいこともあるようです。



それにしても、バーチャルキャラクターにしゃべらせるとか、エヴァンゲリオンのゼーレみたいにモノリスにしゃべらせとけばいいんじゃないかと思うのですが、そうはいかないのでしょうか。

人の顔が見えるというのは安心するのかもしれません。

そう考えると、チャットの文字だけで頭の中で映像を補完していたのは、実は奥ゆかしかったのかもしれません。

とりあえず、お酒飲んでなくても「飲んでるー酔っ払ってるー」とか書いていれば、その雰囲気を楽しめたはずなのに。「寝落ちしてたー」とかで、その場をやり過ごせたはずなのに。そんなことを思ったりします。



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三田みたらし / Mitarashi Mita
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