打首獄門同好会【日々のツイトレ】
※2020.2.14friのTwitterトレンドワードより
世の中はバレンタインデー。チョコなど甘い言葉に支配されそうな一日ですが、ワードは「打首獄門同好会」。
名前だけ聞くとなんだかオドロオドロして怖そうですが、武道館でワンマンライブを開催したこともあるロックバンドグループです。
ジャンルは「生活密着型ラウドロック」。まるでゲーム企画書で新ジャンル感をアピールしたいがために作り出したジャンル名のようです。
実際に打首獄門同好会の音楽を聴くと、そのジャンル名は間違っていないことに驚きます。
米のこと、魚のこと、きのこたけのこ戦争のこと、ラーメン二郎のこと、岩下の新生姜のこと、働きたくない気持ち、布団から出たくない気持ちなど、日頃の様々な思いのたけをラウドロックで絶叫しています。
絶叫系ロックはライブで歌詞がよくわからなかったりします。しかし、打首獄門同好会のライブではステージに巨大モニターが設置され、VJがビジュアルで表示するため、メッセージ性のある歌詞がしっかり伝わって、初めての観客でも一体感を持って楽しむことができます。ちなみに、パワーポイントで作っているらしいです。
そんなかなり斬新なシステムをやり続けているロックバンドです。
バンドが結成されたのは2004年ですが、私が初めて打首獄門同好会を知ったのが2017年で、結構最近です。
以前放送されていた、フジテレビ系列のバラエティ番組「さまぁ~ずの神ギ問」。まだゴールデンタイムに移行していない日曜の昼放送でした。
番組は、視聴者からの疑問に答える形式で、その解答VTR中で出演されていました。「持ち歌にラブソングが一曲もないアーティストっているの?」という疑問に対して、アルバムを1枚以上出しているアーティストの中で番組が調査したところ、対象のアーティストが75組いて、その中でも一番曲数が多い打首獄門同好会が取り上げられたのです。
ほぼ全曲の作詞作曲を行うボーカルの大澤敦史さんが「マイブームで曲を作っているから」ということで、どの曲も日常を熱く歌われています。
私はその時、打首獄門同好会がすっかり気に入ってしまい、YouTubeでMVを見まくりました。
その後、武道館ワンマン公演を成功させ、農林水産省から評価され安倍首相に表敬訪問したり、ボーカルの声が似ているとされていた大槻ケンヂさんの筋肉少女帯との対バンライブがあったり、年齢不詳だったベースのメンバーJunkoさんが60歳の還暦を迎えたとライブで発表したり……いろいろあって、ついにミュージックステーション初出演。
テレビ朝日系列の音楽番組「ミュージックステーション」(Mステ)は、最近では珍しいゴールデンタイムの生放送音楽番組なので、出演するとSNSでは盛り上がります。
打首獄門同好会Mステ初出演ということで、ファンの気持ちの盛り上がりもひときわだったのではないでしょうか。
今回のMステは、バレンタインに放送ということで「恋うた」がテーマだったのですが、先に紹介したように打首獄門同好会が「ラブソングが一曲もないアーティスト」であることは3年経っても変わっていません。
ナイスキャスティング!
日本のお米に対する愛ということで「日本の米は世界一」を披露。
次に狙うは、NHK紅白歌合戦ですね。
打首獄門同好会のMVを3曲貼っておきます。これまで聴いたことなくて、もし興味をお持ちになられたら聴いてみてください。
「日本の米は世界一」「布団の中から出たくない」「島国DNA」