ゼロからイチへの日誌【33】なまえ

これは2024年4月27日に開幕する予定の朝ミュージカル東京の新作『ながめせしまに茶の湯でも』のクリエイター目線からの記録です。


ゼロからイチへの日誌【33】なまえ

2024年4月18日

前回のファーストリーディングから1ヶ月後。
少し前から本格稽古が始まっている稽古場に潜入した。

M4と、M3の前半の振付が行われていた。付随して、その前後の芝居シーンも拝見。
脚本段階からは想像もしなかった光景が広がる。
「そうきたかー」の連続であった。
皆のアイディアが寄ってたかって生まれて形になってゆく。
クリエイションってほんとーーーにおもしろいなぁ。

執筆作業は、孤独であることを除けば大好きな作業なのだけど、でもその「孤独」がかなり負担であることは否めないので、
創る作業を誰かと共に出来る稽古場はとても安心するんだ。
ひとりじゃないって思える。

話変わって、これはとてもとても個人の見解だが、
いま「M3」とか「M4」とか便宜上書いているけれど、これはネタバレを避けるためであって、
わたしは普段「Mいくつ」と番号で呼ばない。
つくった曲すべてに愛を込めて命名しているので、曲は番号でなく名前で呼んであげたいのだ。
ジャンバルジャンだって24601って呼ばれたら「おれはジャンバルジャーン」って言い返すじゃない。

で、朝ミュの皆は曲のことを名前で呼んでくれるので、ひそかに嬉しい。
ありがとう。

(※演出助手などをやっている時の、舞台稽古などでは例外。
全関係者が集合する舞台稽古では番号を言ったほうがいいこともある一方、やはりタイトルだけ覚えている人も居るので、どっちも呼ぶことになる。
「つぎはM4「ナントカ」からM5「カントカ」まで繋げてやりまーす」、みたいな。)

さて、初日まで10日をきった。

金子大介&小林風花
©朝ミュージカル東京
陶晶瑛(振付)→長坂望絵(振付助手)→清水彩花→大田翔
©朝ミュージカル東京
前列:関森絵美→大田翔→金子大介→小川浩佳(ピアノ)
後列:小林風花→柳瀬大輔→清水彩花
©朝ミュージカル東京


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