ゼロからイチへの日誌【1】 オリジナルミュージカルをつくる地味なキロク

これは2024年4月27日に開幕する予定の朝ミュージカル東京の新作『ながめせしまに茶の湯でも』のクリエイター目線からの記録です。

朝ミュージカルって何だ、という話なのですが、
数年前から流行っている朝活の流れで、朝からカフェで朝食を提供しながら演劇をやる団体が生まれたんですね。
そこから、朝からミュージカルをやる団体が派生しました。
2017年に朝ミュージカル『僕と彼女と物憂げな傘』が初演され、2022年から現在に至るまで不定期ロングランを続けています。(コロナの関係で今は朝食でなくドリンク提供)
オリジナルミュージカルにたくさん関わってきた手練れのスタッフ・キャストさんたちによって上演して頂いております。
ついでに宣伝しておこう。
詳細こちらです。

https://x.com/asa_myujikaru?t=bpODglWov2MMLBwxfHNE-Q&s=09


『僕と彼女と物憂げな傘』
Illustrated by 山中玲奈


で、今春に新作が初演される運びとなり、私はそれの脚本と作詞と作曲を担当しています。
ミュージカルを創り始めて12年くらい経ちますが、頭の中はどうなってるのとよく訊かれるので、頭の中を書いとくことにしました。
でも、わりと適当だからね。それだけは前置きしておくよ。

そして、かなり細かくメモしておいたのでけっこう記事が溜まりました。だから長く続きます。思ったより長く続きます(現時点で30回分は溜まってる)。それも前置きしておく。

それでは、第1回目です。

【1】2022年11月某日

「この人を題材にミュージカルがつくれるかも」という思考がここ1年間フワフワ旋回していたのだが、最近しゅるしゅる固まってきたので、①テーマ②大体のプロット③目指したいカタルシス④登場人物 をスタバでナプキンにメモする。

これが具体化するかどうかは巡り合わせ次第だと分かっているので、いつかできたらいいなぐらいで気長に温存する。どこで上演してもらうかとか特に具体的には考えず。まぁ、少人数ものであることは間違いないけれど。

…これが第1回目のジェネシスです。
ご興味あるかたは以後どうぞよろしく。
初演の日近辺までは載せてこうと思います。

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