韓ミュ観劇録⑦⑧ 「GONE TOMORROW」/「SWAG AGE:叫べ、朝鮮!」
滞在7日目、最後のマチソワで観劇7,8本目。
「GONE TOMORROW」
チケット、なんだか争奪戦だった。
オリジナルキャストが揃ってて、プレビュー終わって初日、という回らしい。
朝鮮王朝時代最後、甲申事変の頃を扱った歴史もので、難しいらしいからざっと予習して行ったがざっとでは済まなかった。
しかし復習してもやっぱり複雑なので、手強い。
そしてこの時代の話は日本が出てくる。良い姿ではない日本が。
更にこれを観た日は、韓国では光復節という祝日。日本では終戦の日。
つい考えさせられてしまう。
世界地図を逆さまに見ると(←物理的に)、韓国にとっての日本のポジションが意味を持って見えてくると何かで読んだことがある。
地図も歴史も思考も、逆から見る心掛けをしたいとおもう。
ミュージカル自体は、芝居よりショーアップみが強い印象。かなりフィクション入ってるらしい。
話はシリアスに進んでいくのだが、ミュージカルナンバーは独白形式が多くて、ダンスいっぱいのアンサンブルとの接点は少ない感じ。
あとは歌ウマおばけのアベンジャーズがThis is the momentとStarsととレリゴーを足して3で割ったような歌で全て引っ絡げて去ってった。
ちなみに高宗を演じたパク・ヨンスさんは、日曜に私が観たL'art resteに出ていた人。
は?全然違うやん。
俳優ってすっご。
これ韓国ミュージカルあるあるなのね。
木曜に観た滅火軍の主演パク・ミンソンさんは土曜にワイルドグレイでオスカー・ワイルド演じてました。
ようやるわ。
さて夜は「SWAG AGE:叫べ、朝鮮!」
これを最後の観劇に選んで本当に良かった。今回の旅に誘ってくださったオンニ(先輩のお姉様)のオススメどおりにして大正解。
そもそもこれ、コロナ禍で上記のオンニに教えてもらって配信を観たことがあり、なんなら拙作「雲母紙鳶」の衣裳の参考にとアイディアお借りした作品(着物にズボンとスニーカーを合わせるとか)でもあり、一番予習が出来ていたもの。
というのもあってかなくてか、いや、
伝統楽器を使った音楽も、これでもかとカラフルに煽る照明も、振付も、プリンシパルとアンサンブルの融合度合いと話の進め方も、素晴らしー!
客席との交流も賑やか。コロナ禍ではなかった客席降りも復活した現在らしい。
絶対ハミルトンの影響受けて作ったでしょ、っていう、14世紀頃の朝鮮の話しなんだがめっちゃヒップホップなのです。
そういうの好きよ。
カッコよかった。
オリジナルミュージカル最高。
請求見たくない散財具合だが、でも、オリジナルミュージカル8本観て良かった。
次のnoteで番外編ものこします
〜韓ミュ観劇録⑦⑧ GONE TOMORROW/SWAG AGE〜
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