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10分日記#11 付き合わない、という選択

昨日私は、自分のことを下に見ている友人と無理して付き合わない、という選択をした。
自分が嫌なやつになってしまう気がして長いこと選べずにいた選択だ。それが心なしか、決めてしまったら不思議と心がすぅっと軽くなった気がする。

わたしは八方美人だ。
といっても、自分でそう思っているだけで、傍からは”誰にでも愛想のよい不器用な人”に見えているかもしれないが。

嫌われるのが怖くて怖くて、それとなく相手にとって良い(だろう)顔をするし、自分のことを嫌ってくる人にも、これ以上嫌われないように(あわよくば好かれたら嬉しいと)擦り寄ってしまう。

でも、なんだか疲れてしまった。
自分のことを大切にしてくれない人に心を揺さぶられるのはイヤ。
という本心を受け入れていいんだよ、とようやく自分に許可してあげられた気がする。

立ち回りが上手で、場を作るのも、気を遣うのも上手な十年来の友人。コミュニティーの中心人物。みんなそんな華ある彼女に惹かれるし、私もその一人。彼女の立ち振る舞いに憧れる。
でも、私は知っている。彼女は常に周りを格付けしていたし、表面上お友達のふりをしている下に見ている友人を陰で笑ってた。そんな器用な彼女は、陰で笑われた友人同様私のことも下に見ていることも知ってる。

私の中には、価値が低いと思われていることを受け入れていて、価値を感じていないのにそれでも仲良くしてくれることが有り難いし申し訳ないと思う気持ちと、格下と思いながら接せられる自分がとても惨めで切ない気持ちとがせめぎ合っている。彼女と関わると私の心は乱れるし、そんな自分がとても好きじゃない。


だから、わたしはしばらく彼女と付き合わないことにした。
もしかしたら、彼女は私が傷つかないように、私の為にその対応をしてくれていたのかもしれない‥‥だから「今まで付き合ってくれてありがとう」の気持ちは忘れず、しばらく少し距離をおく。
数年後もしくは十数年後顔を合わせることがあったら、その時はまた笑顔で会えたらいいな。

今日はここまで。
良い一日を

【追記】
人を下に見るとか見ないとか、なんかイケてないな。どんな人にもリスペクトの気持ち、忘れたくないね。


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