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【AC6】う ん ち 杯 ア セ ン の 手 引 き
2024年5月31日、遊生 黄泉路さん主催によるAC6特殊大会『うんち杯』の第2回大会が開催 されます されました。
※2024-06-05 追記
大会が終わったので記事を微修正。
筆者は2回戦敗退という微妙な結果で終わりました。以下に書いた事前予想のとおり多様なクソ機体が現れましたが、仮想敵をイメージしきれなかったのが敗因です。
Tonamelにて試合結果とクソ機体の一覧が見られるので、どのような戦いが繰り広げられたか興味があればぜひご覧ください。
【告知】
— 遊生 黄泉路 【AC6 432】 (@Yuki_Yomizi) May 25, 2024
大好評だったうんち杯が再び!
最弱の機体を作り相手に使わせ勝利をつかみ取れ!
今回は積載超過無し・禁止パーツが追加された新レギュレーション!
クソ楽しい大会ですぜひエントリーお待ちしてます!
ルール・エントリーはこちら↓
https://t.co/qAx1krEHV9 #AC6 #アーマードコア6 pic.twitter.com/pkOlGKDQul
この大会は『お互いの考えたクソ機体を使って1vs1を戦い、トーナメントを最後まで勝ち残った者(の組んだアセン)が最弱の座に輝く』という特殊なルールのもとで行われます。
第1回は2024年5月3日に開催され、筆者はそこで準決勝進出(決定戦なしにつき同率3位)の成績を収めました。
普段のAC6からは考えられないクソ機体が織りなす戦闘シーンを楽しませてもらいつつも、3位という結果に若干の悔しさも感じていたのも事実。そこにまさかの第2回大会ということでリベンジ、いやリ便ジするべく参戦を決めました。
その一方、第1回に参加し『同じレギュで組まれた他人のクソ機体を動かしたことがある』という事実に多少のアドバンテージがあるのでは、という思いも無いではなかったり。
そこで、第1回でのアセン傾向とそれを踏まえたルール変更について分析を行いつつ、より劣ったクソ機体の構築を促すことでもって第2回参加者への還元を図ろうと思います。このルールは互いのクソ機体がギリギリの泥試合を繰り広げるのが、戦う側・見てる側ともに盛り上がって一番おもろいので。
大会参加者でない方も、普段とは違った角度から機体を分析することで新たな発見があるかもしれません。
よろしければ最後までご覧ください。
参考 : 第1回大会
参考までに、第1回大会のTonamelリンクと試合配信のリンクを貼っておきます。参加者一覧やトーナメント表からエントリーされたクソ機体が見られるため、前回大会の傾向をみるサンプルとしてご覧ください。
Tonamel
YouTube配信
大会ルール
まずは第2回の大会ルール、特にアセンブルに関する部分の確認です。ルールのうち、第1回から追加された部分を太字で示しています。
禁止パーツ
ジャンクパーツ(JAILBREAKシリーズ)
MULE(ブースター)
パルススクトゥム(VE-61PSA)
垂直ミサイル
(BML-G1/P01VTC-04)
(BML-G1/P03VTC-08)
(BML-G1/P07VTC-012)
ジャミング弾ランチャー(MA-T-223 KYORIKU)
積載超過・腕部積載超過禁止
ハンガーシフトによる腕部積載超過もNG (Xリンク)
腕武器・肩武器に同一パーツ禁止(4連ミサ+6連ミサなどのサイズ違いはOK)
素手(パーツ無し)禁止
肩装備なし禁止(何かつけてね)
エキスパンション無し禁止(何かつけてね)
試合中パージ禁止
(以上、大会ページおよびXから引用)
基本的には理不尽に弱くなるパーツ・アセンの縛りと、武器による負荷を減らせてしまうパージの禁止。それに加え、前回大会の内容を受けた禁止事項追加といった感じのルールです。
今大会の予想
追加ルールの中でも影響が大きいのは、積載超過とMULEの禁止でしょう。第1回大会ではこれらを使った、絶望的なまでに低い機動力を実現したアセンが上位へ負け残りました。
実際のトーナメント表でも他の機体はふるい落とされており、準決勝では筆者を含めた4機とも積載超過MULE軽二が残る結果となっています。
一方、今回のルールでは積載超過・MULEの両者ともにレギュレーションで制限されました。これはつまり、前回と違ってどのような機体でも一定以上の機動力が保証されることが予想されます。
前回に倣って機動力を落とそうとした場合、このレギュレーションでは機体の総重量とともに脚部の積載量も増やさざるを得ません。そうすると軽二で積載超過させられた前回に比べ、必然的にある程度の機動力を維持したまま機体のAP・防御性能も上昇していくことになります。
すると『防御と姿勢安定に優れるが鈍重なフレーム』よりも、『速度はあるけど極限まで装甲と安定を下げたフレーム』の方が弱いかも?といった方針をとる参加者も出現しうるでしょう。
このような思考を起点としたメタ読みが回ることによって、今大会では前回よりもバリエーションに富んだクソ機体が勝ち抜きうるのではないかと筆者は予想します。
そして普段のランクマ等と同じく、環境の機体バリエーションは想定するべき相手の種類に直結します。結果として、対戦が予想される相手機体との有利/不利、自分のクソ機体の勝ち筋を潰す立ち回りの習熟度といった要素も、前回以上に重要になってくるかもしれません。
せっかくクソ機体を組むのですから、自分の信じる弱さを行けるところまで突き詰めてみましょう。
弱いアセンの作り方
今大会の環境予想も済んだところで、私が第1回でアセンを組むにあたって実践したことを記していきます。
1. 使ってみる
ひとまず弱そうなアセンを組んでみて、実際に戦闘してみます。アリーナで適当なNPCを見繕うのがいいでしょう。
筆者が最初にオススメするのはアリーナ27位の『G6 レッド』。普通に戦えば決して強くはないものの、弱さを追求する上ではほどよいパフォーマンスを発揮してくれます。
ちなみにレッドより下にはインビンシブル・ラミーとインデックス・ダナムの二人がいますが、彼らは武器を3つしか持っていないのでうんち杯のレギュレーションに適合しません。せっかくなら武器は4つ装備しているキャラを相手にしましょう。
NPC相手でも実際に使ってみることで、自分の組んだクソ機体の特性が見えてきます。まずはそこから把握していきましょう。
2.『どこが弱くないか』を考える
自分で組んだクソ機体を使ってみると、意外と戦えてしまうことが分かるかと思います。そこで『なぜ弱くないのか』という観点で自分の機体を分析してみましょう。
例えば、今回は禁止されている垂直ミサイル。第1回の際は「ランクマッチでは見ないけど、鈍重な機体が相手なら刺さるのでは?」みたいな事前予想がありました。どれだけ弱いと思っている武器・フレームでも、探してみれば意外と強みが見つかるものです。
一番わかりやすいのは、NPCと戦った際に『スタッガー蓄積に一番貢献した武器』でしょう。どんなクソ機体でも、スタッガーさえ取れれば意外と勝てることがテストするうちに分かってきます。
そういった機体そのものの強みを少しずつ削っていくことで、より弱いクソ機体を目指していきます。
3.『自分ならどう戦うか』を考える
テストを繰り返しつつそこそこ弱い機体が出来上がったところで、自分のクソ機体とミラーマッチしたときのことを考えてみましょう。
自分のクソ機体のテストプレイを繰り返すうち、どう戦うべきかという理解度が上がることで勝ち筋がなんとなく見えてきます。その勝ち筋に対して、もし可能ならパーツの置き換えで、不可能なら相手側になったときの立ち回りで強みを潰す方法を考えます。
自分のクソ機体に存在する勝ち筋、ひいては使いうる選択肢を潰していくのがこの段階です。
4.『コイツはどんな相手なら勝てるか』を考える
行くところまで行くと、パーツの置き換えではどうしても潰せない強みだけが残ったクソ機体が出来上がります。
そこで『どんな相手ならその強みを潰すことができないか』を、言い換えれば『相手からどんな機体を押し付けられたら自分の機体に負けうるか』を考えてみます。
ここで致命的に負けうる機体が思いついてしまったなら、自分のアセンも少し見直した方がいいかもしれません。その『自分のクソ機体に負けうる機体』が持っている弱さを取り入れる形で、再度調整を加えてみましょう。
ちなみに、第1回での私はこの部分が甘かったがための相性差で敗北しました。
もし自分のクソ機体に負け筋が思いつかない、あるいは立ち回りで十分カバーできると考えたなら、満を持して完成です。大会に臨み、互いのクソ機体を乗り回し、その弱さにゲラゲラ笑いましょう。
おわりに
本記事のサムネ、実は第1回で組んだ私のクソ機体です。大会に出場した際は、互いのアセンの弱さに爆笑しながら戦ってました。この大会では、勝ち進めば勝ち進むほどに弱いクソ機体が待ち受けています。ある種の蟲毒かもしれません。
ですが待ち受けるクソ機体同士の戦いには、普段とは違った緊張感と高揚感も含まれています。ここまで弱い機体を追い求める記事を書いてはいますが、結局は楽しんだもん勝ちの祭りであるのも確かです。あまり気にせず楽しく行くのも良いでしょう。
この記事を読んだ皆様に満足いくクソ機体の、あるいは良き対戦経験のあらんことを。
公開日 : 2024-05-27
最終更新 : 2024-06-05
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