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5000字小説 始めます


これから始めること

あけましておめでとうございます。はじめまして、梓 駿斗(あずさ はやと)です。ペンネームでございます。2025/1/3現在、22歳男性です。私は小説を生業にすべく日々研鑽しております。新人賞に向けた執筆と並行し、この度noteを始めることを決意致しました。まずは実際に投稿するコンテンツについて書かせていただこうと存じます。

毎週土曜日に短編を投稿

2025年から、毎週土曜日に短編を投稿していきます。毎日投稿は仕事感が強まりすぎることから、この形式に決定しました。つまり、明日の1/4が最初の作品投稿日となります。週一の頻度で大丈夫なのかとも考えましたが、それくらい気楽な方が素敵でありましょう。

・文字数について

タイトルにもあるとおり、上限は5000字です。しかし、あえて下限は設定しません。理由は、継続を最重要項目にしているからです。更に言えば、短い文章で完結させることの難しさを知っているからです。
最初は寧ろ、5000字という上限に苦しむことの方が間違いなく多くなります。文字数が減ること=成長、ではありませんが、文字数を調節できるようになればそれは成長であると考えております。私にとってのnoteとは、制限が少なく自由である状態が好ましいのです。
また、作品ごとにタイトルも付けます。タイトルにも様々なパターンがありますが、幅広く挑戦していきます。

・ジャンルについて

特に指定しません。幅広く挑戦してみようと思っています。
恋愛、青春、SF、推理、ファンタジー、ミステリー、歴史、童話、官能。
自分に何が向いているのかは、やってみないと分かりません。
ちなみに好きなジャンルは純文学とイヤミスです。

鑑賞した作品の要約or感想

気に入った作品があれば、適宜投稿していこうと考えております。
小説だけでなく、映画や漫画、アニメ、音楽、落語、演劇、俳句など、様々なものを摂取していきます。
要約は40×30字の一枚以内とします。正直、これを繰り返すのが最も効率的ではなかろうかと考えております。ただ、インプットを増やしすぎると雁字搦めになる質でして、月1程度にする予定です。
感想はもっと気楽に書こうと思います。遊び場は必要ですから。

思考の整理・書留

また、私が日々考えた何気ないことも時折投稿する予定です。備忘録のようなものでしょうか。
これまでの私は何か面白いことやどうでもいいことを思いつくと、スケッチブックに鉛筆で書き留めてきました。それを繰り返しながら執筆していると、稀になんでもなかった走り書きと作品が勝手に結びつくことがありました。このような「自分の能力の外側にある偶然」を取りこぼさないために、しょうもないことであっても気軽に投稿しようと思います。
ただ、あまりにも魅力的な思い付きは、変わらずスケッチブックに書くつもりです。己の資産ですから。

noteを始めた意図

  1. 物語を完結させた経験を増やすため

  2. 成長の記録を残すため

  3. 活動を広報するため

1.物語を完結させた経験を増やすため

私がこれまでに新人賞へ投稿した小説は1作のみですが、その作品が最初に書いた作品というわけではなく、それ以外にも4作書きました。しかし、自分自身が納得して完結させた作品は投稿したものだけであり、それ以外は上手く完結できなかったり、そもそも途中で書くのをやめてしまったりした作品なのです。
物語を完結させることの難しさ。あるいは、理想と現実とのギャップに対する恐怖。これらは経験を増やすことでしか解決しないでしょう。
もちろん、完結させることだけが目的ではありません。完結させるにあたって、物語の見どころやそこに至るまでの構成力、文章量に対する平衡感覚、魅力的なタイトル・書き出しの作り方、己の武器の明確化など、様々なメリットが得られると確信しています。

2.成長の記録を残すため

私はこれまで、長編小説ばかりを想定して活動してきました。そのため、執筆中に自分が成長していることはなんとなく理解していても、明確な過程が残ることはありませんでした。
数か月~半年以上かけて書き上げる作品では、日々の成長に対する喜びが不足しがちです。そこで、どんなに未熟で冗長な文章であっても毎週投稿し続けることで、成長の記録を残そうと考えました。
投稿初期の小説がつまらないのは必至でしょうが、どうかご容赦ください。
私は書けるようになります。

3.活動を広報するため

私は新人賞受賞を目標に活動しております。しかし、新人賞一本で挑戦することの難しさというものを、知らないわけではありません。新人賞によって差はございますが、その倍率は生半可なものではありません。能力の最大値を発揮したとしても、どこまで行っても最終的には運が絡みます。時代のニーズは毎週変遷しますし、選考委員との噛み合いもあります。私も彼らも人ですから、これを拒絶するのはナンセンスでございましょう。

さらに、昨今の出版業界において、無名の新人作家が本を売るのはかなり厳しいです。今日の日本において本を売りたいのであれば、芸人や社長として名前を売るか、あるいは著者自身が没落したり成り上がったりしたバックボーンを作るのが最も手っ取り早いです。
悲しいことに、現代では作品よりも著者がどのような人物であるかに焦点が置かれがちであります。その最たる例が、自己啓発本でありましょう。
ここで明確に表明したいのが、私は自己啓発本のアンチではないということです。彼らは巧みに市場を把握し、出版することで一定量の権威を獲得せしめんとするだけなのですから。
彼らは収益を目的とせず、寧ろ出版した経歴を目的としているのです。

さて、では私のような作家の卵はどうすべきなのでしょうか。王道を征くのであれば、やはり新人賞受賞でありましょう。憧れます。
しかし、受賞したところで自分の作品が売れるかどうかは定かではありません。デビュー作が芥川賞や直木賞にノミネートする、なんてことはまさに「捕らぬ狸の皮算用」とでも言いましょうか、人生設計に組み込むのは気が引けます。

そこで、私はこのnoteを用いて自身の活動を広報することにしました。最近の編集者はインターネット上からも新人を発掘しようとしているそうです。もちろん、私の文章が彼らの目に留まるかはわかりません。時間はかかるでしょうし、ともすれば無駄かもしれません。
ただ、このnoteを続けることは確実に私の成長に繋がります。それに、編集者には届かなくとも、同志たちとの繋がりが獲得できるかもしれません。

人脈形成などというものは、王道ではないのでしょう。浅はかな考えだと自嘲した事さえあります。しかし、私は手段を選べるような段階ではございません。まずは、何が何でも自分を世間に認知させる。とにかく舞台に上がるのです。そこでようやく手札が増えるというものでしょう。
始めないことには何も生まれませんから。

根拠のない自信を抱いて

試しに、くだらない書留をさせてください。

先述したとおり、この活動が実を結ぶかどうかはわかりません。気を抜けば、すぐにでも不安に苛まれます。しかし、クリエイターを志して活動する人々には、「自分だけは上手くいく」「自分ならできるはず」という小さく頼りない言葉が根底にあるはずです。私にもあります。

これこそ、「根拠のない自信」です。
ただ、これに基づいて行動すればただの暴挙に見えるでしょうし、周囲の人間や自分自身でさえも否定してくるはずです。理論を基にしながら失敗せずにコツコツとやるのは素晴らしいことですし、そうすることが是とされながら私は人生を歩んできました。
しかし、根拠のない自信を抱いて馬鹿みたいにやり込んだ人だけが、成りたいものに成れるのではないでしょうか。
論理的かつ計画的に物事を進めてさえいれば良いのなら、人々はもっと幸せなはずです。なぜなら、端から理論を頼るのは意外と簡単で、軽率に安心できるからです。しかし、人々は苦しそうではありませんか。

私は物事を始める前に、理論を捏ね繰り回すのをやめることにしました。
誰かの轍から生まれた理論を頼るのに、飽きてしまったのです。
だから、まずはとにかくやる。人間は愚かな生き物ですから、費やした時間や労力に対して後付けで理屈を捏ね、価値を感じます。
しかし、後付けも結果論も私は大いに結構です。なぜなら、これらは自分が何かを生み出したことの証明に他ならないのですから。

ちなみに、このnoteを書いているときに理論を捏ね繰り回す感覚はありません。皆さんと同様に論理的な思考に頼り過ぎた生活でしたので、理論に頼らないように意識しても、この程度のことは考えるまでもなく思いつきますから。理屈の完全な否定というよりも寧ろ、不自然な理論武装をやめる、と表現すべきかもしれません。

あと、私は別に何者かに成りたいわけではございません。
私はただ、良い作品が書けるようになりたいのです。
現在の私にとっての良い作品とは、「作家のネームバリューとの繋がりが非常に希薄、あるいは完全に無い作品」を表します。真に優れた文章であれば、それを誰が書いたかなどというのはきっと些末なものではないか、と考えるからです。現代の著者重視の流れに、真っ向から反抗していますね。
まあ、これから作品を生み出していく過程で、良い作品の定義は次々と変化していくのでしょう。それもまた楽しみであります。

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございます。
これから毎週土曜日、欠かさず5000字小説を投稿します。
(体調管理が下手なので、これも練習します)

初期はお見苦しいかもしれません。
しかし、私は書けるようになります。なぜなら、日々書いているからです。
自信ならあります。自信しか要らないです。
我武者羅に量をこなした経験は、将来起こるであろう危機的状況において頼りになるはずです。とにかくやります。

ちなみに、このnoteが4365文字です。見出し等作っておりますのであまり参考にならないかもしれませんが、これよりやや多いくらいの文章量になる想定です。

乞うご期待。

梓 駿斗(あずさ はやと)