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UNISON SQUARE GARDEN 20240907-08 大阪城ホール 「20th BEST MACHINE」
趣味嗜好は時期や年齢に従って変わっていく。
それは好きなバンドにも当てはまると思っている。
最新曲やカップリング曲を含めてある程度把握しているとなれば、それは時が経つにつれて不本意ながら自然と絞られて片手で数えられるほどになってしまう(人が多いように思う)。
自分の中ではその数えられるひとつのバンドがUNISON SQUARE GARDENだったりする。
ユニゾンに初めて触れたのは10年以上前。高校生の頃だった。
疾走感に溢れたポップでロックなサウンド。
頭の良い奴が使う聞いた事のない言葉が詰め込まれた特徴的な歌詞。
それを歌いこなす突き抜けるような声の高音ヴォーカル。
当時高校生の僕には全てが刺さりまくっていた。漁るようにファーストアルバムから聴いていった覚えがある。全部全部良かった。
『オリオンをなぞる』で出会った僕はユニゾンに心を掴まれ、今の今まで音源がリリースされれば聴く事を続けている。
そして2024年、僕はアラサーになり、メンバーはみんなアラフォーになり、ユニゾンは結成20周年を迎えた。
武道館公演、リバイバルツアー、ファンクラブ限定公演、ベストアルバム発売etc...イベント盛りだくさんでこの一年を華やかに彩って走り続けている。
その中のひとつ、ベストアルバムのリリース記念ツアーとして『20th BEST MACHINE』が開催された。
ツアー初日9月7日と2日目の9月8日、大阪公演。
行ってきました。
ツアー初日に居合わせられるのはなんか嬉しい。
誰も知らないものを最初に観ることができたような得した気分になる。
終わってみればシングル曲、 タイアップ曲のオンパレード。
斎藤さんも冒頭のMCで
「ユニゾンをのライブを初めて見る方にとってはとても易しい、ユニゾンを見た事のある方からすればつまんねぇって思うかもしれないですが」
と言っていたがこんなセットリストは普段見てきた側からすれば逆に珍しいので全く退屈なんてしないし思い出を振り返るようで全曲要所要所でグッときた。
全く慣れてなさげな火柱の演出や、アイドルのライブでよく見る紙テープが吹き出てくる演出も違和感ありまくりで見てて楽しかった。
「最近サウナにハマっているので火柱が出た時は熱波を浴びているみたいで良かったですね」
みたいな事を斎藤さんも言っていたのでまあ結果良かったんじゃないだろうか。
スリーピースのパフォーマンスの最高点にいると思う。これ以上なんてできない。できるわけがない。
約2時間で全22曲、アンコールはなしで駆け抜けた。20年分の彼等なりの感謝が伝わってくるライブだった。まだまだこれから続く彼等の後ろを着いて行くことができればいいなと思う。
そういえば僕はこの日のライブ前にようやくファンクラブに入った(遅) 悩み続けて数年越しの実現。ようこそ。
この日以降毎日のようにライブ音源を漁り続けている。相変わらずサブスクは契約しているがCDはなるべく買う派なのでライブ音源は割と所持している。ユニゾンのライブ音源多すぎる問題。嬉しいけど。飽きるまで聴こうと思う。
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レイテンシー初回盤のライブ音源聴きながらこれを書いていた。これおすすめ。
オリオンをなぞるのシングルに収録されているガリレオのショーケースもおすすめ。
おすすめだらけ。
大好きなバンドが大好きだと再確認できた。
ロックバンドは、やっぱり楽しい。
【セットリスト】
センチメンタルピリオド
Invisible Sensation
カオスが極まる
オリオンをなぞる
流星のスコール
リニアブルーを聴きながら
10% roll, 10% romance
kaleido proud fiesta
春が来てぼくら
Numbess like a ginger
Nihil Pip Viper
いけないfool logic
Phamtom Joke
アナザーワールドエンド
桜のあと(all quartets lead to the?)
MR.アンディ -party style-
fake town baby
徹頭徹尾夜な夜なドライブ
シュガーソングとビターステップ
crazy birthday
スペースシャトル・ララバイ
Catch up, latency