MtG 碑出告と開璃/Hidetsugu and Kairiコンボの話
デッキリスト(紙束・やぎのえさ)
Land 26
plain 1
Island 2
Otawara, Soaring City 1
Swamp 2
Boseiju, Who Endures 1
Shipwreck Marsh 4
Deathcap Glade 2
Llanowar Wastes 2
Restless Cottage 1
Yavimaya Coast 3
Raffine's Tower 3
Spara's Headquarters 4
Creature 5
Sheoldred, the Apocalypse 1
Hidetsugu and Kairi 4
PlainsWalker 2
Jace, the Perfected Mind 2
Spell 27
Make Disappear 4
Disspate 4
Path of Peril 3
Memory Deluge 3
The End 3
Virtue of Knowledge 1
Farewell 1
Breach the Multiverse 4
Herd Migration 4
Sideboard 15
Wash Away 4
Drag to the Bottom 3
Jace, the Perfected Mind 1
Virtue of Knowledge 2
Thrun, Breaker of Silence 4
Farewell 1
コンボ要素
大きくは碑出告と開璃を絡めた削り&コスト踏倒しかジェイスによるLO戦術で勝つ。多元宇宙の突破を絡めた友情コンボは後述。
あと私は白という色が本当に嫌いでMtG次元からなくなればいいと思っている。できれば告別も入れたくはないが有無で勝率がそこそこ変わるので仕方なく入れている。白いカードが強すぎるからいけない。
そういう縛りのない人は4色で白強めにするか、同じコンセプトでもアゾリウスかエスパーにする方が遥かにデッキの完成度は上がると思います。
碑出告と開璃での積み込みはいくつかあり、即起動したいなら多元宇宙の突破と捨てて良いカード。
相手の除去や先制持ちがいるならば全除去を積んだりかき消し構え。特に相手の戦闘フェイズに先制で落ちて告別が先制攻撃ダメージ解決時に飛んでくるのはなかなか刺さります。
また1ゲーム目で見せておくと意識するので2枚目に積んだり、碑出告と開璃が場にある状態で手札にもあるようなら2枚目に積んでレジェンドルールで落として起動させるのもあり。Arenaだと強制的にスタックがETB(3枚ドロー)の上にCIP(トップ追放)とされるのだけど、ルール的には完全に同時なのでスタックを自由に積めるはずなんだけどね、確か。
→スタックを自分で積める設定にすれば問題ないです。むしろこのデッキ使うなら必須。
あとはマナがないとほぼ成立しないロマンムーブは碑出告と開璃をだしてETBスタックで喉首狙いされた時などに誘発に際し知識の徳目と群れの渡りを用いて、3枚みる→気に入ればそのまま積み込み、ダメなら群れの渡りでシャッフル→トップ追放みたいなスタンダードでレガシーのブレインフェッチムーブができます。実用性はない。
パターン1
碑出告と開璃をブロッカーかかき消しのコストに当てて積極的に墓地に送って再度碑出告と開璃から多元宇宙の突破を引くのを期待して積み込むパターン。ミドルレンジを見据えた持久戦。ダメージソースは碑出告と開璃からのめくれダメージを狙うのでとにかくコストの重いスペルを積み込みたい。
パターン2
ジェイスを出して-5からスタートするか、碑出告と開璃経由または素撃ちで多元宇宙の突破でジェイスが落ちることを期待。出したらすぐに-5。多元宇宙の突破とジェイスの-5だけで25枚削れるし、知識の徳目をインスタントで絡めればジェイスの-5が30枚削れるようになるので相手は大体LOする。
パターン3
パターン1の派生系だが碑出告と開璃で群れの渡りを積み込むとめくれて-7、盤面に3/3が4体。これで更地で返せれば合計19点なので大体相手は死ぬ。サイド後でなければまず決まらないが碑出告と開璃の積み込みを告別、群れの渡りにした上で死亡誘発を知識の徳目で2倍にして告別→群れの渡りと起動できるとそこそこ決まる。
実際の動き
そのうち対戦動画載せます
採用したカードと採用しなかったカード
除去系
喉首狙い…スロットの都合入れられなかった。そもそも車で言えば高回転側でのみ回るピーキーなデッキなので対ミッドレンジであれば一貫の終わりで抜いていく方が早いため。本当は数枚スロットを開けるべきだと思っている。
切り崩し…今現在の青白兵士や赤白みたいなデッキが多いと入れたい気持ちもわかるが後半なんの役にも立たないカードはデッキに入れられない。あとは1対1交換だと間に合わないこともあるので群れの渡りとジェイスという盾を使いつつ全除去で流す方向にしている。
打ち消し系
否認…前のVerはサイドに2枚取っていましたがアラーラコンボがほぼ消滅したこともあり、カウンターの撃ち合いより直接的にデッキからのリムーブや打ち消しを取りたいため非採用。
軽蔑的な一撃…強いのは分かるしスロットがあれば取りたいが、軽いのを出して盤面維持することより間隙を縫ってビッグアクションから一気に捲るデッキなので2マナかつ相手のマナコストが4以上と限定されるスペルより1マナで5マナ(忠義の徳目)や7マナ(記憶の氾濫)、エターリの踏み倒しスペル、バトル、特にコバカーンへの侵攻の裏返りを対処できる洗い落としを優先。
全除去
太陽降下…あれば強いけど白嫌いなので。白に寄せるなら危難の道と底への引き込みのスロットが変わると思う。
赤
PWデッキが多ければ家の焼き討ちを使いたいので赤にするけれど置物が多いので白を優先した結果。トライオームとしては赤を含ませて5色にした方が群れの渡りコンボで7+15点の確定死ダメージになりやすい分強いのだが。グリクシスだと青黒となり群れの渡りが2Tに使えない可能性があり、ジャンドだとかき消しが構えられないこともあり2Tの安定をとって不採用に。
その他コンボカード
爆発的特異性…ロマンすぎる。Explorerなら一度使ってみて決めたことがあるけれど白やシェオル相手にライフを回復された時点で割と負ける。オールインしないと今の環境では厳しく、その割には本当に20点しか削れないのはきつい。
初手でハンドに3枚きたのをみてやめました。そもそも多元宇宙の突破と碑出告と開璃パッケージ自体長期戦でも十分戦えるのでワンショットキルを無理に目指す必要がどこにもない。
タイムワープ系…ExplorerというかPioneerの話になるけれど時間への侵入、水の帷の分離、アールンドの天啓という鬼つよカードと出現の根本原理というこれまたお誂え向きな踏み倒しカードがあるので根本原理からタイムワープ系3種出してずっと俺のターン!とかできる。5ターン生きていれば。
(異界の進化で最速4Tでいけなくはないけど)
PioneerやExplorerであれば闇の領域の隆盛と多元宇宙の突破を踏み倒してわちゃわちゃさせたりできる。
友情コンボ
高確率で決まるのがシェオルドレッド+碑出告と開璃。
ETBで6点ゲインするのと相手の除去がシェオルに向かうのでブロックからのスペル踏み倒しが割と決まる。
相手のジェイスを絡めたLO。これも大体決まる。お互いLOを削り合うのであっという間にデッキがペラペラに。
相手の永遠の放浪者/The Eternal Wandererやヴェールのリリアナ-2を自分に決めるなど。多元宇宙の突破から能動的にもう一回碑出告と開璃のコンボを決める。
相性とサイドボードプラン
白単 ×
サリアからエーデリンを続けて出されるとGoodGame。全除去引き続ければ勝てる展開もあるけれどまあきつい。
軍備放棄か骨化が確実に飛んでくるので碑出告と開璃を出すならかき消しを構えられる7マナまで無理。つまり無理。
ジェイス3枚、知識の徳目3枚体制にして30枚削り2回といったロマンを期待する展開になる。相手が事故っていたり先行ならまあまあ勝てるけれど、メインが厳しいのでマッチとしては負けかなと思う。
白青兵士 ×
無理。展開阻害できない上に全除去はカウンターされる。しかも微風の歩哨でかわされる。結構諦めるマッチ。
白黒ミッドレンジ △
引き次第と相手に何枚ケイヤがいるか次第。大体1枚なので引かれないことを祈るか打ち消せばなんとでもなる。ただ除去とカウンターのバランスが難しく噛み合う必要があるのが難点。相手にカウンターがないのは間違いないのでジェイスで積極的にLOを決めながら多元宇宙の突破を撃っていく展開。
場合によっては相手の多元宇宙の突破はスルーしても良い(ジェイスが捲れると友情コンボを決められてしまうが)
△にはしたものの、コンボを阻害されないのでまあまあ有利ではある。
サイド後はジェイス1枚にしてカウンター増量。
白青コントロール ×
白青兵士とは違う意味で厳しい。相手の打ち消しが12枚以上あるのでカウンター合戦で負ける上に除去性能は相手の方が圧倒的に高く、インスタントで動けるフェアリーの黒幕や放浪皇がいるので。1体のトークンとか婚礼の発表1枚とかミレックス1枚に負ける、そういうマッチになります。知識の徳目増やしてジェイスにかける、かなあ。
エスパーレジェンズ △
デニックとラフィーン、シェオルをどう捌けるか次第。
カウンターはかき消しと軽蔑的な一撃くらいしかないので踏み越えていけるので問題なし。どちらかといれば早いターンのラフィーンをどう対処できるかに全てがかかっている。あとは4マナ立っている時のアーテイを忘れないこと。加えて手札の増えにくいデッキなので1体1交換をとにかく意識すること。手札枚数勝負するのか、ライブラリーを狙いにいくのかは早めにプランを決めて行った方が良い。
エスパーミッドレンジ ◯
レジェンズと同じような感じではあるものの、こちらの方がアクションが重い分脅威が低めでそれだけ勝率が高め。多元宇宙の突破をちらつかせながらジェイスで削ったり記憶の氾濫で手札を増やしていくと安定的に勝てる。よってジェイス多め。相手のデッキ次第ではカウンターも少し増量。こちらも同様に手札は増えづらいデッキなので手札のリソース勝負で大体なんとか。シェオルをデッキからリムーブすると安心して長期戦ができる。
白赤アグロ △
全除去が刺さり捲るのでまあまあ勝率は悪くはないが、イモデーンの徴募兵がまずい。この間2体ずつ徴募兵でヘイスト掛けで殴るを3回されて死んだ。何て引きだ…。
イーオスは一回出させて一貫の終わりでリムーブしてあげる方が安定する印象。あと除去が薄いデッキなので碑出告と開璃コンボは比較的狙えるためジェイスと知識の徳目は無しか薄目でOK。
多元宇宙の突破は相手の毅然たる援軍をもらって壁を作る方が安全だが、そもそも群れの渡りで3/3トークン4つ出す方が強い。
白赤装備品 ×
相手のデッキへの解像度が低いこともあるかもしれないが勝てない。青黒剣がきついのは間違いないのだが…。
勝ち方がわかれば勝てると思う(変な日本語)。
おそらくは碑出告と開璃絡みの踏み倒しよりジェイスでライブラリー削っていく方が無難なのだと思う。
白緑エンチャント ◯
昔は相性が悪かったのだが、軽量デッキが増えたおかげで全除去を多めにとった結果相性が劇的に改善。そもそも環境から消えつつある?
告別撃つ頃には相手も萎えている。ドブンされてもなんとかなったりするあたり昔の苦労はなんだったのだろうか…。
骨化は確実に飛んでくるので碑出告と開璃はサイドアウト。全除去増やすのとカウンターは減らす。
青単 △
×でもいいかも。ただ相手の腕にかなり影響される。安く組めるのでスキル差をすごく大きく感じるマッチ。いうてジンとトレイリアの恐怖か別のクリーチャーの2種しかいないのでカウンター合戦後一巻の終わりで勝てることもある。意外とカウンター枚数は少ないパターンもあるし、打ち所が微妙だったりする。それもあって相手次第というマッチ。初心者やカウンター嫌いな人であれば正直◯寄り。
ジェイスはブラフで出すこともあるけれど友情コンボになりかねないので起動は慎重に。ジンをリムーブしたあとなら脅威は存在しないのでゴリゴリ行っちゃう。
青黒全般 ×
きつい。ただその一言に限る。フェアリーの黒幕とシェオル、カウンターこの3種がもう無理。一応ジェイスで勝ったパターンがあるけれど、2ゲームともジェイス-5、知識の徳目2回で45枚切削、ぐっげーむ!!!とかいうファッキンミラクル展開だったので参考にならない。デッキレシピをちゃんとみたことがないのだけどカウンター枚数がわかればまあなんとか。一巻の終わりをいかにシェオルかアーテイに当てて相手のライブラリー構成を確認できるかにかかっている。
青赤、ジェスカイ ?
たまに見かけるけどよく構成がわからないデッキ。カウンター枚数が勝ってそうならブリーチとジェイス、碑出告と開璃を積極的に通して攻めていくプラン。相手のエンドカードがわかりにくいのでマストカウンターが見極めづらい。イゼット、ジェスカイともにコントロール寄りであれば蟹だけ定着させなければ負けないマッチ。
黒単 △ー◯
大体ハンデスに頼っているのでハンデスされながら最速でリリアナの奥義を決められる+一巻の終わりで碑出告と開璃をリムーブされるとかでもない限りは意外と勝てる。そもそも碑出告と開璃がリリアナに対して強い。なんなら-6食らって落とした碑出告と開璃のおかげでこちらは碑出告と開璃とシェオル、相手の盤面更地とかすらあり得る。サイドはカウンター増してもジェイス増してもどちらも有効。相手が前のめりなら全除去を増す。1ゲーム目で性格やデッキプランを読んでいく必要はあり。
ちなみに初手がオールランドでもこのマッチならまずやります。理想はかき消し1枚、碑出告と開璃1枚があると嬉しい。あとは全部土地でも全然構わない。相手のハンデスでは土地以外を捨てていき、引きに賭けた方がいい。
逆に言えば土地が伸びなければ勝てないマッチ。
黒緑 △-◯
噛み合うか合わないか。多分◯寄りではあると思う。ゲームプランを決めづらいのが一番の問題。おそらくジェイスで削っていくプランの方が早い。サイド後は相手にTear Asunderあるし。でも早いゲームにはやはりなりづらいので適度にカウンターしつつ、という感じで。告別は2枚あった方がいいです。執念の徳目と多元宇宙の突破が噛み合ってしまうので。むしろ出させて大アクション取らせて次のターンに一気にLOし切るか碑出告と開璃のめくれダメージで勝ちに行くというのもあり。
開花の亀はマストカウンター/マストリムーブ。
版図 ◯
少し減った気がする。プランは装飾庭園を踏み歩くもの、ゼンディカーへの侵攻は早いターンならカウンター。あとは7マナ以降のスペルは全部カウンター。怒りの大天使はキッカーでゼンディカーへの侵攻をひっくり返されない場合はスルー。負けるまで時間がかかるのと一巻の終わりで抜きたいので。
稀に群れの渡りのトークンで負けるゲームもあるが、そもそもそのパターンは土地しか引いていないか土地が来ていないという何やっても負けているゲームなので無視して良い。そうでなければ普通にカウンターするし、そもそも版図デッキで群れの渡りを唱えることの方が少ない。
アトラクサは脅威ではあるが、勝つまでに3回殴られないと死なない、しかもこちらは群れの渡りも使うので場合によっては4ターンかかるので正直出させることもある。この辺はヴィンテージのオースアトラクサが”遅いデッキ”と言われるのと同じ理由。(2Tにアトラクサ出てくるのが遅いと言われるとアレだけど…)
サイド後は碑出告と開璃は相手の力線の束縛で仕事をしないことが明白なのでサイドアウト。除去は告別2枚と一巻の終わり3枚。あとはカウンター12枚で全部潰していくのと、積極的にライブラリーを削っていけば大体勝てる。唯一ミレックスゲーは厳しいのでそこは注意。
アラーラコンボ ◯
負ける要素が見当たらないくらい負けない。土地事故はMtGの華。
木苺の使い魔を不用意に出してきた相手には一巻の終わりをプレゼントしましょう。あとはほとんどウィニングランみたいなもの。たまにいるエターリからこちらの多元宇宙の突破が捲れる展開だけは避けたいがそもそもちゃんと相手をすれば負けようがないのでいっそ60枚普通に引き切るまで付き合ってもいいと思う。オールインデッキに近いのでそのうちの1、2要素をリムーブできればそれは勝てるでしょう。墓所の冒涜者もただの4/4だしアラーラへの侵攻がめくれたところで盤面更地なら何も出てこない。サイドにカウンターや強迫をとっているパターンも見たけれど木苺の使い魔が激弱になっているので総合的に見て相手は損しているような気がして仕方ない。カウンター積んでくる相手には向き合うより押し付けていった方が強いと思う。(やられるとまあまあ面倒とは実際思う)
4Cコントロール(WBRG) ◯
青がないコントロールはコンボが無条件に決まるという安心感からカウンターを全て嫌がらせと延命に切れるので…。
帷とか沈黙、虫のいないスタンダードにおける青を含んだコンボデッキにとては相手にコンボを通すためのカウンターを残さなければならないという前提がある以上青があると最低7マナか9マナないと動きづらく、それに対して土地を伸ばすか記憶の氾濫で手札をうわまるか、碑出告と開璃をブラフにカウンター切らせるかみたいな読み合いが発生するもののそうでなければ仮に豆の木と力線で2マナ4ドローされたところで、どうぞーという感じ。むしろ4点もライフ削ってくれてラッキーくらいの感じになります。俺たちはアドを取るためにやってるんじゃねえ、コンボを通して殺すためにやってるんだ!
終わりに
こう見るとやっぱ紙束だなこのデッキ…
ディミーアブリーチの方が積極的に攻められるので強いよ。
でも最近の環境ならジェイス+知識の徳目パッケージは相手を選ばず刺さるので積得だと思う。あとを除去枠にするのか延命にするのか、土地を伸ばすのかはその人の性格次第かと。私はカウンターとBUGカラーが好きなのでこういう歪な形にしたけど。
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