
亡くなった母の夢
母が亡くなって3カ月が過ぎた。
消化しきれない気持ちを整理するため、noteに書こうと思いながらなかなか出来ずにいたところに、今朝母が久しぶりに夢に出てきた。
忘れないうちに書き残しておこう。
次女である妹から
「じゃぁ、頼むわ」
と言われ、私は母とどこかに向かっていた。
母の体力を気にしてか
「タクシーで行こう」
と提案した。
どこかに到着し、私が母に
「じゃぁ、次会うのは年末やな」
と言うと母ははっきり
「いや、それは無理やわ」
と答えた。
しっかり自分の足で立っていて、私は母の腕をつかんでいた感覚も残っている。
年末会おうと言いながらも、それは無理だと夢の中でちゃんと分かっていた。
そこへ三女である妹が2歳の甥っ子を抱っこして泣きながらやってきた。
「お母さん!」
と言って抱きつく妹。
母はしっかりと甥っ子を抱っこして
「○○、バイバイ」
と言っていた。
ここで目が覚めた。
しばらく起き上がれず、夢の余韻を引きずっていた。
年末会おうと言った私に、はっきり無理だと答えていた声が頭の中に残っている。
夢の中でもう会えないと分かっていたことも残っていた。
夫に夢の内容を話した。
夫の夢分析は、母が亡くなったことを私はまだ受け入れがたい気持ちがあるのではないかと。
母がはっきり「会うのは無理やわ」と言ったのは、そっちの世界でがんばってというメッセージではないかと。
二歳の甥っ子、赤ちゃんは成長の象徴で、今いる場所から新しい場所に踏み出しなさいと伝えてくれたのではないかと言っていた。
「悲しいメッセージじゃなくて、応援してくれてるんちゃう?しっかり立ってはったんやろ。元気そうにしてたんやろ。むこうの世界では痛いこともなくて元気にしてるよって言ってたんちゃう」
と言ってくれた。
それを聞いていた娘も
「ママ、よかったじゃん」
と言ってくれた。
私が夕食のかたづけをしていると、娘が夫に
「夢って不思議だよね。誰が作ったの?」
と聞いていた。
「学校で夢の勉強ってするのかな?」
という娘に、夫が
「大学で心理学っていう勉強をしたら、夢のこともやると思うよ」
と答えていた。
今でも母が亡くなったことが信じられないときがある。
その一方で、亡くなったことを裏付ける事実がたくさん頭に浮かぶ。
これからもずっと悲しい気持ちを持ち続けていくと思う。
それを無理に消そうとしたり、大丈夫なふりはしなくていいんだなとこの3カ月で、たくさんの人に話を聞いてもらって、グリーフケアの本を読んで感じた。
自分の人生をしっかり生きていくために、時間とともに変化していく気持ちをこれからも書き残していきたい。
タイトル画像サポート
今回は友人が送ってくれた空の写真を使わせてもらいました。