サーヤ様の下女もとい(笑)皇女伝説
私の名前は清子。御称号は紀宮
昭和の時代にたった一人御称号を持つプリンセスだったのよ。
ちなみに私と同じ学年のアイドルにはこんな娘たちがいたわ。
でも衣装は子どもの頃からずっと●●ミリアのオーダーメイド。母ちゃんが衣装キチガイじゃなくて衣装に思い入れ有りすぎて予算が足りないから、背が伸びてからも着れるようにわざわざ大きなサイズのスカートを無理繰り大きく裾あげして着せられたり、お兄ちゃんのお下がりみたいな格好もさせられたわよ。
ちなみに服のデザインは私じゃなくて母ちゃんのお好みをタップリ反映させてもらったの
でも質素倹約がモットーだから何度も同じ衣装を着回ししたわ。え?●●ミリアは子ども服だから女子大生が着るもんじゃないって?
うるさいわね!私は母ちゃんが喜天烈な綺麗な衣装でご機嫌ならそれで良いのよ。
母ちゃんが一番映えるようにするから、私は戦後生まれだけどモノクロ写真の中で息を潜めるのよ。
母ちゃんのヒステリーをなだめるために、お茶会🍵では大好きだったナルお兄ちゃんを捕った義理の御姉様をデスッたりもしたわ。
「たった一人の皇女」という希少価値を武器に色んな男性とお見合いしたけど質素倹約のモットーで育った私には派手すぎてつまらないから、アーヤ兄ちゃんの取り巻きを捕獲してやったわ。
(ホントはお見合い連敗で、負け犬女になりたくなくて黒ちゃんにすがったですって?うるさい!ほっといてよ!)
高円さんちの典子ちゃんや絢子ちゃんの抜群に素晴らしい相手の経歴と豪華絢爛な披露宴で霞んじゃったけど、ニューヨークの眞子ちゃんのお陰で「内親王の鏡」と世間はほめてくれるからこの待遇も意外と悪くないわ。