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【小学校受験】親子の会話

 最近の若者(子ども含む)は実体験が少ない代わりに知識や語彙がやたらと豊富です。『親子の会話』で親がマウントを取れるのもせいぜい子どもが10歳くらいまでです。幼少期のうちにいっぱい親子の会話を楽しみましょうね。


『言葉であそぶ時間』を多く取ろう


 幼少期に言葉のシャワーをどれだけ浴びせることが出来るのか、あの有名な佐藤ママは1万冊の絵本と1万回の童謡をワンセットとして、4人の子どもの語彙力(ことばの力)を育てましたね。実際どのような感じでやっていたのか知りませんが、私なりに言い切れる事があります。それは4人の子どもたちにとっては『ことばで遊んでいた時間』ではなかったか。そして佐藤ママ自身も『心から楽しんでいた』事です。1万冊の書籍で言葉遊びが出来るのは超人としか言いようがありませんね。(この場合、私の言う『ことば遊び』とは、とても広い意味です。雑談も含みますし、読み聞かせもなぞなぞもしりとりも全て入っております。)完全に自分の時間など無かった事でしょう。時間は命ですから、それこそ自らの命を注いで育てあげた母親であり教育者だと思っています。幼児教育についてぜひ一度会って話をしてみたい方ですね。
 
 

ことば遊びは生身の人間に限る


 さて、読み聞かせと行ってもコミュニケーションを含む、『ことば遊びの時間』でなければ効果が薄いと思っています。ことばのシャワーという意味では、一方的な絵本の読み聞かせになるくらいなら、なぞなぞやしりとりのような物の方がヒットする子もいるのではと思います。なぞなぞやしりとりはネタが少ないとつまらないのも特徴ですので、しっかり事前に知識やテクニックを学んでおくことが大切ですね。
 頭の良い民族と言われているユダヤ人の方々はユダヤジョークという小咄のような物を父親が沢山知っていて、毎晩子どもたちにおもしろい話を聞かせてことば遊びを伝承している家庭も多かったと聞いた事があります。目の前で本物の人間がことば遊びをしてくれる環境。最高の教育環境ですね!

問いかけを奨励する


子どもに質問をすることを奨励し、自分なりの考えや答えをイメージし、言葉でアウトプットさせます。特に、子どもが疑問を持ったり、なぜそのようなことが起きるのかについてイメージさせることも大切です。テーマは身近な物で充分です。例えば、『どうしてゾウの鼻、キリンの首、ウサギの耳は長いのか』『どうしてカレーはおいしいのか』『どうしてトラは強いのか』当然ですが、正解をネットでググって憶えさせるのは不正解です。子どもなりの蓄積された知識から『引き出す』事が正解です。『どうして、なぜ』を親子の会話の習慣にしてみましょう。会話が多いと情緒の安定にも効果的ですよ。

推論力を養う


推論力は、論理的思考や問題解決能力と密接に関連しており、与えられた情報や観察結果に基づいて、仮説を立てたり、関連する情報を結びつけたりする能力を含みます。絵本の物語などを通して物事の因果関係や論理的な流れを理解する機会を提供します。『桃太郎』のように単純な勧善懲悪物でも取り上げるテーマはたくさんあります。色々寄り道ができてご家庭それぞれの『色』も出せますが、楽しく豊富に広げられるかどうかがポイントになりますので、ご父母の知識・教養レベルが問われますね。子どもと共に話を脚色したり、たらればのパターンを増やしてみたり、更に物語の中に論理的なつながりを作っていくことも良い方法です。

パズルや論理ゲーム


パズルや論理ゲームは論理的思考力を鍛えるのに役立ちます。お子様に合った難易度のものを選んで与え、解決する爽快感や、その過程で考える力が鍛えられます。何がお子様の心にヒットするかはそれぞれですので、まずは手当たり次第色々取り組んで探してみましょう。モンテの無言でひたすら取り組ませる時間も大切ですが、会話中心で言葉を発しながら論理的思考を鍛えるクイズ要素の強い物はとても楽しい時間となるでしょう。

実際の経験から学ぶ


実体験を通して、子どもに問題を解決する経験をさせることも大切です。例えば、料理や掃除などの手伝いでは、物事のプロセスを具体的に理解させることができ、動植物のお世話をすれば責任感や生命の尊重、自然への興味が湧き、それ自体が良い言語コミュニケーション力の育成に繋がります。旅行に行くときは必ず行き先の名所や名物について親子で事前に予習しておきましょう。会話が弾みすぎて旅の楽しさが何倍にもなる大切な勉強です。何時間も新幹線や飛行機に乗って行った旅先で『わあスゴイ!』だけで終わるような事の無いように。

根拠を促す、相づちをうつ、うなずく


取り調べのような追求になって欲しくはないのですが、子どもが物事を決定する際に、なぜそのような結論(選択)に達したのか、どのような根拠があるのかを尋ねるときは、必ず『なるほど!』とか『すごい!良くそこまで考えたね!』などの相づちや共感、感動の反応を見せてあげましょう。わざとらしくする必要はありませんが、自分が話したことについて相手が好反応をしてくれれば誰でも嬉しい物です。そして子ども自身にも相づちや、話を聞きながらうなずくコミュニケーション法を教えて行くのです。論理的な説明(アウトプット)が楽しくなり、言語習得が促進されていきます。また、幼い子供にとっては難しいかもしれませんが、徐々に議論・討論の要素を取り入れると、自分の意見や気持ちを論理的に説明する力が向上していきます。

数学的思考を促す


お買い物ごっこや、お菓子のわけっこ、本棚などの整理整頓、これらは数学的なアプローチで問題解決を行い、論理的思考を鍛えることができます。計算ドリル等での座学ではなく、これも実体験から加減乗除の四則概念を理解し、問題解決の手順とイメージを経験させておきましょう。全てのことに当てはまりますが、重要なのは遊びや日常の活動を通して楽しみながら学べる環境を提供し、具体的なイメージ力をつけてあげる事です。

子育ては楽しむに尽きる!


 アジュライトこどもスクールは、『100人いたら100通り』という教育思想でお子さんやご家庭と向き合いながら受験指導を行っています。いろんなご家庭、子どもたちがいて、出来る事ややりたいことが違います。と言う事は、ご父母やお子さん達自身がまずは出来そうな物ややりたいことをする気持ちと、実行力というフットワークの軽さこそが能力取得の秘訣だと思いませんか?まずは心の底から幼少期の時間を楽しんでください。幼少期は子どもが1番素直に可愛らしく笑ってくれる本当に限られた貴重な時間です。そして子どもに論理的思考が身につく瞬間とは、子どもの脳が前向きに反応したときだけだと思います。語彙が乏しく意味も充分にわからない子に、大人が焦って知識を教えても暖簾に腕押し、机上の空論となってしまいますよ。

【シンイチ先生からのお願い。】


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【進化し続ける幼児教室】


アジュライトこどもスクールの代名詞【精華塾】は、精華小合格率を開塾当初よりずっと70~80%を維持しております。精華塾コースの真の目的は、高確率で合格させる事だけではなく、中学受験で希望の中学に合格する地頭を作るため、幼少期から前向きに理系脳を育成する習慣を養う事にもあります。精華塾のペーパーは難しすぎるといろんな方によく怒られますが(笑)、おかげさまで2019年の1期生の中学受験から、灘・開成・筑駒レベルの合格者が毎年出る、個人経営レベルの小さい幼児教室としては大変珍しい存在になることができました。中学受験を意識されているなら、絶対【精華塾】がオススメです。

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