M&Aで脱サラしたい方へ!スモールM&Aにおいて営業利益0の会社が売れるわけ!②
なぜ、営業利益0円の会社が売れるのか?
営業利益0円の会社が売れる理由と、その案件の検討ポイントについてご説明します。
✅見るべきポイントは役員報酬
ご確認いただきたいのが役員報酬です。
ご自分で会社を経営されている方にはご理解いただけると思いますが、税金対策のため、損益をトントンにされる経営者の方が多い事でしょう。
当然、売り手も同じように損益トントンで決算を終えられるよう、何かしらの経費で調整しているのです。
そこで見ていただきたいのが役員報酬です。
例えば、役員が1名、営業利益0円で、役員報酬を1,000万円いただいている場合と、役員が1名、営業利益500万円で、役員報酬を500万円としている場合で、考えてみます。
会社を売却後、役員が退任する場合、どちらも役員報酬は0円となり、営業利益は両者とも1,000万円となります。
つまり、どちらも同じという訳です。
実際は、新オーナーが役員となり役員報酬をもらう事になりますが、どちらのケースでも、営業利益0円にし、役員報酬を1,000万円にすることが可能なのです。
税金を考慮しなければ、年収500万円のサラリーマンが、2,000万円の会社を買収た場合、役員報酬を1,000万円受け取ることができれば、単純に年収は2倍となり、投資回収期間は2年という事になります。
つまり、スモールM&Aにおいては、投資の回収については別に、営業利益をベースに考える必要はないという事です。
それに気付いている方が、営業利益0でも購入に動くのです。
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