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M&Aマッチングサイトで買収交渉開始!交渉がスムーズにいくテクニックとは?

M&Aマッチングサイトで買収交渉がスムーズにいくテクニックとは?

M&Aマッチングサイトを利用し、いざ売り手にアプローチしても返信をもらえなかったり、途中で連絡が途絶えたりなど、交渉がスムーズにいかなかったというご経験をされたことがある方も多いのではないでしょうか?

交渉をしているうちにM&Aマッチングサイトで本当に買収なんてできるのだろうか?と、疑心暗鬼になっている方もいるでしょう。

しかし、M&Aマッチングサイトの成約件数は年々増加しており、個人のM&Aも珍しくなくなって来ています。

M&A成約させている企業はいったいどのような買収交渉をしているのでしょうか?

今回は、「M&Aマッチングサイトで買収交渉開始!交渉がスムーズにいくテクニックとは?」を、解説致します。

◆買い手の交渉がスムーズにいくテクニック

M&Aマッチングサイトを利用する上での、買い手の交渉がスムーズにいくテクニックについて解説して行きましょう。

✅ファーストアプローチのメッセージは全てを明確に!

M&Aマッチングサイトでの交渉において、売り手へのファーストアプローチのメッセージは非常に重要です。

なぜならば、売り手は多くの買い手からアプローチを受けており、最初のメールで交渉先を選別しているからです。

特に売り手にM&Aアドバイザーがついている場合、プロの目線で厳格な審査をし、売り手への交渉可否の確認を取ります。

M&A成功が成功するか否かはファーストアプローチにかかっていると言っても過言ではありません。

ファーストアプローチにおいて、売り手へ明確に伝えるべきことは、希望交渉価格、プロフィール、買収動機は最低限伝えなくてはなりません。

ただ、他の買い手に差をつけるためには、資金調達方法、想定しているシナジー効果、買収後のイメージ、そして買収に対する熱意も伝えなくてはなりません。

売り手から交渉先に選んでもらうには、ファーストアプローチのメッセージで全てを明確に伝え、買い手の本気度を理解してもらう必要があるのです。

✅堂々と実名開示でアプローチ!

弊社が売り手側のM&Aアドバイザーを務めている時によくある事ですが、匿名で全ての情報を聞き出そうとしてくる買い手がいます。

当然のことながら、匿名での質問に対しては全てを回答する事が出来ず(むしろほとんど回答できない)、全く交渉は進みません。

売り手側としては数ある買い手候補を常に選別しています。

買い手の情報が少なければ少ないほど、交渉が進展する可能性は低くなります。

特に売り手にM&Aアドバイザーがついている場合は、買い手が実名開示しないと売主への実名開示許可を取りようにありません。

また、実名開示でのアプローチがない場合、買収に対する本気度が低いとみなされ、拒絶されることが殆どです。

M&Aに慣れていないと実名でのアプローチには抵抗感があるかも知れませんが、堂々と実名開示しアプローチしていかないと何も交渉は進展しません。

また、実名開示したとしても交渉が全て上手く行くとは限りませんが、売り手アドバイザーより他の案件をご紹介いただけることがあります。

実名開示しておくことによって、意外なところから、優良な売却案件情報を入手できる可能性も出てくるのです。

✅返信は必ずその日のうちに!

ビジネスメール同様、レスは早いに越したことはありません。

いただいた内容に対しては、その日のうちに必ず返信するようにしましょう。

熟考が必要な場合でも、いつまでには返信する旨などをお伝えし、小まめに売り手とのやり取りはするべきです。

✅これは!と感じたら迷わず面談の打診!

どんな場面においても1番初めの事は印象に残りやすいものです。

トップ面談についても例外ではありません。

トップ面談は買収を検討している複数の会社と実施されることが一般的で、売り手側としては回数を重ねるごとに、トップ面談した先の印象が薄れてきます。

ですが、1番目に実施した買い手候補についてはよく覚えていますし、他の買い手候補との比較の基準にもなります。

また、1番手で面談することによって、売り手に対し買い手の本気度も示すことができるのです。

これは!と感じたら迷わず面談の打診をしましょう。

以前投稿した記事で、トップ面談の重要性を掲載した記事がありますので、是非ご参考にして下さい。

✅売り手から返信が来なくなったら?

交渉中に売り主からの返信が途絶えてしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

結論、追いかける必要は全くありません。

売り手から返信が来なくなる大半の理由は、優先順位の高い買い手との交渉が進んでいる、そもそも売り主が本気じゃなかったなどが挙げられます。

上記2つの理由の場合、交渉が再開する可能性は極めて低いため、その案件はきっぱり諦め、他の売り案件を探索する方が余程建設的です。

ここで誤解して欲しくないのは、本件の交渉は上手く行かなかったにせよ、無駄な時間と労力を割いた訳ではありません。

M&A交渉のノウハウは着実に身についています。

最初から上手く行くM&A交渉はありません。

七転八倒、何度もチャレンジし、よりよい売り手とのM&Aを成約させて下さい。

◆まとめ

以上、「M&Aマッチングサイトで買収交渉開始!交渉がスムーズにいくテクニックとは?」を、ご説明しました。

M&Aを成約させることは非常に難しい事です。

特に買い手側の場合、他の買い手候補との競合もあるので成約の道は果てしなく遠く感じる場合もあります。

何度も失敗を積み重ね、その経験によりM&Aのノウハウを蓄積させて、M&Aの成約を勝ち取って下さい。

M&Aマッチングサイトには興味があるが、自分で利用する事に不安がある方は、M&Aマッチングサイト運営にM&Aアドバイザーを紹介してもらうことも可能です。

売り手側、買い手側どちらも対応可能ですので、M&Aマッチングサイト運営に問い合わせし、最適なM&Aアドバイザーを紹介してもらい、M&A成約まで導いてもらいましょう。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

スキやフォロ―をいただけましたら嬉しいです!

それではまた次の記事で!

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