イギリスの学校 スクール・ジャーニー2
1970年初頭にイギリスの女子中等学校に通学していた時、希望者は積み立て方式でスクール・ジャーニーに参加することができました。2年目のスクール・ジャーニーはオランダでホームステイでした。
ホームステイ先は、滞在中交流した学校の生徒の家庭でした。オランダの方たちは英語が話せたこともあり、一人で泊めてもらっていても全く不安はありません。泊めてもらったおうちから学校には自転車で15分ぐらいかかります。ドイツの国境は5分ぐらいで行けるから、学校に行くよりも近いとのこと。さすが、ヨーロッパです。島国の日本やイギリスと国境の間隔が違います。
朝、お昼のサンドイッチを作ってもらって、ホストの生徒と一緒に自転車で学校に行きました。自転車に乗るのが久しぶりな上、少々大きな自転車だったので、漕ぐのが大変でしたが、無事、転ばずに学校につくことができました。
交流プログラムでは授業の参加、見学をさせてもらいました。
印象に残っているのは、美術です。模写をしていたのですが、正方形で9マスに等分割された透明のシートを対象に掲げて、絵をかいていたのです。これまで受けた授業で模写をする際には、目で見た「感じ」で場所を決めていましたが、この方法だと、正確さが増します。さすが絵画の国オランダだと思いました。
お昼のサンドイッチには目玉焼きがそのまま挿んであったのに驚きました。特に手抜きというわけでもなかったようです。美味しかったので、今でもちょっと横着したい時には、目玉焼きサンドイッチを作ります。
夕方にはその学校の生徒たちとの交流会がありました。会場ではやりのABBAなどがかかると、オランダ人の子たちが踊りだしました。イギリス人の子たちも最初は戸惑っていましたが、やがて一緒に踊りだしました。
全体的に、同行したイギリスの子たちよりもオランダの子たちの方がませている印象です。外国と一口に言っても皆違うことを再認識しました。
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