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自分がいいと思うものを全力で伝える!「火花」又吉直樹を読んで思うこと

こんばんは、ジュエリー作家のazur.jewelryです。

ジュエリーを作る作業の合間に本が読みたいなぁ。と思って図書館で本を借りました。

又吉直樹さんの「火花」文芸春秋

直木賞にもなり、もうずいぶん前に話題になった本ですね。ようやく手に取って読んでみました。たまたま読んだ本ですが、たくさんの学びがありました。

何気ないことから、ふと気づくこと、今の自分に必要な言葉をもらうことがありますよね。私はこの気づきを大事にしていて、気になる文章はノートに記載して残しています。

「火花」を読んでで私が気づいたこと。

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本からの引用↓

最近は独りよがりではなく、お客さんを楽しませることができるようになったと思っていた。妥協せずに、騙さずに、自分にも嘘を吐かずに、これで神谷さんに褒められたら最高だと一人でにやついていた。(引用113ページから抜粋)

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独りよがり。これは私もさんざんしてきたように思います。作りたくて作ってるから、いいと思う人だけが買ってほしい!と突っ走って、お客さんが欲しいと思えるものを提供できてなかったり…。逆に売れ目線を考えすぎて、作りたくないものを作ったり。

芸術に携わる人間なら、少なからずそういった葛藤に悩まされますよね。作家として作りたいものと、他者を喜ばせて求められるものを作る。この両者のバランスが大事だなと思います。独りよがりでは物は売れない。でも妥協して自分に噓をつくのも違う。作り手の視点と、消費者の視点両方がいることに、趣味から仕事にした時点で気づきました。

どう面白さを伝えるか、伝える努力を怠ってはいけない。努力を怠ると面白いと思うことがなかったことにされるから。趣味でなく仕事として好きで続けたいのなら努力すること。という内容のことが書かれていて、そこにも共感しました。

自分で作ったジュエリー、アクセサリーは自分が素敵だ!と思っていても、その魅力を伝える努力をしないと、買ってもらえない。買って貰えなかったら、仕事として続けていくことは難しい。どう作品を展示するか、作品の背景やストーリーをどう表現するか、ブランディングで印象が大きく変わります。

ビジネスとしての視点や客観的な社会性ある視点を取り入れる必要があります。

私も手探りで、自分に合ったやり方や商品の見せ方を日々探求しています。市場調査や売れ筋を研究し、トライ&エラーを続ける日々です。最近は失敗することも怖からず、楽しむようにしています。

まだ、これだ!と思える最終的な答えは見つかっていないし、自分の作るものにも完全に満足していません。だからこそ、ずっとジュエリー作家として模索し、作り続けていきたいと思っています。

今回は何気に手に取った本から、自分だけじゃないんだ!という勇気をもらった気がします。


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