神秘的な輝き★☆オパールの魅力☆★
ジュエリー作家のazur.jewelryです。
今日は神秘的な輝きを放つオパールについて書いてみます。
オパールは幻想的で神秘的な石です。色がさまざまに変化して、虹のように光るのが魅力です。虹色の輝き、これは「遊色効果」によるもので、見る角度や光の当たり方によって、カラーがさまざまに変化する光学現象のことです。
オパールは10月の誕生石のひとつです。古代の人たちはオパールの輝きから、希望を象徴し、幸せを招く「お守り石」として信じられてきました。霊的能力、直感力を高め、意識を向上させる効果もあると言われています。
オパールは繊細で脆い石です。モース硬度は5.5~6.5と低く、取り扱いには十分注意しないといけない石です。私は、リングについていたオパールを壁に手をぶつけてしまって、割れてしまったことがあります。乾燥や直射日光にも気を付けないと割れてしまいます。
オパールの化学式は、SiO2 nH2Oです。二酸化ケイ素(Sio2)に水(nH2o)が加わったシリカ鉱物です。水を含む石で含水量は産地産状により異なります。
オパールの産地ですが、大きくわけて3つあります。
1.オーストラリア産オパール
2.エチオピア産オパール
3.メキシコ産オパール
エチオピア産オパール...ハイドロフェンという独特な特徴を持ちます。火山性オパールの仲間で多孔質です。
ハイドロフェン効果というのは、水に濡らすと透明になるという特性です。
エチオピア産オパールの特徴は、含まれている水分量が他のオパールに比べて多く、そのため不安定の原因になると言われています。乾燥すると割れてしまったり、直射日光に当たる場所に置いておくと割れてしまいます。また水を吸い上げるので、色水にいれると、その色に染まります。なるべく、水につけない方がいいと思います。
また、直接水に浸けなくても、台風や梅雨など湿度が高い時は吸湿して色が変わる事があります。
オーストラリア産オパール...堆積性オパールです。長い年月をかけて地底で圧力を受け続けて形成されているオパールです。水の中に浸かったからといって、水が石の中に入り込むこともなく、逆に普通の環境下で乾燥したからといって色が変わるということは、基本的に起きません。エチオピア産より安定しているので、高価です。モース硬度は低いので、やっぱり扱いには注意が必要です。
3つ種類があって、ホワイトオパール、ボルダーオパール、ブラックオパールとあります。中でもブラックオパールは希少性が高く、高価です。私はブラックオパールが一番好きです。
メキシコ産オパール・・・火山性オパール。水分が多く含まれているため比重が軽いことと赤やオレンジの色が特徴です。
地色の特徴により、ウォーター・オパールとファイアオパールに区分されます。遊色効果をもち、地色が無色透明のものをウォーター・オパールといいます。
地色がレッドからオレンジのものをファイア・オパールと呼びます。綺麗な赤のファイアーオパールは遊色効果がなくても高い値段がついています。
※オパールの展示写真は、「光の庭」さんの展示されていた石の写真です。
先日、京都にOPENした「石喫茶 光の庭」に行ってきました。
店主の山崎さんは、手磨きでオパールを研磨されています。石が本当に好きな方で、それが石からも伝わります。オパールは加工されている物も多いので、確かな人から購入出来たら安心だと思います。上記の写真のオパールを2点購入しました。エチオピア産のオパールです。もう一つは夜光貝です。
まだ、何を製作するか決めてませんが、想像するとワクワクします。
光の庭では天然石の研磨教室もされています。ご興味のある方はぜひ、行ってくださいね。
オパールを使った作品のご紹介
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