じぶんのうつわを作り替える時期だよ。
こんばんは。
今日はまた、感動と感謝に震えております。
わたしは普段、俳優とナレーター、そして声優志望者を教える講師として活動をしています。
そして、11/2から所属劇団の公演中…なのですが、今回は入団以来初めて出演しない選択をしました。劇団スタッフとして劇場でお客様をお迎えしております。
そんな入団10年目の公演が教えてくれたのは、たくさんの感謝でした。
今日はお昼の回にclubhouseで知り合った全盲の方が観に来てくださいました。
ちょうど入口で検温を担当していたので、すぐに気がつくことができた。
彼は嬉しそうに、にこにことやってきました。その姿を見てまずひと感動。
なんと!劇団の過去公演動画も観てくれ、わたしが今回出演しないことを知っていて予約してくださったんです。
わたしが逆の立場だったら、聴いてるだけだと絶対寝ちゃうから(いや、わたしならね?)舞台には行かない気がするのですよ。だからそこでまた感動。
そして夜の回には、以前別の劇団で一緒だった女優さんがふらりと来てくださったの。これもまた嬉しかったぁ。
この、来てくださるお客様と会えることが、めちゃくちゃ嬉しい。うちの劇団の公演を観に来てくださることへの感謝が止まらんのです。
そしてね。
10年ぶりに、お客さんとして自分の劇団の公演を観た。
面白かった。
本当に素晴らしい俳優さんたちが、劇団にゲストとして出演してくださったことに感謝したし。
後輩の成長が嬉しくて泣いたし。
自分がこれから劇団でやるべきことが、わかった気がした。
その流れに心から感謝して。
そして自分の驕りや、慢心のようなものが流れ落ちてゆくような気がした。
初心にかえるって、こういうことなのかもしれないなぁと思ったの。
そのとき、どこからか
「自分のうつわを作り替える時期だよ」
という声が聞こえた。
あぁ、そうなのか。と腑に落ちた。
今回、いろいろなことを感じたのだけど、そのうちのひとつが「芝居にはその人の心が出る」ということ。
素敵な俳優さんは、心も素敵だ。
謙虚で真摯だ。
それでいて卑屈さはない。
だから応援したくなる。
そんな魅力ある俳優になるためには、心のうつわから新しく作ってゆかねばならないのだなぁと。
いまの自分ではまだ足りないのだもの。
もちろん、ほかにもやることはたくさんたくさんあるけれども、そこも大切なひとつなのだなぁと。
そんな、これからの自分に大切なものを気づかせてもらった。
今日のすべてに感謝。
日々の営みに感謝。
この感動と感謝を忘れないためのnote。
感謝ってたくさん書いてたら、さらに感謝が増してきた(単純)
ちなみにTOP画像は過日宇治で陶芸体験したときの自作マグカップ。焼きあがりの色がどうなるか、届くのが楽しみ。
*しのぶ*