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発想力を養うこと【エッセイ】

なんだか、もやっとした頭の中。
気持ちを切り替えるため、外に出ることにした。
新型コロナウイルス禍、県は緊張事態宣言中なので遠出はできない。
自宅周囲では生活必需品は買えても、それ以外のものに触れる機会が減ってしまった。
「これじゃダメダメ……」
そう感じて、隣市の商業施設に足を伸ばすことにした。
行くところは決まっている。
それは書店だ。
文具と書店の併設されてる、大きな書店ならいろいろ見て回れる。
ネット販売も楽だけど、実店舗の良さは私には極楽なのだ。

1ケ月ぶりだろうか。
書店に行くのは。

今のご時世は、あまりベタベタ触らないように心がけた。
ぐるぐる歩き回り本の背表紙を眺めたり、平積みの本のタイトルを読んだりする。
紙の本の独特の匂いは、やはり良いものだ。

詩歌、文章の棚で足を止める。
最近は俳句もあまり詠まなくなったなぁ、と思いながら棚を見ていくと。
【ショートショートでひらめく文章教室 田丸雅智】
この背表紙が目に入った。
思わず手に取り、ページをめくる。
「ショートショートnoteの制作者の方だ」
以前、ゲームのショートショートnoteを買って、書いたことを思い出した。
あれから、発想が浮かばないのだった。
立ち読みしていたが、はっと気づくものがあり、途中で止めてレジに並んだ。


帰宅してから読もうと表紙の帯を見ると【14歳の世渡り術】と書かれてある。
これは子ども向けかのだろうか。
でも、難しい言葉で書かれてるものより、すーっと頭に入ってきた。

読み終えたら、頭の中のもやっとしたものが、少し晴れた気がする。
早速、ノートと筆記具を用意して
【不思議な言葉】
【おもしろそうな言葉】
【日頃から使えそうな言葉】
を探すことにした。

2021年9月24日(土) 奈央

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