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発想と想像の力を養うもの

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#言葉

【感動を生むのは技術力ではない】エッセイを深めるために必要な自分との対話とは(2014年8月号特集)

【感動を生むのは技術力ではない】エッセイを深めるために必要な自分との対話とは(2014年8月号特集)


※本記事は2014年8月号に掲載した山田ズーニー先生のインタビューを再掲載したものです。

「経験で書く」ことの大切さ――会社を辞め、38歳から書き始めてプロになられた山田先生が、エッセイを書くときに一番大事にしていることは何ですか。

 文章表現インストラクターとして、下は10代から上は90代まで、何千人もの人たちの文章を見てきました。その経験から思うのは、たとえ初めて書く人でも、自分の経験に

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【短い文章で大きな感動を】いま「作詞」が注目される理由とは?(2012年6月号掲載)

【短い文章で大きな感動を】いま「作詞」が注目される理由とは?(2012年6月号掲載)


近年、また求められ始めている「感動をくれるコトバ」。 このランキングは、日本の作詞家別シングル総売上枚数を表したもの。
1990年代終盤から作詞作曲、そして編曲までをこなすアーティストが増え、Jポップにおける作詞家の活躍舞台は激減している、と言われてきた。ところがご覧あれ、先のランキングのトップ3は、いずれもそうしたアーティストではなく、職業作詞家としての御仁が占めている。これはいったい、どうい

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【エッセイ?日記?随筆?コラム?】あなたのエッセイを本物の「エッセイ」にする方法(2016年11月号特集)

【エッセイ?日記?随筆?コラム?】あなたのエッセイを本物の「エッセイ」にする方法(2016年11月号特集)


エッセイは日記とは違う!他人に読まれるもの エッセイには「私」を書きます。私が思ったこと、私が感じたこと、私が考えたことを書きます。
 しかし、書かれたものは他人が読みます。これが日記との違いです。日記なら、何をどう書いてもいいし、誰にも理解されなくてもいい。自分にだけわかれば、それで用は足ります。

 一方、エッセイはと言うと、誰かに読まれます。ボツ原稿でも審査員は読みます。応募もせず、誰にも

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