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発想と想像の力を養うもの

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#創作ハウツー

【公募ガイド2025年冬号】特集:作家デビュー準備読本【発売のお知らせ】

【公募ガイド2025年冬号】特集:作家デビュー準備読本【発売のお知らせ】


こんにちは。
公募ガイド社公式noteです。

1月9日発売の新年号、季刊公募ガイド冬号「作家デビュー準備読本」、発売のお知らせです。
気になる特集の内容は以下の通り!

文学賞受賞を目指しているあなた! 
小説家として売れる準備はできていますか? 受賞して作品がヒットしたら大忙し。今のうちからできる準備があります! 
売れたらどうなる? 受賞したらどうなる? 
今のうちから知っておこう。

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【たった一つを意識するだけで文章がまとまる!】エッセイの極意を伝授(2015年7月号特集)

【たった一つを意識するだけで文章がまとまる!】エッセイの極意を伝授(2015年7月号特集)


先行する分の不足を補う文脈という言葉がありますが、文を連ねるとはどういうことでしょうか。そこにはある規則があるのです。

不足を埋めながら文を連ねていく

〈吾輩は猫である。〉という書き出しのあとには、どんな文を書けばいいでしょうか。

〈吾輩は猫である。苦沙弥先生の家の飼い猫である。〉
〈吾輩は猫である。猫なのになぜしゃべれるのか……。〉

ほかにも無数にありますが、
〈吾輩は猫である。現総理

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【小説を書きたいけど何から始める?】挫折せずに書くためにステップを踏もう!(2020年9月号特集)

【小説を書きたいけど何から始める?】挫折せずに書くためにステップを踏もう!(2020年9月号特集)


STEP1:題材実感を込めやすい実体験をベースに

初めて小説を書く場合、全くの空想だと作品の中に入っていきにくい。やはり、実体験をベースに書くのがおススメだ。

これまで生きてきた中で、強く心に残っていることや、気づきを得たことを挙げてみよう。このとき、自分探しに傾倒すると失敗する。自分も面白く、誰かに話したら「へえ」という発見があったり、「そうそう」という共感を得られたりする話なら〇。

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【不足を埋める】文章をまとめるコツとは?(2018年4月号特集)

【不足を埋める】文章をまとめるコツとは?(2018年4月号特集)


書こうにもそもそも何も思いつかないという人や、思いつくことは思いつくがどうにもまとまらない人に向け、その解決策を考える。

解決策②:不要なものを削れば筋道が見えるまとまった文章とは串刺しの団子

なぜまとまらないかの前に、まとまるとは何かを考えると、

統合、統一される。

筋道が立って整う。

決まりがつく。

の3つがある。
文章でいう「まとまる」とは、1と2だろう。
つまり、1つのテーマ

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【よいエッセイの3条件】トホホな体験はエッセイで輝く!(2015年7月号特集)

【よいエッセイの3条件】トホホな体験はエッセイで輝く!(2015年7月号特集)


よいエッセイの3条件エッセイの起源はフランスの哲学者モンテーニュの『エセー』と言われています。「エセー」には試論という意味があり、欧米では綿密な思索に基づいた論文という意味で使われます。
一方、随筆の起源は、『エセー』より600年も前、清少納言の『枕草子』で、こちらは思うことを気ままにつづったもの。

エッセイと随筆(随想)は同じものですが、一般に日本でエッセイと呼ぶときは、随筆より広い範囲で使

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【落選する最大の理由】入選の精度を上げる11のポイント②(2017年10月号特集)

【落選する最大の理由】入選の精度を上げる11のポイント②(2017年10月号特集)


6.端的に言って面白くない面白くないと感じさせてしまうなら、そこには何か原因がある。
それを考えよう。

エッセイでも小説でも、選考委員が読んでいて面白くないと思ったら、その作品は入選しない。しかし、その対策を考えようとしても、「面白くない」は抽象的で直しにくい。

そこで「面白くない」理由を具体的に考える。題材が悪かったのか、題材の扱い方に問題があるのか、題材の切り取り方か、話の展開か、文章表

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【年齢が高いと受賞しづらい?】主催者の本音を聞いてみると意外な答えが返ってきました(2013年5月号特集)

【年齢が高いと受賞しづらい?】主催者の本音を聞いてみると意外な答えが返ってきました(2013年5月号特集)


※本記事に記載しているコンテストには現在開催を終了しているコンテストも存在します。応募を検討される際は前もって開催有無をお確かめください。

実年齢より作品の質を重視 受賞者の年齢について、いくつかの文学賞の主催者に聞いてみました。「日本エンタメ小説大賞」(主催・日本エンタメ小説大賞実行委員会)には18歳~80歳までの応募があったそう。この賞には受賞作品の映像化と受賞者のプロモートという2つの特

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【感動を生むのは技術力ではない】エッセイを深めるために必要な自分との対話とは(2014年8月号特集)

【感動を生むのは技術力ではない】エッセイを深めるために必要な自分との対話とは(2014年8月号特集)


※本記事は2014年8月号に掲載した山田ズーニー先生のインタビューを再掲載したものです。

「経験で書く」ことの大切さ――会社を辞め、38歳から書き始めてプロになられた山田先生が、エッセイを書くときに一番大事にしていることは何ですか。

 文章表現インストラクターとして、下は10代から上は90代まで、何千人もの人たちの文章を見てきました。その経験から思うのは、たとえ初めて書く人でも、自分の経験に

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【noteで小説を書き続けるために】小説投稿サイトで連載をしていくにあたってやるべきこと(2017年8月号特集)

【noteで小説を書き続けるために】小説投稿サイトで連載をしていくにあたってやるべきこと(2017年8月号特集)


途中で中断しないようしっかり計画を練ろう 小説投稿サイトに小説を書いて、途中で挫折しないようにするためには、まず計画を練ること。
 つまり、書き出す前にプロットを作る。または、ストーリー上のいくつかの通過点と結末ぐらいは事前に考えておこう。

 いったん書き上げてから1話ずつWEBにアップしていくのが理想だが、それだといつ完結するかわからないという人は、あらすじができたら書き出してみるのも手。

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【短い文章で大きな感動を】いま「作詞」が注目される理由とは?(2012年6月号掲載)

【短い文章で大きな感動を】いま「作詞」が注目される理由とは?(2012年6月号掲載)


近年、また求められ始めている「感動をくれるコトバ」。 このランキングは、日本の作詞家別シングル総売上枚数を表したもの。
1990年代終盤から作詞作曲、そして編曲までをこなすアーティストが増え、Jポップにおける作詞家の活躍舞台は激減している、と言われてきた。ところがご覧あれ、先のランキングのトップ3は、いずれもそうしたアーティストではなく、職業作詞家としての御仁が占めている。これはいったい、どうい

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【エッセイ?日記?随筆?コラム?】あなたのエッセイを本物の「エッセイ」にする方法(2016年11月号特集)

【エッセイ?日記?随筆?コラム?】あなたのエッセイを本物の「エッセイ」にする方法(2016年11月号特集)


エッセイは日記とは違う!他人に読まれるもの エッセイには「私」を書きます。私が思ったこと、私が感じたこと、私が考えたことを書きます。
 しかし、書かれたものは他人が読みます。これが日記との違いです。日記なら、何をどう書いてもいいし、誰にも理解されなくてもいい。自分にだけわかれば、それで用は足ります。

 一方、エッセイはと言うと、誰かに読まれます。ボツ原稿でも審査員は読みます。応募もせず、誰にも

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【難しく考えずにまずはやってみる!】公募ガイドが贈る小説書き方キット(2020年9月号特集)

【難しく考えずにまずはやってみる!】公募ガイドが贈る小説書き方キット(2020年9月号特集)


 「小説なんて書けない」と思っているあなたのために、着想から推敲まで手ほどきする小説キットを作成した。書き込み方式なので、読むだけでなく、どんどん使いこなし、あなたも書ける人になろう!

まずは「無理!」を解きほぐす小説を書くには時間がたくさんかかる。仕事は忙しいし、土日も毎回は使えないし、時間がない。

 そんな人は原稿用紙10枚から始めよう! 10枚なら綿密なプロットは必要ないし、自分がモデ

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【他の公募に応募した作品はNG?】二重投稿について徹底解説

【他の公募に応募した作品はNG?】二重投稿について徹底解説

 ここ数年、「他の公募に応募した作品は不可」といった応募規定が増えてきた。 「二重投稿は不可」については以前からある規定だが、これに加え、「他の公募に……」とまで厳しく制限するようになったのはなぜ?
 この規定が盛り込まれるようになったきっかけと背景について調べてみた。

なぜ「二重投稿」は不可なのか 「二重投稿」とは、同時、または同時期に同じ作品を複数の公募に応募することをいう。なぜこれが禁じら

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