OSEDHアーティファクト紹介①
OSEDHでは普段の構築では滅多に見ないようなカードが案外強かったりするのでそれらをちまちま紹介していこうかと思います。
第一回!
『ジャンドールの鞍袋/Jandor's Saddlebags 』
マナコスト (2)
(3),(T):クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。
フレーバーテキスト
『旅の間、毎日ジャンドールが鞍袋を開けるたび、そこには、羊肉やマルメロの実から、チーズ、ナツメヤシ、ワインまで、ありとあらゆる種類の、おいしく、滋養に富んだ食料が詰まっていた。』
長い旅路が楽しくなりそうな素敵なフレーバーテキストですよね。
ちなみにマルメロはマーマレードの語源だそうですよ。
このカードの元ネタは
千夜一夜物語(アラビアンナイト)にでてくる魔法の袋です。
本題に入りますが
このカードはクリーチャーをアンタップ出来ます(それだけ!)
太古の昔には寝たきりになるサルディアの巨像/Colossus of Sardiaが介護されていました。逆に言うとそれ以外では目立った活躍、運用はあまりなかったように思えます。が、OSEDHでは必須パーツとまでは言いませんが、いろいろなカードとの組み合わせによっていぶし銀の活躍を見せてくれます。
太古より強力なアーティファクトとして知られ、OSEDHでもよく見かける
『氷の干渉器/Icy Manipulator』
マナコスト(4)
(1),(T):アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とし、それをタップする。(通称:アイシー)
アイシーは相手の攻撃を封じたり、マナを縛ったり、冬の宝珠の能力を無効化したりと圧倒的な強さがあります。
ジャンドールの鞍袋はこのアイシーによってタップされてしまったクリーチャーを起こしたり、擬似的な警戒を与えたり(例えばコカトリスとか相性◎)、相手の凄腕の暗殺者/Royal AssassinやTetsuo Umezawaの起動に対応してアンタップして暗殺を回避したり、北の聖騎士のようなクリーチャーを使い回したり(サクり台を用意したルビニアとか最悪)、状況によっては対戦相手のクリーチャーを起こして助け舟を出したりと何かと便利(政治的)な動きが出来ます。
次に
『古き者どもの闘技場/Arena of the Ancients』
マナコスト(3)
伝説のクリーチャーは、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
古き者どもの闘技場が戦場に出たとき、すべての伝説のクリーチャーをタップする。
、古えのMTGには時々そのセットのカード全てを否定するようなカード
(例えばホームランドのApocalypse ChimeやアラビアンナイトのCity in a Bottleなど)がありまして、レジェンドとクロニクルには『古き者どもの古戦場』という、セットにたっぷり入っている伝説クリーチャーをガッツリ否定しちゃうようなアーティファクトがあります。(ぶっちゃけOSEDHで強力です)こちらとジャンドールの鞍袋を置いた状況であれば、こちらだけ統率者をアンタップ出来るというメリットがあり、相手を止めつつこちらは動く!というようなことができます。
『ジャンドールの鞍袋すごい!本当にすごいんだ!!』
と実感できるタイミングがあなたにも来るはずです(たぶん)
運用としては序盤に置いておくとネビニラルの円盤や粉砕の嵐などの的になってしまうだけなので、出来ればマナが潤沢にあり統率者と共に並べられるくらいの中盤〜終盤くらいで敵味方の対象が多いタイミングで置けると良いでしょう。
余談ですが、ジャンドールの蔵袋は3種類のイラストがあります。
アラビアンナイト,3ED,4EDイラスト
これはアップのお馬さんがかっこよく、バッグの端から覗く煌びやかな装飾のワインボトルがその中身を期待させます。後ろのヤシの木も旅情を感じさせて良いですねえ。
5EDイラスト
引きのイラストでお馬さんの全体図が見られます。
みっちり敷き詰めて豪華なランチ!ドヤァ!って感じで大変好きな1枚。
千夜一夜物語でもいろんな人に食事を振る舞っています。
7EDイラスト
どアップになっててほぼバッグしか見えませんw
金に宝石が散りばめられゴージャスな意匠となっております。
よく見るとお馬さんの毛皮が斑なのでひょっとしてAysen Crusader??
なんてw
ジャンドールの鞍袋をデッキに採用する際はお好きな1枚をどうぞ。
今回はジャンドールの鞍袋を中心に3枚のアーティファクトをご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?
デッキ構築、対戦の参考にしていただけたらと思います。
それではまた。あずまや