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己から出たものが己に帰るだけである。

どんなんもの、どんなことに対しても、歓喜の情をもって接すれば、
かならず、相手もまたうれしくなり、ありがたくなるものである。

これに反して、見知らぬ人に対して、ちょっとのことでも嫌忌の情をもって接すれば、かならず、相手もまた自分に対して嫌忌の情を起こさざるを得ないものである。

一升入りへは一升はいり、一合入りへは一合はいるだけである。
歓喜の情のいれものへは、すなわち悲哀が、ちょうどその容器の大きさだけ入り得るだけである。

吉凶、禍福、悲喜、善悪ことごとくは、己から出たものが己に帰るだけのものである。

『生きがいの探求』出口 日出麿


これまでのお示し

逆境に感謝せよ
https://note.com/azumanohikari/n/nd1ec62be0b8d

あせってはいけない、油断してはいけない。
https://note.com/azumanohikari/n/n866aff4612f0
愛の殿堂は相互の努力で
https://note.com/azumanohikari/n/n81219e706a25

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