どうしようかと案ずる時はとにかく進め!!
第一段目より第二段目に登るためには、
一、適当なる指導者
二、適当なる自力
この二つがいる。
ただし、指導者に頼りすぎるというと自力がつかず、また、自力のみに頼らんとせば、いたずらに労多くして効が少ない。けだし、適当な指導者は、被指導者にただ単に教えるにあらずして、うまく呼吸を彼みずから悟るようにと仕向ける人である。
自力を開発蓄積してゆくためには、どうしても、先輩の好適なる指導にまたなければならない。
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どうしようかと案ずる時は
とにかく進め!
やり損なったら……と懸念するときは
一遍やり損なってやろうと
大きく構えてやってみることだ
一遍やりそおねたら
それを回復するまでは大変だ
しかしそれも興味だ有難味だ
ひと通り沈香もたき屁もひってみなければ
真の世の中は分かるものではない
出口日出麿著、『信仰覚書』 第五巻、霊的階段を登るには