マガジンのカバー画像

【人生ノートMagazine】念うところ世界なり

239
人生ノートの中から人生の生き方や日々の生活に沿ったことについてに書いてあることに焦点を当ててまとめてみました。
運営しているクリエイター

#気づき

誰だって、失敗もすれば恥もかく。

反省して悪と知ったならば、二度とその過をくり返さぬことを誓いさえしたらよい。いたく悔い慚じるの結果、かえって心身をそこないなどし、再起の勇気もなくなってしまうなどというのは小人のことである。悪かったということがよく分かったならば、それを再びせぬようにさえしたらよいのであって、それ以外のことは無駄である。 誰だって、失敗もすれば恥もかく。それによって人は悟ってゆくのである。ところが、世には、自分の悪かった場合でも、心の中では悪いことをしたと悔いていながらも、正々堂々と、他人に

心の動き方

その時どきの「自分」というものを、よくよく内省してみるがよい。 ある時は高潔清朗な自分であり、ある時は陰惨下劣な自分である。 人は誰でも努力して、よく高潔清朗なりし時の気持をおぼえていて、陰惨下劣のときの自分を引き上げるようにせねばならぬ。 ○ 威張る者ほどもろく、怒る者ほど小さく、残酷な者ほど弱いのである。そして、頑固なものほどコロリとまいりやすいのである。 だから、これらは皆すこぶる御しやすい。 一番難物なのは、バカか利功か、知っているのか知らないのか、平気なの

自己に負けている人

人生はお互いに思い思われて、なつかしく、ありがたく感じ合うところに本当の幸福がある。 ○ ものの成るかならぬかは、その人の一心になるかならぬかによってきまるものである。 ○ 自分で自分の悪い気持と戦うということは必要である。 こうした難関を一つ突破するごとに、少しずつ、一般的邪悪をも征服する力がついてくるのである。 つねに自己に負けている人は、いつ迄たっても霊的向上をなし得ない人である。 外的にも内的にも、つねに自分に楽な仕事ばかりしている人は緊張をかくから、役に

神のひとり子、出でよ

七むずかしい理屈を知っている人は仰山いる。しかも彼らは、何もなし得ない。せいぜい、書物をあらわしたりするくらいのものだ。 学識という点からいうと、キリストにどれだけの素養があったか。ナポレオン、ジャンヌダークにどれだけの素養があったか。 人間の魂を、直接、うごかすものは何か?それは、人間の、より偉大なる魂である。 理屈はもう結構だ。理屈を超越した偉人が出さえすればよい。目に一丁字なくて結構だ。目にもの見せてくれる真人さえ出れば文句はない。 こんな紛糾した世の中には

失敗を苦にするな

物ごとを何時までもクヨクヨと心に持って考えてばかりいることは、心身の大毒だ。す早く、現在の自分相応に処置してゆけばよいのだ。それを、力もないくせに、いたずらに理想にのみ走って、あれこれと 何時までもひねくり回しているから苦しいのだ。「もし間違ったら」とか「これでは不完全だから」とか思って、ためらうのは悪いくせだ。事にあたったら、す早く、現在の自分の識見相応に、そのことの外郭および中核をつかんで、それに対する処置を考えるべきである。 人間は失敗するから進歩するのであって、要

日常行為と実行の心得

すべて、現在、自分の感じ、考えることは、すなわち、目下の自分の属している霊界を示しているのである。 直霊に省みて、自分ながら、いやらしく、バカバカしく思うようなことを感じ、考える時は、これあきらかに、自分が副守護神になりきっている時であり、晴々として愉快を感じ、考えもこれに伴う時は、これ明らかに、正しき霊と感応している時である。前者の場合には大いに慎み省み、克己忍耐して、努力して神に近づくように心がけ、身をへり下りて、人と争わぬようにせねばならぬ。そしていろいろの雑念を去っ

沁みあう生活

楽しい時も、苦しいときも、それは事柄ではなくして気分です。自分のやってをることが非常に苦しく、難局であっても、自分を助けてくれる人、自分を知って居る人が、周囲に少し居っても生き甲斐があり、幸福感がある。世の逆境から立って立身出世した人の背後には、必ず神仏、両親、師匠等よりの絶えざる愛と信との流入があった。愛信の授受、そこに眞正の和がある。和から来た仕事でなければ本当のものではない、永遠性がない。和は神の心で、宇宙自然の姿であります。 其の和には順序と云うものと、それから犠牲

謙虚な反省

ものごとには熱心であるということが大切です。むしろ、執着といってもよい打ち込み方があって、 始めてものは会得できるものです。しかし、世には熱心さのために、かえって人に嫌われて、相手にされなくなる人もいます。同じ熱心であって、どこで、好悪の色あいが変わるのでしょう。少し静思すれば、これは分かることです。 人は、いつの場合にも、よく反省して、自分に不純なものがないかを見つめておく必要がありましょう。 ○ 人間がなかなか向上しにくい一番の原因は、省みることが少ないからではな

何気ない話

人が来て何げなく話してゆくことの中に、ふだんは気づいていないことがあります。それは、自分と関連のない話のようであっても、何かの意味をもっていることがあります。意味なく人がきて、意味なく話してゆくということは、ほんとうはあり得ないことです。 人が何気なく話していることの中に、天の声がさしはさまれているかも知れません。そのことが、直接、私に関連のないことであっても、私の関係するある人に緊急を要する関連事かもしれません。そんな場合、天の声は私を仲立ちとして、そのある人に伝えられる

自分で自分を研究せよ

一切はかんながらだ。 人を悪く思うのは、自分が悪いからだ。天地をせまく感ずるのは、自己が狭いからだ。 ○ いろいろと気持が変っておもしろい。自分で自分をジッと見つめていると実に面白い。たまらないほど重苦しい気持の時も、そう長くはつづかない。大抵、一昼夜たらずで、また次の気持にうつる。自分が重苦しい時には、何を見ても重苦しい。自分が小さく悲しく口惜しい時には、あたりの一切が小さく悲しく口惜しい。自分の内界だけの世界だということをシミジミと感じる。 気持の悪いときに重要な

呼吸

人間は、こちらに愛情があれば、相手に少々わるいところがあっても、案外、気にならないものです。 その時のコツというか、呼吸というか、そういう経験を、よくとらえておいて、どんな人にもひそかに好意をもってもらいたいと思います。 これが、とりもなおさず地上を天国化するのに大切な要素でありましょう。それで、自分の思うことを主張するのであれば、人のいうところも理解しなければなりません。 これまでのお示し 焦らず、あわてず、おどろかずー安心立命の秘訣ー https://note.com/

人生に成功する人

この世の中は、ずるくたちまわったほうが勝ちだと思っても、そうはゆかないようです。ずるいだけでは、あるところまでは伸びても、その先は伸び悩んで、しだいに後退していくようです。 ところで、正直ものといわれる人が、とんだ近欲をおこして、失敗することもあります。 人生に成功する人は、必ず遠欲に、目標をおいています。 また、正直の上に、何かがつくほどなのは、これにはどこかに、もう一つ、大切な線がしびれているかもしれません。 鳴く声の立ちてうるさきくつわ虫一つ処にいつまでもゐて

過悪をくり返さぬこと

反省して悪と知ったならば、二度とその過をくり返さぬことを誓いさえしたらよい。いたく悔い慚じるの結果、かえって心身をそこないなどし、再起の勇気もなくなってしまうなどというのは小人のことである。悪かったということがよく分かったならば、それを再びせぬようにさえしたらよいのであって、それ以外のことは無駄である。 誰だって、失敗もすれば恥もかく。それによって人は悟ってゆくのである。ところが、世には、自分の悪かった場合でも、心の中では悪いことをしたと悔いていながらも、正々堂々と、他人に

何かに向かって働くのが人生だ

何かに向かって働くのが人生だ ○ 希望と目標なしに、無闇やたらに焦りまわってもダメ。 ○ 空想でない、ごく卑近なところへ目標をおいて、一歩一歩着実に向上してゆけ。 これまでのお示し 万事が有り難く結構 https://note.com/azumanohikari/n/n1fe57f22e828 日の出の歌うたわむ https://note.com/azumanohikari/n/nacc729291f95