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【人生ノートMagazine】念うところ世界なり

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人生ノートの中から人生の生き方や日々の生活に沿ったことについてに書いてあることに焦点を当ててまとめてみました。
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2023年3月の記事一覧

【人生ノート337】人間であった日の記録

人間であった日の記録いろいろ、毎日考えている。この世の中を、人いうものを、いろいろと考えてみる。 特に自分というものを、批判的に反省的に、事ごとに考えてみる。なかなか判らない。他人の一挙一動を、いろいろと、純客観的に立って考えてみる。世事のうつりかわりというものを、つぎつぎと考えてみる。——別に、なんにもわからない。 ただ、無限小から無限大までが、この世の中には、平面的にも立体的にも存在し得るものだ、ということが判ったばかりである。 自分は、今、こうやって、この世に生ま

【人生ノート336】おのおの、その真に持っているだけをさらけ出したらそれでよいのだ。

自己をかざるな 自分に何かひけめのある人は、こちらは何とも思っていないのに、自分でいろいろと案じ過ごして、その行動がなんとなく陰うつとなりやすい。 貧窮な人が富者のまえへ出ると、なんとはなしに相手を疑うような、呪うような、そして、つねに自己に対して侮蔑をあたえているかのように感じやすい。そのために両者のあいだに、いい知れぬミゾができてくるものである。 優者はつねに劣級の者を侮蔑するときまったものではないのであるが、劣級者の常として、優越者に接すると、すぐにこの心配をはじ

【人生ノート335】 わたしは変化が好きです。

笑う人間ほど神に近いどうも、一番最初にフト思い浮かんだことが正確らしい。後から、いろいろと迷って、いろいろと理智の力をかりて訂正してみるが、かえってそのために間違っている場合が多い。 ○ ある一つの世界から他の異なる世界へ行く時には、人間はちょっと面倒と苦痛とを感じるものである。これは、境遇の変化にともなう必然的の手段と苦痛とであって、ぜひもないことである。 人が死ぬる際、少なからぬ煩悶と苦痛とが伴うのもこれがためである。日本に住んでいたものが急に英国へ旅行した場合にも