東都電波塔弐があんまりにも良かったんで久々にnoteする
はじめに
この記事は「東都電波塔1&2」はもとより「デッドプール&ウルヴァリン」の記事公開時点におけるネタバレが含まれています。
自分の言葉で余すことなく書いているのでわからない言葉、表現などなどが多々あると思いますが、ぜひ調べてください。
1.全体の感想
生で見られなくて悔しいの一言につきます。
今年の夏は「デッドプール&ウルヴァリン」と「カクレンジャー第三部」があって、その前に春先にゴーストバスターズの本当の正当続編もやってきて、自分にとってのヒーローイヤー!
心掴まれる作品はまだでてこないと思っていましたが……ありましたねぇ……。
前作も配信でも十分ものすごい迫力だったのに今回どうなるんだろうって気になってたんですが、杞憂も杞憂。斜めの超立体のセットは定点カメラでも迫力たっぷりに楽しめました。
サゲもお笑いっぽく見えて”東京タワー"が折れたのを思い出す、こりゃすごい。そこから先を笑いにして気持ちよく帰れるんだから……はぁああああ生で見れなくて悔しいなぁああああああああああああ!!!
ぜってえ東京に返り咲いてやる。
それも通勤をしなくていい立場で。
環が法泉に切った啖呵で燃えてきた…。
ていうか法泉の発想に近しいものがあったからぶっ壊してくれてありがとう、環さん。
僕、頑張ります。
(Whisper)騰蛇最高。
そんな感じで配信で見た限りではございますが、お伝えしていこうと思います。
2.一番笑ったシーン
道満が式神として召喚されて「かっけえええ!」ってなった後に
「生きてるぅうううううううううう!!!」
「死んだんだよぉおおおおお!!!」って叫び合うところから道満。
そこからずっと死んだことこすられて腹抱えて笑いました。
それがあるから最期のシーンや袖なしとのやりとりが沁みました。
3.一番泣いたシーン
荒川くんが少尉に「家族じゃないのか!」って叫んだシーン、もう涙止まらんかった!!!! その後の少尉の優しい声、その後の名前を噛みしめるように言う少尉……もう最高でした……。
4.一番印象に残ったシーン
2つあります。
1.みんなとの別れの時に普通の環さんが荒川"くん"になるあの1秒にも満たないシーン、一気に涙腺壊れて泣きました。あの一瞬ホントすごい。すごすぎて生で見られないのが心底悔しい。
2.めっちゃ怒った騰蛇が少尉にカウンター浴びて「フンッ(プイッ)」とするところ。前作めっちゃ怖かったのに、本来の騰蛇はこんなかわいいトコあるんだってなってすごくよかった。
5.各キャラクターについて
ここがサビです。
一番好きなキャラクターが決められないので「これが一番」という点を中心に挙げていきます。
荒川環
物語の心柱でしたね。主役じゃなくて心柱。出番が意外と少ないけれど彼女が中心に在ったの良かった。
キッカケがなければなんの力もない一般人。
だけど一般人だとしてもいろんな物語を背負って生きている。
それを改めて感じる人物でした。
だからこそ「この状況で物理的/電子的に戦えない存在」であっても「守られるヒロイン」に収まることなく、ゴール付近までたどり着いて自分にしかできない言葉をぶつけて奪還の決め手に繋いだンだなぁってしみじみ思いました。
ヒーローではないけれど、法泉に対してぶつけた言葉、ああいうことを心の底から言い返せる仕事人になりたいもんです。
騰蛇
あんな仰々しい言葉遣いで「なんという雑な注文!!!」とか「フンッ」とかポップなセリフが飛び出してくるのなに!!!! 最高!!!!! 萌 えキャラ!!!!!!!!!!!
そのうえですんげえカッコいい殺陣を魅せてくれるんだもん。ありがとうございます。
少尉
前作から立場もかわったせいか毒気が抜けてよりセリフと声が美しくなられておりまして、アテクシ非常にときめいてしまいました。そりゃあ騰蛇のあにさんもかわいくなりますわ。
これは私信も含んでますが「フンッ」のところらへんのアップのシーンありがとうございます。仮面ライダーガヴも親子で見ます。
道満
映画やゲーム、いろんなメディアの道満いますけど一番好き道満です。
時代的にジョブズ的なカッコしてるってことはミニマリストしてたのかな?
死を超えた散り際という貴重なものも見られてすごく心に残りました。
いっちゃんカッコよかったです。
袖なし
役名が隠れていた時からどう見ても安倍晴明だったので、真名判明した瞬間、いろいろすごいなと思いました。
年齢不詳、声もわかわかしくて細いのによく通る。声を張ってもがなり声にならない。子供の頃に観た映画の陰陽師の若い頃って言われたらこちらを思い浮かべます。
かわいいくてかっこいい成人男性なんて反則よ!!!!!!!!!!
しっちゃん
勝手なイメージでそのあり方故に基本的に受け身になるしかないと思っていたら環の中の荒川くんに叫ぶのなにげにすげえと思いました。
少尉と騰蛇に絡まれたり、晴明に気づいたりしてカタカタ震えるところ、超好き。
騰蛇にかっちゃんかっちゃんされる時の「そこにいる」感、すごかった!!
遥チャン
鰻のところ含めて雄叫びするところ全部好き!!!
あんぐらい野性味のある娘がほしい!!!
恵美子さん
あの子が歳を経たらこうなるなぁ・・・と納得のやさしいおばあさま。
回想シーンだけかと思ったらデッドプール&ウルヴァリンでブレイドが出てきたぐらい度肝抜かれました。
回想シーンで優しいおばあちゃんだったから……まさかあんなに……ねえ……?
かっこよかったです!!!!
コウねえさん
電脳式神最高!!!!!!!!!!!!!!
ありがとう!!!!!!!
こういうの待ってたんです!!!!
電脳+呪術のわかりやすいシンボル!!
知らんうちに新しい力を得ているのすごくいい!!!
凛々しい見た目で可愛い声して古風な感じ最高と思ったらとある点から滔々と専門的な言葉……エンジニアな喋り方っ! このコ天才!!! 馴染みのある言葉が出てきたのとても耳が嬉しかったです。
ていうかあの手の世界にちょっとでも入ったら急に専門用語を使うのわかる!!!!!!!!
あと「剣よりもこっちのほうが得意です」みたいな宣言した時のすずしげな声……最高の高よ……。
辰巳くん
君がいなければ多分、見る人の入口(共感できる部分)が足りないと思います。
ちゃんとヒーロー映画に毒されていない感性の持ち主がいてくれてよかった。それを過剰な感じで出さないのもよい……。
団三郎/芝右衛門
ちょっとおとなしいシーンで二人が後ろでわちゃわちゃしてるシーン好き!!!!!!!!!
激昂するとこも良かったなぁ……。
その調子で辰巳くんを立派なジョブズにしてください。
余談ですが芝右衛門さんが辰巳くんを惑わす話ほしいです。
桐生の兄サン
前作に引き続き全体的に一番体張っててカッコよかったォ……。
環が心柱なら道を"作る"職人だったのだなぁ……。
しかし前作より部下たくさん亡くなってるのしんどすぎない???
宍倉さん
ラストのダイナミックエントリーの声や立ち居振る舞い、めちゃめちゃカッコよかったです。それ以外に印象がないんじゃなくて、そこまでの積み重ねと気配の消し方、普通は「これ死んでないやつ」って思うところがなかった。これすごいことだともいます!
法泉
なんというか、誰にでもある些細な邪悪なんですね、大なり小なり事件を起こすキッカケ。
残念なことに最期のセリフで吐き出していた思想、僕自身の心のありました。こういう諦観的な思想をなんとかしたいと思っていたので、今回、環と法泉を通して自分の中の変な考えと向き合えたのは大きい。
にしてもとにかくムカつきを引き出してくる演技、めっちゃすごいな……!
鏡
法泉への一方的な愛がものすごくどストレートに伝わりました。これもまた自分の鏡なんすよね…誰にでもあるでしょ…。
生でよく見えなかったんですけど、髪の振り乱し方とか絶対こわいっすよね……なんかすごいゾクっとくる出方のシーンあったんだよな、憑依前の電脳空間で。あれかな、負け戦のところかな。
実際に観劇された方の感想知りたい。
三田村
こういうビジネスライクを強調して、なおかつ出てくる言葉が借り物みたいな感じ。自分の心の何処かにいるのよなぁ……それがいいか悪いかは別として、こういうものを抱えている自分や他人に向き合っていかなきゃならねえなぁ、と思いながら最期を看取りました。
(Whisper)というか上記3人、誰の心にも居るでしょ。
梶本=サン
一人だけエクスペンダブルズの敵なんですわ。
場違いとかじゃなくて「モノホン感」があって…なんだろう、天空とは違ったヤバさ。戦闘狂なんだけど狂ってない感じ。これだけ見れば強烈な違和感あるのに世界観にしっかりと馴染んでいるのすごい…。
間近で戦う姿を見たかった。
天空
配信でも伝わる存在感。物理的じゃないデカさ。
騰蛇との殺陣と言葉のぶつけあいが最高よ!!!
そしてマスクオフ超かっけえよぉ!!! ノーマークだったのになんだよもう!!! デッドプール&ウルヴァリンのあのシーンの逆の良さ!!!!! ひゅーーーーーーーーーーーー!!!
中津川
いやあ……サイバー空間の風水師でしたねぇ……。
発想が風水師そのもの。その上前作の役柄をきっちり消すのはまさにハッカー。
かつての犯罪者がきっちりホワイトハッカーやってんのかっこいいわ……。
仕事は一緒にしたくないです、いい意味で。
清永のあねさん
あの異常な状況な中で石巻さんの次に平常運行なの、上司に必要な要素では???
狸コンビとは違った形のムードメーカーというか潤滑役でとても印象に残りました。情報処理能力とアウトプット力、それを力まずに伝えられる感じ、見習いたい。
飯田ちゃん
ただの中津川のサポートかと思っていたらとんでもない問題抱えてて心しっかり曇りました。
最後に別の道があって、中津川とバディになったとこカッコいいよりもしんみりした。
松本さん
公安チームで一番好きです。現場に近い方が良いのわかる。優しくて力持ちな好青年的存在、いてくれてとても心の清涼剤でした。つかいなかったら誰かしら突っ走って負け戦では…?
誰一人も欠けてもダメだったと感じる重要な存在でした。
石巻
平成のおやっさん像。いいですねぇ……いるときの安心感が全然違う。
今の上司こうあってくれマジでと思いましたが、そもそも石巻さんのような上司にたどり着くには「人の目を見る目がある人に見てもらえるぐらいの実力・働ける能力」が必要なのだともいました。その声や立ち居振る舞いにそういうものを感じさせられる説得力がありました。
敢えて触れますが配信の回でラスト二回ぐらいセリフかんだところ、事件終わって「本当に安心したんだなぁ」という感じに受け取れられて僕はほっこりしました。
しかし鰻の件を考えると中津川をちゃんと釈放しているか怪しいな……。
最後に
この物語で荒川環が法泉に伝えた言葉を噛み締め……幸いにも環さんと似たような立場まで指先が届いたので……自分の中の法泉・鏡・三田村をぶっ飛ばして、此度の荒川さんと石巻さんを胸に秘め、また新しい明日を作っていこうと強く思います。
また、自分は観劇に関しては昔の空中忍者活劇があった頃の日光江戸村やスターツアーズが無印だった頃のディズニーランドのワンマンズ・ドリームぐらいしか繰り返し見たことがありません。
しかし今回は別日の配信があったこともあり、同じ演劇を別日で見る良さを改めて思い出しました。代表・関係者の英断に感謝しかありません。
それも踏まえまして、劇団ガイアクルー御中におかれましては今回の舞台のyoutubeで配信をしてくださり誠にありがとうございました。
まだまだ伝えたいこと、書きたいことは松島の島の数ほどございますが、そろそろお時間となりますので、今日のところはここで書き終わりとさせていただきます。