【デッキ】"撃ったら勝ち"の最新呪文《水晶の祈り / クリスタル•ドゥーム》によって、遂にあの蟹がオリジナル環境へ…
はじめに
《水晶の祈り / クリスタル・ドゥーム》。
とんでもないカードが登場しました。要約すると、"下面を撃ったら勝ち"と書いてあります。
それも、ただ勝つなんて生ぬるいものではなく、"出たら勝ち"と書いてある《引き裂かれし永劫、エムラクール》が好きな数出せるという狂いっぷりです。
しかし、やはり懸念すべきはそのコスト。
単純に11マナを貯めて、かつ《エムラクール》を複数枚手札に持っておくというのは、いくら現代DMとはいえ少し厳しいのではないか、と感じてしまいます。
できる限り手札補充に特化しながら、このバカでか呪文を撃ちたい。そんな欲望を都合よく叶えてくれる蟹なんて
い ま し た 。
そんなわけで早速、今回紹介するデッキがこちらです。
デッキレシピ
デッキ概要
ご存知の方も多いかと思いますが、このデッキは《クランヴィア》の効果で巨大呪文の踏み倒しを狙う、正真正銘のガチャデッキになります。
基本的な動きは以下の通りです。
・2ターン目
《オンセン・ボイラー》か《♪閑かさや とにかくブレイン 蝉ミンミン》を唱える。
《「時空さえも突き抜けろ‼︎」》を山札の一番上に仕込む。
・3ターン目
ビビッドローで《「時空さえも突き抜けろ‼︎」》を唱える。効果でスピードアタッカーを持った《クランヴィア》を出す。
《クランヴィア》効果で《クリスタル・ドゥーム》か《イッツ・ショータイム》が捲れれば攻撃時に唱え、《エムラクール》や《「祝」の頂 ウェディング》を召喚し対戦相手をめちゃくちゃにする。
ただこれだけのデッキです。3ターン目に《エムラクール》を複数体召喚し、泡を吹く相手を見て脳汁ドバドバ、そんなデッキになっております。
では続いて、採用カードそれぞれの解説になります。
採用カード解説
《オンセン・ボイラー》
山札を3枚も確認でき、さらに2ターン目に《「時空さえも突き抜けろ‼︎」》をデッキの一番上に仕込める、このデッキと非常に噛み合いの良いカードです。
山札の固定が1枚で良いため手札事故の被害を抑えることができ、またすでに手札にある《「時空さえも突き抜けろ‼︎」》を仕込むことができるため、クランヴィアデッキに採用される他の初動とは一線を画す強さとなっています。
他のタイプのクランヴィアデッキでは、多色であることがネックとなる場合が少なからずありますが、このデッキであれば迷うことなく採用することができます。
《氷柱と炎弧の決断》
とんでもなく強いです。
まずこのデッキは《クランヴィア》を引かないことには何もできないので、4枚ものカードを引いてこれるというのは非常に助かります。
また、呪文主体のデッキですので勝手にシールド・トリガーになり雑な受け札になってくれます。とにかくとんでもなく強いです。
《「時空さえも突き抜けろ‼︎」》
最速3ターン目に《クランヴィア》にスピードアタッカーを与えて走らせます。
豆知識ですが、この効果で《クランヴィア》を出した後、この呪文は今出した《クランヴィア》の効果で下に入れることができます。覚えておくと、意外と頻繁に使うのでオススメです。
また、後述しますが6マナあれば確定で《クリスタル・ドゥーム》が唱えられます。5マナのタイミングでこのカードを仕込む、ということを頭の片隅に置いておいていただければ、と思います。
《不夜城艦 クランヴィア》
このデッキのキーパーツです。
後述しますが、今まで忘れられがちであった、手札から唱えた呪文を下に入れられる、という能力がついに覚醒しました。下になにも引いていないクランヴィアが急に暴れ出すことがあるので、自分では《クランヴィア》は使わない、という方も是非この機会に覚えておくことをオススメします。
《マジック・A・セミプーロ / ♪閑かさや とにかくブレイン 蝉ミンミン》
《「時空さえも突き抜けろ‼︎」》を2ターン目に山札の上に仕込みます。上面の受け性能が意外と高いのが素晴らしいです。
《イッツ・ショータイム》
《クリスタル・ドゥーム》の5枚目以降です。このカードと《クリスタル・ドゥーム》でゼニス踏み倒し呪文を8枚体制にできるからこそ、このデッキが成立しています。デッキを成立させるという意味で、このカードの存在意義は非常に大きなものとなっています。
実用性ですが、よっぽどのことがない限り《エムラクール》は召喚させてくれるでしょう。コスト∞とかは知りません。
《ティラノ・リンク・ノヴァ》
《クランヴィア》の当たり呪文の9枚目以降です。《インビンシブル・テクノロジー》等大型呪文との選択になりますが、火文明の枚数が少し厳しいためこのカードを採用しました。
3ターン目に《クランヴィア》からこれを撃てばそれはもうアポロなので強いです。
《引き裂かれし永劫、エムラクール》
出たら勝ちと書いてあります。
このデッキは《イッツ・ショータイム》で、1体のゼニスで勝ち切らないといけない場面も多く存在します。そんな中、このカードは他のゼニスと比較しても単体でのパワーが桁違いであったため、今回は4枚採用しています。
《キリモミ・ヤマアラシ》
《「時空さえも突き抜けろ‼︎」》の5枚目以降、また踏み倒しメタを避けるために採用しています。使用する場面は限定的ですが、《「時空さえも突き抜けろ‼︎」》だけでは不安要素が大きいため採用しています。
《「祝」の頂 ウェディング》
《エムラクール》の5枚目以降です。3、4ターン目に出てくるとすればゼニスでもトップクラスの制圧力を持っていると考え採用しましたが、この枠は強力なゼニスであれば好みのものに入れ替えても問題ないかと思います。
《水晶の祈り / クリスタル・ドゥーム》
下面を撃ったら勝ちます。
ただそれだけでなく、《クランヴィア》がバトルゾーンにいる状態で上面の《水晶の祈り》を唱えると、《クランヴィア》の効果でこの呪文が下に入ります。
そうすると、《クランヴィア》の攻撃時に下面の《クリスタル・ドゥーム》が唱えられます。
両面が呪文のツインパクトカードである、ということまでが《クランヴィア》と噛み合ってしまいました。
これを利用して、3マナで《「時空さえも突き抜けろ‼︎」》→3マナで《水晶の祈り》とすることで、6マナで確定で《クリスタル・ドゥーム》が唱えられます。
また、大した呪文を引いていない《クランヴィア》であってもこの動きで勝ててしまうため、むやみに攻撃して除去されないよう心がけると良いかもしれません。
クランヴィアデリートとの比較
《クランヴィア》といえばやはり最初にイメージするのは《オールデリート》になるかと思います。
たしかに実質エクストラウィンである《オールデリート》と比較して、シールドを攻撃する必要のあるこのデッキはすこし脆弱に見えるかもしれません。
しかし、2文明のみで構築できるようになった安定性、また上述した棒立ち《クランヴィア》の活用など、《クリスタル・ドゥーム》型にしかない強みも確実に存在します。
アドバンスとオリジナルで主戦場も異なりますので、どちらが優位ということでなく、どちらも楽しめるデッキになっているのではないかと考えます。
最後に
今回初めて、このようにデッキを解説する記事を作成しました。お世辞にも環境トップで戦える強さを持っているとは思っていませんが、カード間のシナジーなど、お読みいただいた方に一つでも有益な情報が提供できていれば幸いに思います。
今後もこういったガチャデッキに関する記事を作成していきたいと考えていますので、また新しいものを見かけた際は少しでも覗いていただければ幸いです。
それでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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